トランスフォーマー:ビーストウォーズ MP-41マスターピース ダイノボット とビーストウォーズ再考番外
- WAR! WAR! 争いはSTOP IT!
- MP-41 ダイノボット(ビーストウォーズ)
- MP-41 ダイノボット ビーストモード
- MP-41 ダイノボット ロボットモード
- マスターピースの名に相応しい最高傑作とレボリューションだ!
- MPダイノボットはデカいのか?
- ダイノボット再考
- Code of Hero
- 幻のストーリー「Dark Glass/ダークグラス」
- Who's Next
WAR! WAR! 争いはSTOP IT!
これまで何度かビーストウォーズの持つ濃いドラマ性についてやばめの街頭演説にも似たポストを行ってきたのだけど、サイバトロン(マクシマルズ)の事を書いたポストにてそのボリュームの厳つさに記事が長くなりすぎて、こんなもん読ませたら長すぎるページによって引き起こされる過度なスワイプと、それによる摩擦で閲覧していただいているあなたの指をズルッズルにしてしまう…!傷害罪だよ!こんな記事は!と、記事内から内容を全オミットしたキャラクターがおりまして…それがダイノボットなんですよ。
「本国ビーストウォーズの原作内容は暗すぎるから明るくしちゃおうぜ!…アドリブで…っ!(拳で…ッ!)」とひたすら底なしに明るく脚色されたビーストウォーズの日本版は、海外ではインセイン等といったユニークなワードで一部では話題となっているのだが、※そのせわしなさに海外では度々"チック"と評され、TFwikiでは「日本では岩波氏の過度なアドリブによってこんなふうに改変されました」と、エピソードページのJAPAN項目に毎度注釈が入るほど。
そんな国内版でも避けて通れなかった、おそらくビースト史上最もシリアスなロールを担うダイノボット。これ以上書き連ねるとおそらく商品の話をする前にあなたの指をズルらしてしまうので、諸々は後半で。
そんなダイノボットの玩具がマスターピース登場したんだよ!イエェェェーイ!今日はそんなテンション。
MP-41 ダイノボット(ビーストウォーズ)
ダイノボット発表時に話題となったのが「定価30240円」という結構な高額具合。
その後徐々に判明していくサイズ感や仕様面(細かいオプションパーツや専用台座の付属)にてこの衝撃は徐々に薄れていくも、「プレステが買えちゃうオモチャ」のキャッチコピーの横断幕が堂々と僕の脳内に掲げられて、"デラックスクラス10体に匹敵する男"として脳裏に激しく焼き付き、そして極稀にそんな贅沢品に手を出している事に対して自責の念に駆られたり…と、到着まで若干ナーヴァスな、泥の中をうねるうなぎが腹の底にいるような暗澹たる思いに支配されていたのだが。
商品を手にしたことで全ての迷いは去った。デカい、このダイノボット、とにかくデカいのである。MPチータスと比較してこのサイズ感。そして尋常じゃない完成度、おそらく購入者の誰もが認める半端じゃない完成度。あまりディスる場所が見当たらない。
トランスフォーマー マスターピース MP-41 ダイノボット (ビーストウォーズ)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2018/07/28
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
基本的にマスターピースのアイテムは発売後徐々に値段が上がっていく(再販がかかれば別だが)ので、今あなたが迷いに迷って"惑星ダゴバ"ことこのTFブログ界の辺境の地へと流れ着いたのであれば今この瞬間に買うべきだ。
基本的に僕は自分が欲しいものを手に入れて、自分指数の満足度をただひたすらに壁に打ち付けるだけの記事のポストをここで行っているのだけど、これは心から勧めたい、マジで買っておくべきアイテム。文字通りのマスターピースだと感じている。
MP-41 ダイノボット ビーストモード
まずはビーストモード。前述の通りサイズがかなり大きい。どのくらい大きいかというと…
これくらい。この画像でビースト世代の皆さんにはそのサイズ感がびんびんに、サイズ感びんびん物語かと思う。
ビーストウォーズにて玩具化不可能とさえ言われた、もっとも無茶苦茶な変形を遂げるダイノボットを変形玩具にてここまで原作に近づけるとは。口の開閉の他に舌も独立して可動。そうそう、ダイノボットって吠えるときに舌をオモチャの蛇のようにビロビロビロ~と揺らすような描写があってそんな空気感までもが再現可能。
前足の可動はボールジョイントと軸可動によるものでかなり自由度が高い。対して、おそらくこのMPダイノボットの最大のウィークポイントとも呼べる点として注意しなければいけないのは後ろ足の可動。数多の「無理」を押し通してきた代償として後ろ足=腿の付け根の可動が備わっていない。
