くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー:KINGDOM War for Cybertron エアレイザー(a.k.a エアラザー)

トランスフォーマー『KINGDOM War for Cybertron』より

 

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ESTETIKA

前回のポストより1ヶ月と、このブログにしては頑張ってるね!

昨今と言えば、届いたX-MENコラボのアルティメットXスパンスが想像以上に出かかくてビビったり、ビーストの当時品復刻が決まり割とマジで嬉しかったり、といった程度で別段変わりのない日々を送っている。

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実写TFのトイから離れて随分経っていたことも有り、これがジェットファイヤ爺さんのリデコだと言うことに全く気づいていなかったのだが、糞デカい!

なにより個人的に驚いているのはTwitterへの浮上率が異様に上がっていることで、これまでは「前回ツイートが半年前」とかザラだったというのに昨今と来たら10日に1回、あるいは2~3日に1回レベルで呟いているのである。※別に全然多くはない。

この衝動は完全にキングダムによるビースト再来のおかげ。

 

KINGDOM:Wave2 デラックスクラス エアレイザー(a.k.a. エアラザー)

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拝啓、おいおいこんなに毎回毎回「これは傑作です!」「決定版!」「名作!」とか書いてたら、まるで俺が出されたもん何でも褒める馬鹿に見えちまうじゃねーか!!と、キレるレベルで傑作を乱発する、昨今のハズブロ様。

前回のキングダム版ダイノボットがちょっと引くレベルでどうみてもダイノボットでしかない傑作だったりと、そのクオリティの高さは、傑作を上げれば枚挙に暇がない事でおなじみのWar for CybertronのKINGDOMシリーズ。

トランスフォーマー キングダムシリーズ KD-08 ダイノボット

トランスフォーマー キングダムシリーズ KD-08 ダイノボット

  • 発売日: 2021/06/26
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

そんなキングダムシリーズWave2のエアレイザーは、今回も相変わらずな傑作なわけで…。また私はブログに「傑作!」「似てる!」「決定版!」と、ブヒりながら書かなきゃいけないわけです。馬鹿だと思われるじゃないですか…。

そんな訳で、相変わらず糞長くなることを見越した上で先に結論をお伝えすると、このエアレイザー、またしても傑作。これまで正統リメイクの存在しなかったエアレイザーの決定版、原作劇中の姿をしっかりと再現した名作となっている。

※く、悔しい…ブルブルブル

 

ゴールデンディスクが予見する未来の可能性2.1

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そんな傑作(悔しい…ブルブr)エアレイザーの前に一旦クールダウン。前回に続き「Wave2ではゴールデンディスクカードの示唆する未来が変わっているよ」という事で。今回付属となったオプティマスプライムのWave2未来をサイバトロニアン文字を翻訳してみたところ

LEADS CYBERTRON TO A NEW I GOLDEN AGE

サイバトロンを新たな黄金期へと導く

※NEW ”I” GOLDEN AGEの「I」が何を指すのかは不明

 となっていた。

これはWFCアニメシリーズの「SIEGE」のメガトロンとの戦いにおいて、オプティマスが惑星サイバトロンのオールスパークを投棄している現状に対する「予見される未来」かと思われる。

 

エアレイザー:ロボットモード

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※背面羽に変形ミス(たたみ忘れ)有り。以降は直っているので大目に見てくれよなッ!

