くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー:SIEGE War for Cybertron スプリンガー

トランスフォーマー『SIEGE War for Cybertron』より

 

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LAST STAND OF THE WRECKERS/ラストスタンドオブレッカーズ

気がつけば8月。今回ポストするスプリンガーに関しては手元に届いたのは前回ポストとなるジェットファイヤーと同タイミングで、写真も既に同タイミングで撮っていたのだが完全に余裕がなく、その後7月の末に同キャラクターが大活躍するアメコミ「ラストスタンドオブレッカーズ」の邦訳版が発売となり、おっしゃこのタイミングで書くぞと意気込んていた気がした。そう、つまり完全に8月だった。

トランスフォーマー:ラスト・スタンド・オブ・レッカーズ

トランスフォーマー:ラスト・スタンド・オブ・レッカーズ

  • 作者: ニック・ロシェ,ジェームズ・ロバーツ,グイド・グイディ,石川裕人,坪野圭介
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2019/07/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

そんな訳でラスト・スタンド・オブ・レッカーズ、既にあなたは読まれただろうか。まだ邦訳が済んでいない数多くのIDWトランスフォーマーアメコミの中でも群を抜いて評価が高く、帯に記載されている「地獄へ行くぞ、レッカーズ!」の煽りにはなんの偽りもなく、またTF界の荒くれ者レッカーズの任務が如何に死と隣り合わせか?といったヒリつき具合がストレートに表現されている名作となっている。

メガトロンがディセプティコンを結成する以前のストーリーを描いている「ケイオス・セオリー」にて、

ラング(今回も小説で登場)に因縁をつける幹部候補生をボコボコ(2名の足をもいでゴミ圧縮機に突っ込む)にした人と、その冤罪で捕まったメガトロンに因縁をつけて裏でボコボコにする警官、この二人が所属する正義のオートボットのチームが在るらしい、怖いですね。レッカーなんとかとか、なんとかカーズとかいうらしいですよ。完全にゴロツキ・チンピラ集団じゃないですか。

 などと書いたのだが、そういうゴロツキ集団が少数精鋭の決死隊として地獄へと派遣される、これがレッカーズなのだ。ちなみに飲んでいた席にラングがぶん投げられてブチギレて調子に乗った幹部候補を再起不能レベルにまでボコボコにしたヤバいやつはインパクター、手錠で拘束されたメガトロンをボコボコにした方のヤバイやつはホワール、ホワールは今回のコミックのレッカーズには参加していないぜ!

cruelmelody.hatenablog.com

 

そんな訳でIDWラスト・スタンド・オブ・レッカーズ発売直後!いや、直後ではないが!完全に旬!IDWレッカーズの隊長といえばこの人、シージのスプリンガーの話なんです。

 

SIEGE:Wave3 ボイジャークラス スプリンガー

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スタースクリームサウンドウェーブと同サイズに当たるスプリンガー。今回のシージ・シリーズではこのボイジャークラスにおけるオートボット率が異常なまでに少なく、現在オプティマス以降ようやくの2体目となっている。

ちなみにディセプティコンはメガトロン、スタースクリームサウンドウウェーブや国内でも販売が決定しているサンダークラッカー、さらに「ファントムストライク・スクアッドロン」セットとして、3つのバトルマスターが付属となるスカイワープ、Wave5として先日発表されたエイプフェイスなど。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-35 サンダークラッカー

トランスフォーマー シージシリーズ SG-35 サンダークラッカー

 

 これ以外にもジェットロンカラバリがレインメーカーズ3体セットや ジェネレーションズセレクトとしてレッドウィングが限定で登場したりと、正直今回のシージは様々なルートで限定商品が販売されているため、もう何が何やらの状態。何が出てて何が出てないか、何を買ってて何を買ってないか?が全く把握しきれておらず、さらに今回のスプリンガーもそうだが国内では発売時期に謎のジャミングがかかり、発売時期もズレズレの為本当に混乱している昨今だ。

そんな中先日、海外アマゾンから上記ジェットロンサンダークラッカースカイワープを含む「ファントムストライク・スクアッドロン」セットが届き、「あ、良かったこれは買ってたのね、私!」と胸をなでおろしている。

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サンダークラッカースカイワープ(ディセプティコン・ファントムアタック・スカッドロン)のポストは既に書き溜めたのでおそらくすぐする。いつか、すぐするはず。