しかしながら劇中にて表現された躍動感のあるポーズを取らせる事にそこまで支障はないと感じている。あえて言うなら、ラプトルの攻撃スタイルでもある後ろ足の鉤爪を前に投げ出し飛びかかるようなポーズが付けられないのは残念な所。
ビーストモードでは前回のチータス同様目つきの変更が可能となっているのだけど、ダイノボットのビーストモードでは
- 通常
- にらみ
の2種に絞られている。※上の画像は睨み
既に発売されているコンボイやチータスとは違い顔の差し替えはなく、視線変更は頭をパカっと開けてジョイントをクルクルと回すだけ。正直な所チータスの視線ギミックー頭裏から目玉をグリグリと動かすーは行き届きすぎた丁寧さが却って煩わしくなってしまっていたので、個人的にこの簡略化は遊びやすく大満足。
MP-41 ダイノボット ロボットモード
ロボットモードがこちら。ビーストモードの際に見えなかったダイノボットの特徴的なカラーリングのブルーが変形を経て現れるのは正に圧巻。信じられない過程を経て内と外が「ひっくり返る」ように変形する。あの恐竜が"コレ"になるとは…。
胸部の顔はダミーではなくビースト時のガワをしっかりと流用しており、ダミーで代用していたチータスから更なる進化を感じる。可動に関しても基本的に申し分はなく、肩・肘・手首・腿・膝と主要な関節にはしっかりとしたクリックが入っている。
基本的に非の打ち所がないのだけど、個人的にいじっていて1点だけ気になったのは足の付根のクリアランス。太もものパーツと腰の距離がわりとパツパツなので、足をおもいっきり上げてみたり、あるいは深くしゃがみこませるようなポーズをすると、どちらかのパーツに傷がつくこととなるので注意されたし。
多くのTF戦士の弱点であるかかともシッカリと接地し、巨大であるがきちんと立つ。またしても「巨大」というワードを使用してしまったがどれくらいデカいかというと…
これくらい。…でかい。本日2度めのこんなにデカかったっけ?に関しては、またしても後述。
ダイノボットの主要武器となるサイバーシールドとダイノサーベルも劇中の姿をシッカリと再現している。またサイバーシールドは当時品同様に押し込み式のスイッチでクルクルと回転。
既にビーストモードでも使用している台座は今回から付属された専用のもので、こちらによって様々なポーズが再現可能となっている。本体が重いため台座との接続にも間に噛ませるパーツが付属しており、根本がポッキリと折れるような悲劇はシッカリと回避している。
ちなみに、同じタカラトミーがモールにて販売しているジェネレーションズや実写版に使用できる専用台座はポッキーレベルでペキペキに折れまくるので、絶対に買うのはやめよう。先日8個買ったうち折れていなかった最後の1個が折れた。許されぬ、許されぬぞぉ…。
※詳しくはこちらから!↓
トランスフォーマー:スタジオシリーズSS-06 スタースクリーム - くるめろとは違う
表情パーツは通常・笑顔・叫び・ビームの4種が付属。
全ての顔パーツで顎が可動しパクつかせることが可能。
ビームに関しては目がクリア素材となっており、電池を使用することで赤くライトアップ。通常頭部は赤く塗装されているがシッカリと発光する。
ライトは赤の他に長押しで緑色へも変更可能。専用のエフェクトが付属しコレをビーム顔にはめ込むことでダイノボットが多用する目からの光線が再現可能。
「未来は…渡さねぇぜ…!」
有名なワンシーンの再現だが、残念なことにビームエフェクトが非常に長く、ゴールデンディスクへと照射するような遊び方は出来なかった。ちなみにこのゴールデンディスクもエフェクトパーツの一つ。
また、同じビーストのマスターピース、コンボイやチータスには無かった体をかがめる動作が可能となる腰の可動が追加されているおかげでダイノボット特有の前屈みポージングも再現可能。
また、この可動を活かすことで
メタルスラットルに乗れるのだ!これは凄い!MPビーストコンボイ発売時に「ゴリラの上にレジェンズラットルが乗れるのか?」は若干の議論のもとになっていたが、このMPダイノボットが発売されて「メタルスラットルに乗れるのか?」が全くバズって無くて寂しい。
ビーストウォーズメタルス第5話「やめます!」(原語版:Maximal,No More)より。
ダイノボットが一度デストロン(プレダコンズ)の元鞘に収まるも、メガトロンにラットルを殺すように迫られて2度目の反旗を翻す。普段から喧嘩の耐えない二人の友情が確固たるものへと進展した回のエンディングのワンシーン。
これ以外にも確かダイノボットはメタルスラットルの背中にちょいちょい乗っていたように記憶している。
け、ケツが!ケツがわれるぅう!
