トランスフォーマー: Power of the primes wave1 DREADWIND/ドレッドウィンド パワーオブザプライムズ
トランスフォーマー「パワー・オブ・ザ・プライムズ」より
振り返れば奴がいる
海外展開「パワー・オブ・ザ・プライムズ」のWave1=第1弾のトリとなるオプティマスプライムとロディマスプライムの発送連絡が届いた。これまでの商品から何故か若干遅れてのリリースとなったがこの2体のリリースでWave1が幕を閉じる。
今回のパワー・オブ・ザ・プライムズの持つG1デザインの正統リメイクはかなり心躍ったものの、流石に全てを買い揃えるのはなかなか難しい。(主にスペースの問題)そんな訳で常に自身に何かしらの縛りを科し”買う・買わない”のジャッジメントを下す苦行を行っている。
ことWave1では、久々のリリースとなったG1デザインのダイノボット達は個人的なマストだったので4体は即決。また、若干保守的だった昨今のTFの変形基軸から目の覚めるようなビンタをかましてくれたオプティマス・ロディマスの両プライムも外せない、そして惰性でスタースクリーム。僕のWave1はとりあえずこんな所だろうかと決定して注文を行った。
先日、渋谷へ行く用事があり折角なので他の商品も見るだけ見ておくかと渋谷モンスタージャパンへと寄ってみた。
「なるほど、こういった具合なのか」と他のWave1商品を眺め帰路につく。が、気付いたらドレッドウィンドの入った手提げをぶら下げていた。実際の所”見ておくか”とは
「なるほど、こういった具合なのか。よっしゃ、買う。店員さんすいませんこれください」
であって、つまり、買っちゃった。
POTP:Wave1 ドレッドウィンド
海外展開・ハスブロのPower of the primes、デラックスクラスのドレッドウィンド。輸入ショップからの購入なので3800円、本来の値段が16$=1800円くらいなのでテンションでの買い物は恐ろしい。
コンバイナーウォーズにてエアボットとして登場した型のリデコとなっているが、胸部分のコンバイナージョイントに一枚板がついたりと色々とブラッシュアップされている。
G1当時のデザインのカラーリングをしっかりと踏襲しているが、ベースはコンバイナーウォーズの型となっているので本来であれば胸にあるはずの機首が背面だったり、背中に来ているはずの主翼が足に来ていたりとアレンジはされている。
この型はコンバイナー合体時に関節となるジョイントが胸に来ているため、このジョイントを傾けることで首を屈めるような表情を付けることが可能。このS字立ちというかカトキ立ちがデラックスクラスで再現できる仕様はとてもいい。
これまでのデラックスクラス同様、コンバイナー合体の際に手となるパーツがプライムアーマーとして付属。ただ、このプライムアーマーが黒一択だったダイノボットやジャズ等と違い、このドレッドウィンドのみドレッドウィンドの成型色をそのまま使用しており何故かめちゃくちゃ派手。
真っ黒よりかはデザイン性も高く統一感も強いので気に入っているが、何故こいつだけ?
ビークルモード
ビークルモードはジェット機に。背面のインシグニアも含めて全て塗装となっており、他のデラックスクラス同様にシールの処理はない。ドレッドウィンドはビークルモードに更に特殊なギミックが搭載しているが詳しくは後述。
テックスペックカードはクインタスプライム
クインタスプライムはクインテッサ星人の創造主で、エンバーストーンというアーティファクトで生命を生み出し再生を加速させる。
ドレッドウィンドのカードでは、このクインタスプライムマスターの力を得ることで
卑劣で威嚇的なクリーチャーを生み出す
と説明されている。
カードの詳細をまとめたブログはこちら
トランスフォーマー:Power of the primes パワー・オブ・ザ・プライムズと12種類のカード、13人目のプライム - くるめろとは違う
万能かよ
前述のようにこの型はユナイトウォリアーズのスペリオンでは
- ファイアーボルト
- スリング
- スカイダイブ
- エアーライダー
また、同じユナイトウォリアーズのグランドガルバトロンでは
- ゴーストスタースクリーム
と、とにかくリデコされまくっており、さらにゴーストスタースクリームはボットコン限定アイテム(TFCC)にてシャッタードグラス版のスタースクリームへとリカラーもされた。
*画像はシャッタードグラス・スタースクリーム。一部オレ変形です。
タカトミやハスブロから異様な信頼を得ているのか、とにかくジェット機に変形するコンバイナーはこの型使おうぜ!的なノリでリデコされまくっており、万能感がハンパない。
逆に言えば色と一部パーツを変えるだけでこれだけイメージが変わるって凄いよトランスフォーマーさん。
パワー・オブ・ザ・プライムズのボートラ付きリマスターアルバム感
POTPのドレッドウィンドやダイノボット達のコンバイナー仕様や、ヘッドマスターギミックを更に一歩推し進めたプライムマスター、更にプリテンダーの復活など。
個人的にパワー・オブ・ザ・プライムズは当時品G1トイをこれまで海外展開されてきたコンバイナー・ヘッドマスターのギミックでリマスターを施し、ボーナストラックのような「更にもう一歩先」のおまけを付けたようなイメージが強い。
このドレッドウィンドもそんなリマスタリングが顕著だ。
ドレッドウィンド+ブラックウィング=ドレッドウィング
上ではコンバイナーの仕様や型がわりとそのまま~的な事を書いたのだけど、このドレッドウィンドがそんなこれまでのコンバイナーと違うのは今後Wave2で発売されるブラックウィングとビークル合体できること。
※G1の当時品のドレッドウィング TFwikiより
これはG1玩具のドレッドウィンドとダークウィングの合体機能のリメイク。この辺のビークル合体ギミックはその後G2ドレッドウィング+スモークスクリーンでも引き継がれ、そのG2ドレッドウィングをリカラーしたビーストウォーズ「スタースクリーム+BB」は僕の手元にもあった。
BBとスタースクリーム。G2ドレッドウィングとスモークスクリーンのリカラー。2機が合体するG1のドレッドウィンド+ダークウィングのコンセプトが引き継がれている
そんな訳でこのドレッドウィンドは
- コンバイナー仕様+ヘッドマスターギミック+G1のリメイク
とこれまでのギミックをリマスターしミックスし直した「更にもう一歩先」を感じさせる仕様となっているように感じるのだ。こういう展開、めちゃくちゃテンション上がる。
ていうか、ノリでドレッドウィンドを買っちゃたんだけど、これ買ったら絶対ブラックウィングも欲しくなるヤツだ。このギミックが発表された時点で、片一方を買ったらもう一個も買わなきゃいけないやつじゃんコレ!と避けたはずなのにどうして買ってしまったんだろうか。