ちなみに今回紹介するスプリンガーは国内での発売は9月末、サンダークラッカーは10月末、スカイワープを含むファントムストライク・スクアッドロンは未定?なようで、今調べたらこれも北米アマゾン限定?だった模様。

国内で売るのか売らないのかも判断が難しい上に海外で時期を逃してしまうと手に入れるのも一苦労、さらに国内限定仕様の発売遅延でもう脳みそがズタズタに切り刻まれてるような状況なので、本当に海外と足並みをそろえてくれないだろうか。シンプルに混乱しかない。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-32 オートボット スプリンガ―

トランスフォーマー シージシリーズ SG-32 オートボット スプリンガ―

 

 今回のポストとなるスプリンガーは9月末だよ。

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側面はこれまで同様メタルバンドのCDジャケットのようなナード感あふれるダサかっこいいイラスト。

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 出すもの出すもの基本決定版になってしまう事でお馴染みのシージだけあって、今回も完全に決定版と呼べる正統なG1リメイクとなっている。これまでのシージアイテムが鬼のモールド地獄であったことを考えるとこちらは全体的にサッパリしている。

これまでの玩具といえばジェネレーションズ/国内レジェンズのカッコ良すぎるスプリンガーが最も原作準拠と呼べるリメイクであったがこれに関しては完全にカッコ良すぎるため他のキャラと並ばせた時にキツめに浮くという贅沢すぎる問題点を抱えていた。

トランスフォーマー LG19 スプラング

トランスフォーマー LG19 スプラング

 

 

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今回のシージ版ではそういったスマートさを敢えて抑え込み、相変わらずG1ルックスを正統に進化させた内容となっている。ラストスタンド~内の小説にもあったようなマトリクスを10個近く収納できそうな胸板、メトロプレックスも真っ青な方の盛り上がりは健在。なのだが、唯一気になったのはこの胸板の配色でこれが当時品から昨今のコミックスまで基本的には「黄色」の配色なのに今回は緑になっている事。

肩のパーツは新規解釈とも呼べるので大して気にはならないのだが(気になるようであればこの肩パーツを上へ立てることもでき、そうすればさらにG1テイストを匂わすことができる。)、ここのみ不可解な色の不一致が死ぬほど細かく突っ込んでいくのであれば、気になる点。

 

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武器は2丁の銃と2本のソードで、こちらもスプリンガーのイメージをしっかりと再現している。

 

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可動に関しても申し分なく、ディセプティコンのTF達の足元がリーダークラスになってもなかなかおぼつかない中で、足首の可動と水平方向への角度付も可能。割とオミットされがちな手首の回転や肩周りの可動も非常に秀逸で申し分なく安定感がある。

 

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特筆すべきは下半身の可動で、2重関節とも見れるような構造の恩恵で膝立ちが可能。足に関しては変形の折りたたみのエグさも含めて、非常に素晴らしい出来となっており、全体的なボリューム感や可動域の広さは、個人的には同シージのマスターピースとも呼べるオプティマスに切迫するほどの完成度の高さだと感じている。

 

ビークルモード

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スプリンガーのギミックとして目玉となるトリプルチェンジャー機能を備えたビークルモード。

ヘリモードもそうだが、こちらもジェネレーションズ/レジェンズ版のめちゃくちゃ気合の入った超かっこいいビークルモードと比較すると、非常に緩めのディフォルメ具合となっている。だが、この雰囲気がむしろいいと言うか、個人的にシージのデザインは全体を通してノスタルジー漂うファジー感というか、ざっくりしていて欲しいのでこれは非常にありである。

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剣と銃は一纏めにしてキャノンのように設置できるのだが、ビークル天面・中心に位置する5ミリジョイントはヘリモードの際のギミック用としてくるくると回るようになっている。

そのためど真ん中に設置させるとフラフラと回りだしてしまうので、ここは何かしらのスイッチングなどで固定できるようにしてほしかった。

 

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ヘリモード。このヘリにする際の足のパネルの折りたたみが初回説明書に習って行うと「何が起こってるのかよくわかんねーけど、結果的にこうなった」的なワンダーがあるので、個人的に是非体験してほしい所。

ん?これやる意味あんのか?っていう謎の一手がちょいちょい挟まれるのだけど、結果的に変形が完了し、やっぱり「あれやる意味あったのか?」というなんとも不思議な気持ちになる。

 

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 機体の前半分は車の時とおおよそ変わらずなのだが、このファジー具合が非常にG1のテイストを醸していてむしろいい。贔屓目と感じるかもしれないが、しかしながらシージのビークルには正直「完成度」よりもノスタルジックな雰囲気を優先してほしいとすら感じる。

しかしながらメガトロンとかのやっつけ具合は肯定はできない。つまり、以前ポストしたサウンドウェーブもそうなのだが、やたらと手が込んでいるのになんだか間抜けである愛おしさというか、それが非常にいいのである。

地獄へ行くぞ、レッカーズ!

