トランスフォーマー: Power of the primes wave1 OPTIMUS PRIME/オプティマスプライム パワーオブザプライムズ
トランスフォーマー「パワー・オブ・ザ・プライムズ」より
POWER OF THE OPTIMUS PRIME
前回のポストに続き、海外展開「パワー・オブ・ザ・プライムズ」のWave1=第1弾から遂に登場となったリーダークラスのオプティマスプライム。
前回のブログはこちら。
同リーダークラスのロディマスプライムが可動面に若干の難がありルックスも若干アレンジがあり…と素晴らしい出来なのだけどあともう一歩(と言ってもロディマスコンボイのリリースの少なさを鑑みれば十分嬉ションレベル)だった事に対して、もう一体のリーダークラス「オプティマスプライム」の出来は半端じゃなかった。
個人的には今年購入したトランスフォーマーの中で一番の大傑作、とにかく他のPOTPアイテムと比べても手の混みようが別次元。5000円前後の比較的リーズナブルな価格としては異常な出来栄えで、箱を開けてから何度か変形を繰り返しポーズを付けている1~2時間、しきりに「ヤバイわ~、これヤバイわ~」と口走っていた。そんなオプティマスプライムの話なんです。
POTP:Wave1 オプティマスプライム
海外展開・ハズブロのPower of the primesより、リーダークラスオプティマスプライム。海外ショップにてロディマスと併せて100$ほどだったので、5600円前後。国内でも5月発売にて予約が始まっており定価は7560円となっているが、実売の価格はAmazonをはじめおおよそ5500円前後に落ち着いている。
このオプティマスの出来に大変満足してしまっている僕なので、正直あまり気になる点がない。先に気になる部分だけを書いておくと、
- オプティマスプライム時の背面のオライオンの足
- 太もも内側の肉抜き処理
くらいだろうか。
ほぼ成型色だったロディマスと違いオプティマスは上半身の成型色がグレーで仕上がっているため、上半身の赤い部分がほぼ塗装されておりロディマスよりも高級感がある。インシグニアやトレーラーの模様など一部がシールになってはいるがそこまで気になるものではなかった。
背面は先日レジェンズで発売されたジンライプライム等と同様トレーラーのコンテナが配置され、前述の通り合体したオライオンの足がモロっと見えている。ここばっかりは流石に触れない訳にはいかない。
しかし、このオプティマスとこれまでのアイテムとの間には決定的な違いがあり、
- オライオンパックスとの合体
- トレーラーも含め余剰無しで完全変形
という部分を考えれば、十分に妥協できる部分だと感じている。
ロディマスでは合体の弊害によって難のあった各部の可動もオプティマスはしっかりしており、通常のリーダークラスと遜色ない。
付属の武器は往年のコンボイガン。これまでのタイタンズリターン展開では武器にヘッドマスターをジョイントするための風呂桶が配置されたものが多かったので、こういったベーシックな武器の付属にいちいちテンションが上がる。
胸部のハッチはオライオンパックスのギミックの都合で2枚扉となっており、より厳重にマトリクスが格納されている。
マトリクスとそのコアはそれぞれ取り外し可能となっており、コア部分はクリアパーツなので光を当てることで集光ギミックのような役割も果たす。が、オプティマスやオライオンの目は完全に塗装仕上げ。
そうそう、ロディマスと違いこのオプティマスは首の上下の可動が可能なのも非常にいい点。顎を引くのはスムーズなのだけど見上げるのは若干難しい。が、これは後頭部の襟足辺りを削ればどうにかなりそう。よし、やるぞ!…いつか。
オライオンパックス
オプティマスの背面にレバーが仕込んであり、これを押し込むことで胸部がカポッと抜けオライオンパックスへと変形。
ホットロディマス同様のデラックスクラス。こちらも足元と胸のインシグニア以外は全て塗装となっており、胸はクリアパーツの上に赤の塗装が施されているのでモールド等に良い感じの影が落ちて、とてもいい仕上がり。
ロディマスのざっくりしたデザインと違い、G1の見た目をかなり丁寧になぞってデザインされておりオライオン単体でデラックスで売ってもバチが当たらなそうな、とてもいいオライオンパックス。
可動も申し分なく、久しぶりにめちゃくちゃ興奮しながら弄くり倒した。ロディマスのフォトンエリミネーター同様、コンボイガンも分割可能。武器の肉抜きも若干気になるけど、これまでの風呂桶銃とくらべてしまうと全く気にならない。
足の可動も通常スカートのように処理される事が多いが、ここでは肩アーマーと腕の付け根のような構造になっており、これによって90°以上のもも上げが可能で可動域が格段に上がっている。
あと肘が2重関節なので本当によく動く。さっきこれ単体でデラックスクラスとして売れるんじゃない?とか書いたんだけど、その辺のデラックスよりもよく動いてしまう。
バケモノかコイツは。本当に全てが丁寧。
ビークルモード
今回のPOTPダブルプライムのメインギミック、コアロボの単体変形。オライオンパックス単体でトラックへと変形可能となっており、先程カポッといった胴体側がトレーラーへと変形する。
トレーラーと連結した状態がこちら。
腕や足の変形の関係でトレーラーの天面や背面にそれぞれのカラーが出ちゃっているんだけど、なんか色々凄かったのでそれすらも気にならない。ただ、背面は足の裏に当たるんでここはグレー塗装してくれれば尚よかったかも。
OPTIMUS VS RODIMUS
同時にリリースとなったリーダークラスのオプティマスプライムとロディマスプライムの両司令官。
オプティマスはベーシックで基本に忠実だがその中での精度が半端なく、ロディマスはかなり攻めた内容でその攻め方が新たなロディマスのカッコよさを生み出してもいたが、若干攻めすぎていることで生まれるデメリットのような部分も目立った。
まるでオプティマスの「バカ真面目」さと、ロディマスの無茶な性格、それぞれを体現しているような仕上がりで何だか面白くもある。
どちらも非常に満足の行く内容だったのだが、"あえて"優劣をつけるならば。
ロディマスは
トレーラーも含めた合体を持つスーパージンライのような前例がオプティマスには存在したが、ロディマス型の前例がない中でのトレーラーを含めた単騎変形+合体の攻めっぷりは見事だが若干の粗さが目立つように感じた。
対してオプティマスは
ジンライの前例もあったためか、かなり丁寧に作りこまれている印象。更にオライオンパックスの完成度も異常でオライオン単体でデラックスクラスで発売されていても十分感動できるレベルの仕上がりだったように感じた。
こうして見ると今回の両司令官の仕上がりでは完全にオプティマスに軍配が上がる。というか、正直このオプティマスの出来は異常だ。
ロディマスの際にも触れたように、変形の工程やざっくりといじれる"おもちゃ感"はしっかりと残してあるが、変形時の再現度・プロポーション・可動、それぞれの完成度がとても高く変形ヘンケイのコンボイのような「ひとつの完成形」と言っても差し支えのない出来だと感じている。
ロディマスは既にリカラー・リデコアイテム「ロディマスユニクロナス」の発売が決定しているが、このオプティマスも個人的には是非リカラー化してバカスカ売りまくって欲しい完成度だと感じている。
ブラックコンボイやスカージ、ネメシスプライム、シャッタードグラス・オプティマス等、黒くしたり紫にしたりでガンガン稼いでください。超買います。