ご覧の通り、シンプルにめちゃくちゃ再現度が高いのがお分かり頂けるかと思う。特筆すべきはダイノボットに続き顔面で、ガッチャマンのバイザーのようなツバ、目の辺りの造形、フェイスラインの突起と完全にエアレイザーそのものとなっている。

そもそも論として、エアレイザー自体が当時品以降はTFCCやBotcon等の特殊リメイクのみとなっており、我々がこれまでに玩具として手に取れる正統なエアレイザーは当時品のみ。

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ハイヤー!」

「ハ、ハイヤ?…どちら様ですか…?」

僕自身、何度も見直しているビーストだが、今回のキングダム版が「正しい」のか、そもそも記憶が曖昧で見返してみたところ、玩具的なディフォルメ(特に羽や胸の鳥顔あたり)はもちろんあるのだが、その他の形状も含めかなりの再現度であった。

 

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当時品には謎の鉤爪が武器として付属していたが、今回は彼女の象徴的な武器であるリストミサイルがしっかりと付属。こちらは5mmピンでの着脱が可能となっている。

 

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可動域だが少し癖のある内容となっているが非常に潤沢。腕・足の付け根ともに軸可動、足の軸可動は前垂れに干渉するが、前垂れ自体に可動が設けられており、非常にきめ細やかな作りに。

膝も180度とは行かないがほぼ近い形に屈伸が可能。腕と足に変形に伴う可動が付いているがロボットモードではその恩恵はあまりない形になっている。

 

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今回のエアレイザーにおいて、個人的に唯一であり最大の欠点とも感じている部分が足首。これまでのWFC/キングダムシリーズには足首への水平軸での可動が標準装備となっていたが、今回のエアレイザーは構造上の問題なのか、何故かボールジョイントとなっており、これが思った以上に可動域が低く、これまでWFC準拠の足をイジってきて慣れている身からすると扱いづらさを感じるのだ。

これまで足首がボールジョイントで処理されていたのはラットトラップやヴァータブレイク等のコアクラス止まりであり、その他の出来が非常に素晴らしい本品において、このボールジョイントはとても残念でもある。

 

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エアラザーと言えばマクシマルズの数少ない航空戦力であり、劇中、特に屋外では基本飛んでいることが多いキャラクター。トイデザインもその辺りをしっかりと踏襲しており飛行時のポーズ再現の際に違和感が出ないように見上げるような可動もしっかりと可能になっている。

 

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胸部にはビーストのハヤブサ頭部をそのまま格納しており、構造自体は当時品と同様。後述となるが変形の構造も当時品に近く、それをブラッシュアップした形でここまで劇中デザインへと落とし込んでいるのは見事としか言いようがない。

 

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当時品との比較は先の通りだが、前述の通りロボットモードは精巧とは言え当時品を現代の水準でリファインしたような形になっており、個人的に進化を感じたのは後述のビーストモードだ。

 

エアレイザー:ビーストモード

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キングダムのビースト勢はロボットモードの出来は当然として、なによりビーストがやばいというのはあなたもご存知のとおりかと思う。今回のエアレイザーも劇中の比較的無茶な部類のロマン変形を見事に玩具に落とし込んでおり、特に当時品では処理しきれなかった足の処理はかなり健闘している部類かと思う。

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また足以外にも、羽の折りたたみには大量のパーツとヒンジが当て込まれており、腕時計のメタルベルトかな?というくらいにグリングリンと曲がっていく。これにより、生物的なカーブを見事に再現し、ロボット時にはこの巨大な翼をコンパクトに纏め、劇中のデザインと玩具的なディフォルメの丁度いいラインへと落とし込みを行っている。

ビースト時の頭部は上下のスイングと回転が可能となっており、猛禽独特のエグい首の可動も可能に。また、非常に細かいパーツだがくちばしの開閉も可能。

 

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…鳥じゃん!完全に鳥じゃん!

当時品のエアレイザーがかなり厳しい仕上がりだったのに対して、羽を広げてディスプレイスタンドにくくりつけてみると完全に鳥で、不思議な感動を覚える。これ、ちゃんと鳥じゃん。

 

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しかしながら前述の通り、基本的な構造は当時とほぼほぼ変わっておらず、25年近くの歳月を経た正統進化にシンプルに驚く。右、完全に鳥じゃん。

 

天空神ホルス

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どうもこんにちは、ホルスです。オシリスとイシスの息子でエジプト神話における天空神です。顔面が鳥です。

 

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おっすおっす。

 

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ピィエ~~~ッピェッピェッピェ!キキキキー!