サイズ比も完璧じゃないだろうか?
マスターピースの名に相応しい最高傑作とレボリューションだ!
ビースト放送当時のダイノボットと。当時品のダイノボットはお世辞にも似ているとは言えない代物で(それでも当時品には当時品の良さがたくさんある)20年の時を経てここまでの"進化"を遂げた事に、シンプルに感激する。
ダイノボット「お前誰だよ!!」
ビーストウォーズ第17話「ダイノボットが2人に?」(原語版:Double Dinobot)より。
ダイノボットのクローンが生み出されサイバトロンが混乱に巻き込まれる中、鉢合わせた2人のダイノボット。基本的に国内のアドリブに否定的なのだけど、このストーリーに登場する江戸弁のクローンダイノボットは正直好きだ。
ダイノボット「全然似てねぇな!おい!」
実際のストーリーではクローンは変形機能を持たず、鉢合わせた本物のダイノボットが変形をして「勝負だ」と迫る中でその事実を告げると、本物のダイノボットはわざわざビーストに戻って勝負をするという律儀さを見せる。
以前のブログにて触れた「コンボイとの決闘前にトランスフォームのコードを律儀にマクシマイズに書き換えている」という点も含めて、普段は粗野なダイノボットだが、こと戦いにおいては非常に律儀で戦士としてのプライドとフェアさ(ダーティーなバトルスタイルとはまた別)を持っているのがよく分かるストーリーとなっている。
※オリジナルではサイバトロン=マクシマルズとデストロン=プレダコンズのトランスフォームのアクティベートコードはマクシマイズとテラライズと双方差別化されており、オプティマスにマクシマルズの入団と自身がリーダーになる事を賭けて戦いを挑んだダイノボットは、律儀にも戦いの前にアクティベートコードをテラライズからマキシマイズへと書き換えていた。ダイノボットはそういう男なのだ。
前述の通り、当時品は非常に味があるルックスで玩具としての完成度も非常に高く、放送当時から僕のお気に入りのオモチャの一つだった。当時の技術や価格帯、オモチャに求められる物を鑑みれば、このダイノボットも「一つの正解」なのだけど、しかし、今回のマスターピース版ダイノボットは正解とかそういう次元を超越した、"ダイノボットそのもの"だ。
よく、画面から抜け出たような~といった例えが為されるが、個人的にはこっちのほうが完成に近いんじゃないの?くらい言っちゃったりしてね。
とにかく、20年の玩具の進化と原作の姿の再現をしっかりと感じることが出来る超名作で、まだ残り4ヶ月を残す中で自分の中では既に「2018ベストTF賞」をどうみても受賞です、本当にありがとうございました。
トランスフォーマー マスターピース MP-41 ダイノボット (ビーストウォーズ)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2018/07/28
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
冒頭にて買ったほうがいいよとマジなトーンで勧めたが、ここまで読んでまだ躊躇されている方、本当に買ったほうがいいと思う。
MPダイノボットはデカいのか?