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ラスト・スタンド・オブ・レッカーズにもあったオーバーロードとの対峙。

詳細は下記ブログにて

cruelmelody.hatenablog.com

以前レジェンズオーバーロードでもポストしたのだけど、スプラングはこの対決で顔面の皮を剥がされるという大惨事に。インパクターに腹ぶち抜かれたりと、なんというかこの人はレッカーズの中でも割と常識人(人とは?)ないいヤツである事の跳ねっ返りのを食らうかのように、やたらと苦労の耐えない雰囲気が漂っている。

トランスフォーマー LG60 オーバーロード

トランスフォーマー LG60 オーバーロード

 

 ※どえらいコストカットのビッグウェーブに飲まれ、この頃のアイテムはスカスカペラペラの集大成にあった。願わくば、IDWアメコミで大暴れするオーバーロードが何らかの形でよりマッシブな姿で再度立体化されることを切に願います、ピース。

 

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先代のインパクターから引き継ぎレッカーズ5代目のリーダーとなったインパクター。今回のコミックではカップ(チャー)やパーセプターがレッカーズに参加していたが、ブラーもレッカーズに参加していた経歴を持ち2010勢が割と多めに構成されている。

ちなみに今回のコミックスのレッカーズの構成は今回のシージ版スプリンガーを除き、カップパーセプター、ツインツイスト、トップスピンと、全てが昨今レジェンズなどでリメイクが済んでいる面々なので、今回アメコミを読むことによっておもちゃが欲しくなった紳士淑女の諸君はぜひ下記を参考にしてみてほしい。

※個人的にカップ(チャー)は国内レジェンズでは顔が新規で作り直されており、アメコミと比べると柔らかすぎる印象へとリデコされているので、めちゃくちゃハードボイルドな顔をしている海外版をオススメしたい。

(ハズブロ) トランスフォーマー ジェネレーションズ2017 タイタン リターンズ ウェーブ2 デラックスクラス : サージェント カップ [並行輸入品]

トランスフォーマー LG56 パーセプター

トランスフォーマー LG65 ターゲットマスターツインツイスト

トランスフォーマー LG66 ターゲットマスタートップスピン

更に海外では9月、国内では11月末に今回のコミックにてキーマンとなるインパクターも発売が予定されている。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-36 オートボット インパクター

トランスフォーマー シージシリーズ SG-36 オートボット インパクター

 

 インパクターはアメコミ出身の出自の為か、これまで玩具化がほとんどされて来なかった不遇のキャラ。今回の玩具化自体も幾つかのキャラクターとのファン投票バトルを勝ち抜いたファン待望のアイテムとなっており、完全に楽しみすぎる。

 

 エキサイティング・トランスフォーマー2010

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エキサイティングトランスフォーマー2010

個人的にオールドトランスフォーマーは「2010」が最も好きなので、シージにて2010キャラのリメイクが継続的に行われているのは嬉しい限り。ここに来てやはり期待していしまうのは、”比較的ラフなデザインが続いた”ロディマスのシージ的解釈された正当進化版じゃないだろうか。

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完全に余談だが、スプリンガーはG1トランスフォーマーの設定の中でも珍しく女性TFと付き合っている「ガールフレンド持ち」でもある。かわいこちゃんのビデオを眺めている誰かとは偉い違いのリア充具合、そんなんだから顔面の皮を剥がされちゃうんだぞ☆

 

 おわり

 

トランスフォーマー:ラスト・スタンド・オブ・レッカーズ

トランスフォーマー:ラスト・スタンド・オブ・レッカーズ

  • 作者: ニック・ロシェ,ジェームズ・ロバーツ,グイド・グイディ,石川裕人,坪野圭介
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2019/07/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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トランスフォーマー シージシリーズ SG-32 オートボット スプリンガ―

トランスフォーマー シージシリーズ SG-32 オートボット スプリンガ―

 
トランスフォーマー シージシリーズ SG-36 オートボット インパクター

トランスフォーマー シージシリーズ SG-36 オートボット インパクター