 

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キエェ~~~~~!ッピッピッピピェエピェエエェ!

 

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…公式だからな?(公式です)

 

ホームドラマとして見るビーストウォーズ

ここまで触れては来なかったのだけど、エアレイザーと言えばビーストの中で最もエゲツないキャラ改変を受けたキャラクターと言って差し支えないかと思う。

女性キャラであるエアレイザーが国内では男性キャラの「エアラザー」になった話を今更するのもアレなので、細かい話は過去にポストした下記をご参照いただければと思う。

cruelmelody.hatenablog.com

 

ここで個人的に気になっているのはこれまで

とキングダムのトイラインの名称を海外版のオリジナルネームへと統一し始めた公式がエアレイザーだけは「エアラザー」で通している点であって、マジで間違ってるのか、それとも国内ではエアレイザーは「エアラザー」という男性TFで乗り切る為の意図的なものなのか。恐らくは前者だが、これまでの"ビーストなら、なにやってもいいだろう"といった「公式鬼いじり」を考えるとさもありなんでもあり、恐ろしい。

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NETFLIXアニメのキングダムにおいて、これまでのビーストのストーリーがどこまで掘り下げられるのか、あるいは新たな境地へと踏み込んでいくかは不明だが、とは言え30分6話前後の中でのビースト戦士大量投入を考えると、各キャラクターの繊細な描写はあまり期待できないかと思う。

 

先程の過去記事にも書いたのだが、国内で鬼改変された「改変デブリ」によってキャラのパーソナリティーにかなりの靄がかかってしまっているのが国内ビーストウォーズである。

エアレイザーの性別変更云々もそうなのだが、それ以上にパーソナリティーが醜くディフォルメされた結果、"国内ビーストのみ"では感じ取れないドラマ性がオリジナルのビーストウォーズにはあると感じている。f:id:cruelmelody:20210321154341j:plain

例えばエアレイザーは自身の誕生に身を挺して立ち会ったライノックスとは叔父と姪のような関係性・ドラマ性があり、チップを共有したチータスの間には姉弟のような感覚が生まれていたりする。

他のキャラも然りでキャラクター同士が家族のような繋がりを見せるシーンも少なくなく、特に以降のメタルス、リターンズ…をチータスを起点とした彼の成長譚として見ると、ビーストは驚くほどにホームドラマであったりするのだ。

 

「面白くなったらジャスティス」論法=アドリブばかりが取りざたされるが、個人的にそれ以前の問題として。国内ビーストはアドリブ以上にオリジナルキャラの個性=パーソナリティを殺しまくっている事が大問題だと感じている。それによってビーストのいくつかの魅力の中の一部がポッカリと欠落してしまっているのだから。

トランスフォーマー TFジェネレーションズ TG-31 ライノックス

トランスフォーマー TFジェネレーションズ TG-31 ライノックス

  • 発売日: 2014/02/22
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

残すはタイガトロンとライノックス

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BW1期のメンバーとしては残すところライノックスととタイガトロンのみとなったマクシマル勢。当初はビースト戦士「何体」がリメイクされるか?に気を揉んでいたが、凄まじい勢いでここまで揃い踏みしているので、残す両名も近いうちに確実に発表になるはず。たぶん。

※あれ、タイガトロンてリーク出ていたっけ?

 

キワモノが…来ている…ッ!

以上、War for Cybertronトリロジーの最終章「キングダム」Wave2より、デラックスクラスのエアレイザーはあいも変わらず傑作だぜ、というポストでござい。

さてこれまでも「他のトイラインはサボりまくるが、ビーストだけは全部書く!」と高らかに宣言したものの…

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先生、フォッシライザーはビーストに入りますか!