ダイノボットの発表日や発売日にTF界隈にて「ダイノボットってこんなにデカかったっけ?」と話題になるほど巨大。そんな訳でせっかくなのでこれまでのビーストウォーズマスターピースアイテムやレジェンズアイテムと一緒に並べてみた。
デカい。
実際の所キャラクターバイオでは
と、コンボイとダイノボットのロボットモード時の差は僅か10cmとなっており、他のキャラでは
- ラットルー1.8m
- チータスー2.3m
と、こうしてみるとレジェンズラットルからMPチータス~コンボイまでのスケール感(=50cm感覚での階段状態)はある程度設定準拠とみて良さそうだが、確かにコンボイとダイノボットの10cm差は、玩具上では色々と無理がある形になっている。
ただ映像上において上記のキャラバイオが正常に仕事をしているかというとそれは別の話で、
遠近感があるとは言え、腰を低くするダイノボットとコンボイのサイズ感はむしろ玩具の比じゃないほどにサイズに差があるようにも見える。
つまり、大前提としてビーストウォーズでは実際のサイズ感よりも画面上の見栄えを優先した構図のイカサマ(否定的な意味ではなく)が頻繁に行われていたようにも見受けられ、そもそも公式のサイズ感にわりとバラツキがあるようにも見える。
ちょっと雑いオープニングの集合のアレ。
ダイノボット=大柄というイメージがあったので個人的に今回の玩具に関してはあまり違和感を感じないのだけど、そもそもキャラバイオと番組でのサイズ感にも明らかな差異があるので、その辺はわりとざっくりしていたのかも知れない。
ダイノボット再考
さて冒頭でも触れたように、これまで何度か国内ビーストにおける様々な改変をまとめたりしてポストを行ってきた。そんなビースト再考にてあまりにも長くなりすぎてしまった為に全オミットしたのが前述の通りダイノボットなのだ。
ではダイノボットは国内ビーストにおいてキツめのアドリブ改変の洗礼を受けたのか?というと、確かにオリジナルよりもコメディータッチに脚色はされているが彼のパーソナリティ、自身の勝利と名誉の為に生きる戦士としての姿は意外にも忠実に描かれていたりする。
※しかしながら、前述の"アクティベートコード「マクシマイズ」への変更"などの細かい改変は多々含む
なので今回は国内版の話少々と、オリジナル版のビーストウォーズにて囁かれるダイノボットの謎にスポットを当ててビーストウォーズの魅力を再考なんです。
Code of Hero
国内アドリブによる喜劇化でも避けられなかったダイノボットの悲劇的、あるいは英雄的な死。ゴールデンディスクを手に入れたメガトロンによる未来の改変の一端を担ってしまい、地球の未来を守るために孤軍奮闘し戦死したダイノボット。
ラットル
「Like I said, you're just a blasted, slag-spouting saurian,
but... it's nice to know where you stand.」
お前はとんでもない恐竜野郎だったが、でも…"お前が立っている場所"かどこなのか(マクシマルズサイド)分かって良かったぜ
「Upwind of you, for preference, vermin.」
お前の風下は ゴメンだがな… ドブネズミ…。
国内では「俺たち、いいでこぼこコンビだったよな?」というダイノボットの問いかけへと変更されているが、日頃皮肉と悪口の応酬をおこなっているこの2人の事を考えると、オリジナル版の最後まで皮肉で友情を確かめ合う姿のほうが、より心に響くものがある。
そんなダイノボットの最後のセリフはハムレットの有名な一説によって閉められる。
Tell my tale to those who ask. Tell it truly, the ill deeds along with the good, and let me be judged accordingly. The rest... is silence.
尋ねる者たちに俺の話を伝えてくれ…。偽り無く、その悪行も、善に与したことも。そして、相応しい審判が下されることを。あとは…沈黙のみ…
こうしてそのスパークは最も名誉とされる戦士のリサイクリングへと向かう。このセリフ、国内では締めの言葉が「あばよ」へと書き換えられている。
実はダイノボットは終焉へと向かう遥か以前から度々ハムレットの一説を用いており、初出はメタルス以前のビーストウォーズ15話におけるチータスとのやり取りに始まる。
ダイノボットの思考に揺れが生じ、死へと加速していくメタルス2話ではかの有名な
To be or not to be,that is the question.
生きるべきか死ぬべきか…それが問題だ。
を引用している。ハムレットのセリフの引用と共に急速に回転し加速していくダイノボットの運命に対して、安易に最後の言葉をいじってしまうのもなんだかアレだが、しかしながらこれまでアドリブによって喜劇化している世界観にシェイクスピア四大悲劇とされる「ハムレット」の引用は、もはや機能をする余地は無い。
こういった幼少期に見たアニメ等における「クラシックス・名作・マスターピース」(例えばハムレットのような)との邂逅には、後々になって重みを増す良さがあると思っているのだが。残念ながらそういった"深み"は国内ビーストにおいては尽く削ぎ落とされていってしまっている。
パーソナリティこそ大きな改変を受けていないダイノボットだが、彼のキャラクターを体現するギミックは残念ながら100%機能をしていないと感じている。
幻のストーリー「Dark Glass/ダークグラス」
わりと有名なエピソードとして、
- ビーストウォーズにはあまりにも暗すぎるため制作が取りやめになったストーリーが存在する
という噂がある。実際に脚本の内容も公開されており、その内容は
