トランスフォーマー: Power of the primes wave1 RODIMUS PRIME/ロディマスプライム パワーオブザプライムズ
トランスフォーマー「パワー・オブ・ザ・プライムズ」より
You got the power!
遂に到着した海外展開「パワー・オブ・ザ・プライムズ」のWave1=第1弾のオプティマスプライムとロディマスプライム。他の第1弾と違いこのダブルプライムの発売のみが2018年1月予定とずれ込んでいたが、若干前倒しとなり27日に到着となった。
昨今のTFリーダークラスの変形の大味感に若干マンネリを感じていた中で、両プライムのプライム以前の姿―オライオンパックスとホットロディマス―がコアとなりそれぞれのトレーラーと合体しプライムへと2段変形を遂げる"相当攻めている"仕様には非常に期待していた。そんな訳で今回は次世代プライムのロディマスコンボイ=ロディマスプライムの話なんです。
POTP:Wave1ロディマスプライム
海外展開・ハスブロのPower of the primes、リーダークラスのロディマスプライム。海外ショップにてオプティマスと併せて100$ほどだったので、5600円前後。国内でも5月発売にて予約が始まっており定価は7560円となっているが、実売の価格はAmazonをはじめおおよそ5500円前後に落ち着いている。
か、か、か、か、かっこいい~!かなりマッシブなルックスで思っていた以上にガタイがよく、これまで立体化されてきたどのロディマスプライムよりも厳つい。
表情もかなり渋い。これまでの、特に公式として立体化されているマスターピースのロディコンがアニメを意識したもっさり系おっさん顔(だが、それがいい)だったのに対し、今回のPOTP版は何人か既に殺してるような険しさがあり、アウトレイジとかに出てきそうなヤクザ顔。*感想には個人差があります。
若干残念な点は顔が軸による横の可動のみなところ。上下への可動があれば尚よかった。
可動にはかなり癖があって特に腕周りはわりかし厄介。腕の付け根が首部分から伸びている(これはコアとなるホットロディマスの足部分)ので腕を持ち上げると肩周りの見え方が若干おかしくなり、前後への可動は問題ないのだけど腕を胸元などの横方向へ持ってくるのは少し難しい。
前述の顔の可動。オレ変形にて上半身のはめ込みを甘くすることで強制的に顎を引き顔を前傾させてみた。このぐらいの角度が標準でつけることができればよかったのだけど。
オプティマスとロディマス、両プライムに搭載されているマトリクスギミック。ロディマスはボンネットを持ち上げることでマトリクスの格納ギミックが現れる。マトリクスは今回のPOTPのメインギミック「プライムマスター」への差し替えが可能で、ヘッドマスターにも差し替え可能。
イカレ暴走族がぁ~(がぁ~がぁ~)
ビークルモード
ロディマスプライムをビークルへと変形するため3つに分割する。
ここから
- 上半身→ホッロロディマスビークルへ
- 下半身→トレーラーへ
- 腕→トレーラーへ
と、一部で話題となっているように「上半身・下半身・腕」の3つのパーツのうち「腕」部分が組み替えとなっており完全変形ではない。
上半身のホットロディマスへと変形するフューチャースポーツカー。見た目はかなりざっくりとしているが、これ自体がトレーラーとの合体を念頭にデザインされているかと思うので妥当な落とし所かと。
トレーラーと組みあせるとこんな感じ。ボリューム感が凄く、同クラスのオプティマス同様に適度なおもちゃ感とディフォルメされすぎていない雰囲気が良いバランス。気兼ねなく触れるようなおもちゃ具合が個人的には気に入っている。
が、側面のファイアーパターンはすべてシールで処理されており、1度変形させただけでパーツの干渉でこのシールが剥がれかけるというアクシデントが。
ビークル単体を変形させた騎士ホットロディマス。デラックスクラスのサイズ感。
以前発売されたホットロディマスよりも変形は簡易的。背面にかなり難が有りだが、こちらもギッチリと詰まったおもちゃ感が良いボリューム。
個人的にこのバランス感、特に正面からの見た目は結構好きだ。ロディマスプライムに装備させていたロングライフル「フォトンエリミネーター」が分割し2丁拳銃へ。
先日発売されたレジェンズ版のチャーと並べるとこんな感じ。うん、個人的にこの前のロディマスよりもベーシックな雰囲気が出てて好きだ。
エキサイティング・トランスフォーマー!2 0 1 0!
風のいっろが変わる~ 世界が回る~
G1の中で一番好きなアニメがトランスフォーマー2010、一番好きなオートボット戦士がロディマスなのでかなり楽しみにしていたPOTPロディマスプライム。腕の可動や変形後のガワの処理など、色々と突っ込みどころはあるのだけど個人的にはかなり満足できた。
特にロディマスコンボイはマスターピースの出来が散々で、その後サードパーティーDX-9社の非正規アイテム「CARRY」の登場が話題となった過去があったので、今回5000円というリーズナブルな価格帯でトレーラーも含め余剰パーツが出ずにロディマスコンボイへと変形し、さらにコアロボとしてホットロディマスが分離可能というデザインはハスブロやタカラトミーの本家としての意地を感じた気がする。
ロディマスユニクロナスが来る…ッ!
今回のPOTPロディマスプライムは既にハズコン等の発表にてリカラー・一部リデコのアイテムが発表されている。
名称はRODIMUS UNICRONUS(ロディマスユニクロナス)のようで、コアとなるホットロディマスボディの名はネメシスホットロッド。
ネメシスの名はユニクロンの手によって創造されたオプティマスのコピー「ネメシスプライム」が有名で、往々にして黒々としたルックスをしている。
左からブラックコンボイ、スカージ、ネメシスプライム。
ブラックコンボイとスカージは国内と海外の名称の揺れで基本的に同一人物。メガトロンやギガトロンに悪のスパークを注入されて生まれたコンボイ・オプティマスのコピー。
ネメシスプライムはユニクロナスによって創造されたオプティマスのコピーとされることが多い。
POTPのリカラーロディマスは「ネメシス」や「ユニクロナス」の名称からわかるようにユニクロンが大いに関係しているようで、ユニクロンによって悪のスパークを注入され闇落ちしたロディマス、と言った設定があるようだ
しかし宣材ではロディマスユニクロナスの顔面は髭面であって、これはどちらかと言うと2008年のコミコンで発売された伝説的アイテム「TRANSFORMERS/SHATTERED GLASS」において発売されたオートボットとディセプティコンの善悪が反転したパラレル世界を描いた「シャッタードグラス」世界のロディマスのルックスにも近い。
トランスフォーマー:Botcon2008 シャッタードグラス スタースクリーム - くるめろとは違う
シャッタードグラスの詳細はこちら。
しかし、シャッタードグラス世界であれば胸のインシグニアは紫色のオートボットマークなので、このネメシスホットロッド/ロディマスユニクロナスは
- ネメシスプライムの世界観
- シャッタードグラスの見た目
をミックスしたようなルックスになっている。
シャッタードグラスロディマスが超プレ値(変形ヘンケイで1体5万とか…)で取引されている現状を考えるとシャッタードグラスを感じさせる髭面ロディマスの一般リリースはとても嬉しい限り。また、「ネメシス」の名前がつくロディマスの発売も初めてなのでこちらもアツい。
このロディマスユニクロナスはPOTPのWave2=第2段でも登場予定となっている。
が、国内にて正式なリリースがあるんだろうか…。若干不安なんですが、如何でしょう。