相変わらずヤバいホネホネを書くか、あるいは次のビーストにて!期待せず待っててくれたまえよ!

 

おわり

 

トランスフォーマー キングダムシリーズ KD-09 エアラザー

トランスフォーマー キングダムシリーズ KD-09 エアラザー

  • 発売日: 2021/06/26
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
トランスフォーマー キングダムシリーズ KD-12 ロディマスプライム

トランスフォーマー キングダムシリーズ KD-12 ロディマスプライム

  • 発売日: 2021/08/01
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

  

 

 

トランスフォーマー:KINGDOM War for Cybertron ダイノボット

トランスフォーマー『KINGDOM War for Cybertron』より

 

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Gimmie Gimmie Gimmie

怒涛の年末年始から早一ヶ月。昨今といえばマンダロリアンのシーズン2もニュートリノの速度で見終わり、心より待ち望んでいた我が庵野のシン・エヴァンゲリオンもコロナの影響で再延期、そんな訳で死ぬほど退屈な日々を過ごしていた。

こういう状況と来たら合法ドラックであるところの消費活動しかないぜ!と引っ張り上がり、気づいたら車を見ていた。そう、数百万するあの車だ。これまで車に変身する玩具は散々ぱら買ってきたのだが、こと実車となると死ぬほど疎い私にとって、これほどにイカれた金額の消費ときたら、その効き目は尋常じゃなく、簡易見積りを取るたびにガンギマりまくりで即効性のある刺激を受けまくれるのだ。

せっかくだからトランスフォーマーに出ている車を買っちまおうか!とシボレーのサイトを見たときにはあまりの金額にオーバードーズするかと思った。何アレ、外車ってくっそ高いんですね。

さて全くもって関係ない話が続いたが気づけば2月。早くもWFC最終章キングダムのWave2アイテムが到着したのだが、今回のヴォイジャークラス・ダイノボットはそんな退廃的な刺激で時間を浪費する私を強烈なインパクトを持って現実世界に引き戻すパワフルな内容だったんです。どうも皆様お久しぶりです、ディス・イズ・クルールメロディーです。

 

KINGDOM:Wave2 ヴォイジャークラス ダイノボット

サイクロナスに続く完全新規ボイジャークラスの2体目となるダイノボット。毎度ながら話は長くなるので、先に結論を言うと今回のダイノボット、MP版の圧倒的完成度に対する廉価版としての完璧なアンサーであり、取り回しの悪さがネックとなるMPを丁度よい扱いやすさへと見事にダウングレードした、傑作揃い(ごく一部を除き)のキングダムビースト勢の勢いを更に加速させる傑作であった。

しかしながらその内容には凄まじいほどの緩急が付いており、めちゃくちゃにタイトでストイックに研ぎ澄まされた点と、逆に驚くほどに置きに行っている緩い点の明暗が激しい。そんな内容であった。

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パッケージアートはこれまで同様、箱の前面にビースト、こちらもこれまで同様にこれまでのビジュアルとはハッキリと差別化された"よりリアルなビースト"、箱側面にはロボットのイラストの配置。

 

タカラトミー トランスフォーマー キングダムシリーズ KD-08 ダイノボット
 

 

ゴールデンディスクカードが予見する未来の可能性 Ver.2

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キングダムよりデラックスクラス以上のアイテムに付属するゴールデンディスクカード。こちらはランダム封入となっているが、今回僕のものにはアイテムとリンクしたダイノボットのカードが入っていた。

パッと見ではWave1と同じカードに見えるが、めくった先の予見される未来はこれまでのものとは違っているというなかなか凝った内容に。

 

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こちらがWave1の際のダイノボットカード。レダコンとマキシマルのインシグニアが入り混じったインサイドから、今回のものはマキシマルのインシグニアへとチェンジしている。