ダイノボットの死後に、沈没したサイバトロン(マクシマルズ)の船「アクサロン」からダイノボットの記憶が保存されたディスクが発見される。
ダイノボットが自身のバックアップを取っていた事を知らなかったマクシマルズの面々は驚き、ラットルはすぐさまメガトロンによって生み出されたメタルスダイノボットへとデータをインストールし、ダイノボットの復活をさせようと提案する。
しかしながら、失敗しマクシマルズの重要なデータを含む「ダイノボットの記憶」を敵のメタルスダイノボットに奪われてしまう危険性を危惧し賛同しないマクスマルズのメンバー。
結果としてラットルは独断でダイノボットのディスクを持ち出し、メタルスダイノボットとの戦いの末罠にはめ、本当のダイノボットの記憶を強制的にメタルスダイノボットへとインストールさせる。
インストールは失敗したかに見えたが徐々に断片的に記憶を取り戻していくダイノボット。バックアップ以降の"未来"を知らない彼は困惑しながらもマクシマルズへと迎え入れられる。
しかしながら、ラットル以外のメンバーは彼の復活に懐疑的であり、オプティマスはそんなダイノボットとラットルの信用を回復するために2人にミッションを与える。
ラットルの喜びをよそに徐々に旧ダイノボットとメタルスダイノボットの人格が分裂を始め、遂にはシャットダウンし動かなくなる。そこへランページが登場、ラットルは動かなくなってしまったダイノボットを守りながらこれに応戦する。
そんな中で、ダイノボットとメタルスダイノボットは自身の精神世界の中で戦いを繰り広げていた。そして傷つきあった両人格は遂に一つに融合をする。
動かないダイノボットを守りながらの戦いに窮地に陥り、ダイノボットにすがるラットル。再起動したダイノボットが攻撃の対象にしたのはランページではなく、ラットルだった…。そこへ救援に駆けつけたマクシマルズの登場によって戦いはひとまず終わりを見せる。
メガトロンに尋問を受けるも沈黙を守るメタルスダイノボット、彼はただダイノボットのバックアップからマクシマルズの重要な機密データは消去されていた、と答えるだけだった。
重症を負ったラットルはCRチャンバーを後にし、夕暮れの海岸に立っていた。ダイノボットの記憶が眠っていたディスクを海へと投げ込む。星を見上げるラットルを夕闇が包んでいく。
こちらが、あまりにも救いようのない内容にストップがかかったとされる幻のエピソードのアウトラインだ。
しかしながらこのエピソードにおける様々な憶測、「暗すぎるからダメになったわけではなく、このストーリーの完成度自体に問題があった」や、「そもそもシーズン2(国内無印ビースト後半)のエピソードだった」や「いや、実際はこのエピソードはダイノボットの死の直後のトランスミューテ―トのストーリーへと変化した」等、様々な憶測が飛び交っており、原作者サイドの言及も発言の時期によってその内容は変化しておりその全容は未だ不明。
しかしながら、この原案があったからこそランページの死によってランページの呪縛から開放されたメタルスダイノボットが"徐々に在りし日のダイノボットへと戻っていく"というギミックが成立するのではないだろうか、とファンの間では未だに語り草となっている。
Who's Next
相変わらずバカ長くなってしまった。そんな訳で、マスターピースダイノボットはもはや、神々のアーティファクトです。買いましょう。
遂にビーストウォーズのマクシマルズ・サイドの初期メンが揃い(ライノックスだけが若干ふわっとしているが)、戦いの舞台はプレダコンズへとインシグニアチェンジ!つい最近予約が解禁されたビーストメガトロンの通常価格はなんと
- ¥37,800!
ちょっとしたノートパソコンが買えちゃうよねッ!
しかしながら、今回のダイノボットよりも更にデカく、更にボリューミーで、しかも新たなギミックとしてアーマーの着脱や音声ギミックが搭載され、今回のダイノボットを鑑みれば素晴らしいことは間違いないんじゃないでしょうか。めちゃくちゃ過度な期待をしてます!
トランスフォーマー マスターピース MP-43 メガトロン (ビーストウォーズ)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2019/01/26
- メディア: おもちゃ&ホビー
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度々言っているのだけど、マスターピースのアイテムって予約~発売後徐々に値上がりしていくのが常で、基本的に一番安いのは今でしょ!そう、今更「今でしょ!」とか言っちゃうくらいナウなので、迷われてる方はダイノボットも含めくっそおすすめしときます。ナウでしょ!
トランスフォーマー マスターピース MP-41 ダイノボット (ビーストウォーズ)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2018/07/28
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トランスフォーマー マスターピース MP32 コンボイ (ビーストウォーズ)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2016/10/29
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トランスフォーマー マスターピース MP34 チータス (ビーストウォーズ)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2017/02/25
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