また、これも以前のブログで触れたのだが、今回のカードに記された意味深なサイバトロニアン文字を翻訳した結果、

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BECOMES A MASIMAL

マシマルになる。

 …ま、まさかとは思うのだが、恐らくは誤字である。

Wave1のブラックアラクニアのカードにて、

BECOMES A MAXIMAL

マクシマル(国内:サイバトロン)になる。

 という内容が記載されていたので、恐らくは今回もダイノボットがプレダコンからマクシマルズへと鞍替えした事実を記載しているのかとは思うが、まさかの誤字である。たぶんだけど。校正確認どうなってんの。

そんな訳で、今回はダイノボットの1体購入となっているが、Wave1同様と考えればこのダイノボットのカード以外に3枚カードが存在し、「更に暗示される未来」もまた、新たに追加されているということになる。

 

Wave1のカード詳細をまとめたブログはこちらから。

cruelmelody.hatenablog.com

 

ダイノボット:ロボットモード

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本体の話に行き着くまでに随分話が長くなってしまったが、見ていただければ分かる通り、今回のダイノボットは4000~5000円という比較的安価(今アマゾンで確認したら3460円まで下がっていた)で手にする事ができる廉価版、且つハイクオリティーな、がっつりと遊べるダイノボットの決定版であることは間違いなく、またしてもWFCシリーズ、あるいは「キングダム」が神がかったシリーズだということが証明されてしまった。20年代風に言うならば、キングダムしか勝たん。である。

 

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特筆すべきは顔面の100%ダイノボットでしかないダイノボット具合。完全にダイノボット。めちゃくちゃ悪い目つきや、でかい鼻、TFあるあるのロボットのくせになかなかキツめなほうれい線、しゃくりあがる顎…と全てが100%ダイノボット。もうこの顔面が付いている時点で100点満点で言うところの85点はぶんどっていくような、狂おしいほどのダイノボット顔。

 

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また、ダイノボットの象徴的な武器であるサイバーシールドとダイノサーベルも完全再現。

ダイノサーベルは当時品ではレイピアのように突くことしか出来ないような、手のひらから生えた持ち方しか出来なかったが、当然ながら劇中のように握らせることが可能。また、ダイノボットに関してはビーストの足が腕へと変形する機構のおかげで、オプティマスプライマルに続き手の開閉が可能になっている。

 

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もちろん当時品/劇中再現のようにサイバーシールドへとサーベルをマウントすることも可能。サイバーシールドには当然ながら回転ギミックはないが、サイズ感はかなりスマートになっており取り回しの良さがある。

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可動に関してはまずまずの内容。変形の都合から肩には水平軸の軸可動が付いており、腕には付け根と手首にロールとかなり潤沢。一通りのポージングは可能となっている。それと比べて足は若干貧弱でロールは足の付根(相当硬い)のみ、膝の可動は90度までが限界だが膝立ちは可能。足首にはWFC標準の横軸可動が付いている。

※上腿のパーツ下に"物凄くロールしそうな分割線"があるがここは残念ながら回りません。R.I.P. 

膝辺りにもう1ロール可動があればおしっこ漏れちゃうくらいバリバリに動きそうなのだが、しかしながら各関節の保持力もしっかりしており、また、比較的ウィークポイントとなりやすい足の接地性もヒールがしっかりと付いている為に安定感はしっかりとある。

 

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変形に関してもかなり面白い内容となっており、

・当時品のビースト頭部をそのまま胸にマウントするスタイル

・MP版のダミーで劇中のイメージを最大限に再現するスタイル

のどちらも取り入れたハイブリッドスタイルに。

つまり、実際のビースト頭部はそのまま胸にマウントしつつ、ダミーパーツを這わせることでルックは劇中イメージを再現という、挑戦的な内容へ。しかしながら、これはとても上手く機能しており、ロボット時の胸部のルックは原作再現度・ボリュームともにかなり高いレベルで再現されている。

 

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今回のダイノボットをいじっていて製作者完全に分かってるな!おい!と非常に興奮したのは、首の可動。

画像のようにダイノボットはその巨体から前かがみになるようなスタイルを取ることが多く、今回のダイノボットはそんな前傾姿勢に対応するよう、見上げる事が出来るような可動のクリアランスが取られているのだ。

全体的に完成度の高いダイノボットだが、この細やかな仕様がダイノボットにそっくりなおもちゃを本物のダイノボットたらしめている。これは本当にに素晴らしい点。

そんな訳でこれまでのオプティマスやメガトロン達と比べても最も首~顔にニュアンスが付けられる存在となっている。

 

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「未来は…渡さねぇぜ…!」

ゴールデンディスクはMP版より拝借してきたが、上記の可動のおかげでゴールデンディスクを破壊する名シーンも再現が可能。

 

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ドドドドドドドドドドドドドドド………

お~い!!!

 

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みんなぁ~~!

 

とにかくダイノボット(BW)の商品が出たら、メタルスラットルに乗せずにはいられない私なので今回も乗せてみた訳だが割とすんなりと乗った。

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ビーストウォーズメタルス第5話「やめます!」(原語版:Maximal,No More)より。

元ネタはメタルス5話の1シーン。

ビーストコンボイが新たに発売される度に、ゴリラの上にラットルは乗れるのか?が議論されるのだが、ダイノボットが発売された際にメタルスラットルに乗れるのか?が議論されることが少なくて僕は悲しいよ。

そんな訳で、今回も乗るよ!

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※こちらはMP版発売時に"乗せた"写真。サイズ比はMPのほうが再現率が高い。

 

 

MP/当時品比較とロボット最大のウィークポイント

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MPの話が出てきたのでMPとのサイズ比較をするとこんな感じ。今回のダイノボットは同じボイジャーオプティマスと比べてもかなり大きいのだが(※後述)、それにしてもMP版のダイノボットがビースト玩具の中でも一際デカい部類のためなかなかに霞んでしまう。

 

 

また、毎度のことだが褒めてばっかりでどうする、という事でウィークポイントの話をすると、この比較でわかる通り、今回のダイノボットはオリジナルデザインやMP玩具と比べても明らかに肩周り~腕が細く貧弱で、そこが最も劇中デザインと差異が発生している部分かと思う。

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またその他のウィークポイントとして、ビーストモード時の皺寄せになるがお尻パーツがビースト時のルックを良くさせる為に大きく、それに伴い足を後ろへと振り抜くことに若干の難がある。これは水平に脚を開脚させることである程度逃がすことは可能なのだが、個人的には今回の傑作ダイノボットの数少ないウィークポイントの一つでもある。

原語版にてラットトラップ(ラットル)はDinobotの名前と欠けてDinobutt(butt=お尻)と下らない罵倒をしていたが、まさかこんな所で「お尻」の伏線が回収されるとは。

 

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ダイノボット「オレでぇい!ダイノボットでぇい!」

ダイノボット「お前誰だよ!!」

ビーストウォーズ第17話「ダイノボットが2人に?」(原語版:Double Dinobot)より。

ダイノボットのクローンが生み出されサイバトロンが混乱に巻き込まれる中、鉢合わせた2人のダイノボット。基本的に国内のアドリブに否定的なのだけど、このストーリーに登場する江戸弁のクローンダイノボットは正直好きだ。

※クローンダイノボットは劇中では変形ができない設定

 これまでもビースト当時玩具は「おもちゃ」としての最適解。と何度も何度も街頭演説を繰り広げてきたのだが、しかしながら高価格帯でパーツ数も潤沢なMP版ではない、廉価版としてのダイノボット同士が並ぶ事で、毎度のことながら凄まじい進化を感じる。ナーバスになりがちな加齢にて唯一、年取って良かったと思える年を経ることによる進化だ。

 

キングダム比較とダイノボットのHonor

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そんな勝ち方に名誉はない、下らない勝ち方でリーダーの座を奪う気はない。俺は古き良き時代のやり方でお前を倒す…情け容赦なく…!!

ビーストウォーズ第2話「 倒せデストロン」(原語版:Beast Wars (Part 2))より。

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前述の通り、ダイノボットオプティマスプライマルと同ボイジャーサイズとなっているが明らかに頭1個どころではないくらいダイノボットのほうが大きく、全体のサイズスケールも引き続きしっかりと機能している。

 

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コンボイとのサイズ比もとても良く、劇中再現遊びが捗る。

以前のブログでも触れていたが、オプティマスプライマルとの決闘において、ダイノボットはトランスフォームのコードを律儀に"マクシマイズ"に書き換えていた。普段は粗野なダイノボットだが、こと戦いにおいては非常に律儀で戦士としてのプライドとフェアさ(ダーティーなバトルスタイルとはまた別)、そして彼の考えの根幹には常に「Honor=名誉」が中心にある事がよく分かるストーリーでもある。

※オリジナルではサイバトロン=マクシマルズとデストロン=プレダコンズのトランスフォームのアクティベートコードはマクシマイズとテラライズと双方差別化されいた。 

ダイノボット他、国内ビーストの改変をまとめたMP版ダイノボットの当時の記事はこちら。

cruelmelody.hatenablog.com

 

 

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盟友ラットトラップ(ラットル)と比べるとこんな感じに。今までMPダイノボットレジェンズラットルという組み合わせが最もスケール感が働いていると感じていたが、オフィシャルによるキングダムスケールで並べるとラットトラップの小ささが凄い。

 

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ダイノボットとラットルの関係性は親友と呼ぶにはなにか違和感があり、ライバルとも少し違う。非常に曖昧であり繊細、複雑であった。

ラットトラップ

「Like I said, you're just a blasted, slag-spouting saurian,but... it's nice to know where you stand.」

お前はとんでもない恐竜野郎だったが、でも…"お前が立っている場所"かどこなのか(マクシマルズサイド)分かって良かったぜ

 

ダイノボット

「Upwind of you, for preference, vermin.」

お前の風下は ゴメンだがな… ドブネズミ…。

※立っている場所とかけ、悪臭漂うドブネズミの風下はゴメンだと最後まで皮肉を言うダイノボット

ビーストウォーメタルス第9話「 あばよッ!」(原語版:Code of Hero)より。 

 

 

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まずます巨大なダイノボットだが、流石にリーダーサイズのメガちゃんには敵わない。

めちゃくちゃ今更だが、キングダムメガトロンのぶっ壊れ性能は以前のポストで必要以上に煽り立てたが、今回のダイノボットは流石にPVCコーティングされてはなかった。それでも恐竜の皮膚のテクスチャ感がしっかりと再現された非常に素晴らしい質感になっていたよ。

 

 

ダイノボット:ビーストモード

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しかしながらその内容には凄まじいほどの緩急が付いており、めちゃくちゃにタイトでストイックに研ぎ澄まされた点と、逆に驚くほどに置きに行っている緩い点の明暗が激しい…

 冒頭にこのように書いたのだが、この緩急の「緩」であるのがビーストモード。

もちろんこちらはマスターピースなどでは無いし、「玩具的な落とし所」へと向かっているのも理解している。特にダイノボットというオリジナルからして超絶ロマン変形(ゲッターロボ変形)を行っており、特にビーストの下半身周りはあのMPですら処理しきれていなかったと言っても過言ではない難題部分。それを実際の玩具へと落とし込んでいるという点で既にかなり検討しているとは思う。

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このしわ寄せはしっかりとケツ周りに発生しており、この辺りはかなりファジーな感じに。

また、当時品とMPのハイブリッドスタイル~と書いたロボット胸部ダミーへと配置される「目」がガッツリと見えていたりとなかなかカオスな展開になっている。

ロボモード時も尻に悩まされ、、ビーストモードでもDinobotはDinoButtなのか。

 

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可動に感しても「完全にどうかしちゃっていた」キングダム版メガトロンを手にした後だとあまり驚きはないのだが、これに関してはキングダム版メガトロンが前述の通り、完全にどうかしちゃっていただけで、腕は肩・肘・手首と3点で可動するし、頭部も上下に可動…と、これまでのキングダムビースト勢と比べれば検討している方ではある。

…だからキングダムメガトロンのポストの際に言ったじゃないか!こんなもん出されたら今後めっちゃ辛口になっちゃうって!!

そもそもの変形機構が当時品レベルで無理のない設計で行われていたメガトロンと、どうみてもロマンでしかなく当時品から半端ないしわ寄せを食らっていたダイノボットを同じテーブルに並べ評価すること自体が不毛ではある。

 

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また、その他気になる点として、

・何故か前歯がない

・お手々が完全に幽霊スタイル(うらめしや)

・足の可動がMP同様かなり限定的

と、お尻周りを除いても、ビーストに関しては割と緩急の「緩」部分が目立つような形になっている。

 

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 それでもやはり当時品と並べてしまえば!最もネックとなるロボ時の脚部の処理を、このパーツ・変形ステップで処理していると思えば!と、やたらと辛口である言い訳をするも、やはりビーストに関してはこれまでのオプティマスやメガトロンがとにかく規格外だった為に私の目が肥えてしまっているのかもしれない。

 

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そして何よりも、全てのディスを封殺するキングダム版最強のストロングポイント、顔面。

 

【2/23加筆】やったねハズブロ!この型、めっちゃこすれるじゃん!

当時品ダイノボットといえばリカラー・リデコ、むしろBWリカラー・リデコと言えばダイノボット(あるいはチータス)と言って過言ではない。

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我が家にもオリジン・ダイノボット以外にダイノボット型がたくさん。左からハードヘット、ダイノボット(FOXKIDS)、ダイノトロン(マシーンズ)、グリムロック…と、これ以外にもまだまだ派生のある当時品ダイノボットのリデコ・リカラー群。

 

今回のダイノボットが非常に素晴らしい仕上がりだったので、是非ともアホみたいに派生させてほしい。全部買うので。やったねハズブロ!キングダム版ダイノボット、めっちゃこすりまくれるじゃん!

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そんな訳でこちらは雑なデジバッシュのダイノボットリカラー、BWグリムロック。こんな感じでターゲット限定、ウォルマート限定、ハズブロパルス限定、アマゾンエクスクルーシブ…と限定出しまくれば……と、これはもちろん冗談で言っているのだけど、そんなこともやりかねないのが昨今のハズブロのショップ限定戦法。

でもグリムロックは普通にほしい。当時品同様に金プラ使って数年後には砕け散る運命だとしても。

 

天空神ホルスが来る

以上、War for Cybertronトリロジーの最終章「キングダム」Wave2より、ヴォイジャークラスのダイノボット。後半はうだうだと書き連ねたものの、個人的には非常に満足しており、WFCが今回のキングダムで終了してしまうことが既に残念で仕方がない。

キングダムラインのポスト一覧はこちらから。

KINGDOM:WFC カテゴリーの記事一覧 - くるめろとは違う

 

おそらく近うちにオフィシャル写真からして完全に狂気と話題だったエアレイザー含むWave2デラックスクラスの到着になるかと思う。

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※こちらは天空神ホルスです

エアレイザーも宣材各種を見るに高い完成度を期待してしまう状況と、引き続き到着が楽しみだ。それら以外にもキングダムのリーク当初に名前の上がったスコルポノック(BW)やワスピネーター(BW)ってそういえばどうなったのだろう。

 

恐らく次回更新はエアレイザーあたりに。と言って、半年姿をくらませる私なのであまり期待はしないでくれよな!

 

おわり