くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー:SIEGE War for Cybertron ウルトラマグナス

トランスフォーマー『SIEGE:War for Cybertron』より

 

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Message from Moonbase2

いやー、あけおめあけおめ、ご無沙汰しております、This is くるーめろでぃでございます。

ブログ自体も久しぶりなのだけど、トランスフォーマーに関しては4ヶ月ぶりで、読んで頂いているあなたからの、一瞬の認知も吹き飛ぶレベルの遅筆ぶり。なんでこんなに久しぶりかって言うと、以前オレカのポストでも触れたのだけど、家を買いまして。

その購入のあれこれが12月頃まで立て込んで、12月から年明けにかけては引っ越しのあれこれで多忙を極めていたのだ。実際のところ現在住んでいる新居へネットが開通したのも昨日で、年末年始はテクノロジーとは隔絶されたアナログ世界に身をおいていたのだ。つまり、具体的に言うとヒョウ柄のワンショルダー一丁で、ぼこぼこの木の棒を片手にマンモスを追いかけ回す日々だったわけだ。

そんな訳でこれまでの自室の1.5倍程の書斎()という名のシークレットベースを手に入れ、引っ越しの荷解き共にフィギュア関連ではお馴染みのIKEAのデトルフを購入。これまでギッチギチだった玩具の収納・ディスプレイ性が拡張され、多々買いは新たなステージへ!

さて、今週のトランスフォーマーは!

DEEP IMPACT

海外では昨年から展開されているトランスフォーマー「シージ」シリーズ。

上記の通り海外では既に、ボイジャークラスにてオプティマスとメガトロン、デラックスではサイドスワイプ、コグ、ハウンド等が発売されており、僕自身はこのWave1では

を海外版にて購入していた。

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既に購入していたオプティマスとメガトロン。書こう書こうと思い画像は準備していたものの、遂にリーダークラスのマグナスとショックウェーブの到着まで放置してしまった。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-06 オプティマスプライム

トランスフォーマー シージシリーズ SG-06 オプティマスプライム

 
トランスフォーマー シージシリーズ SG-13 メガトロン

トランスフォーマー シージシリーズ SG-13 メガトロン

 

 今回はマグナスのポストとなるので詳細は後日として、簡潔にまとめるとオプティマスはPOTPに引き続き間違いのない傑作、メガトロンはG1再現としては優秀だが変形や可動が今一歩の惜しい内容となっていた。

 

SIEGE:Wave1 ウルトラマグナス

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さて、先行して発売された両軍リーダーのオプティマスとメガトロンをすっ飛ばして、当ブログでのシージ一発目はオートボットのNo.2!ウルトラマグナスなんです。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-07 ウルトラマグナス

トランスフォーマー シージシリーズ SG-07 ウルトラマグナス

 

 余談だがシージシリーズのパッケージに関して、これまで比較的ブリスターでのパッキングが多かったデラックスクラスだが、今回からボックス仕様となっており、またボックスもディスプレイを意識したデザイン性の高いものとなっている。※今回のウルトラマグナスはリーダークラス。

 

ウルトラマグナス

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なんだこれ!バチくそカッコイイじゃねーか!

好きなキャラクターだったためシージシリーズの発表後、Wave1(第一弾)ラインナップの中でも個人的な期待値が高かったウルトラマグナス。実際に手にとった際のボリューム感は凄まじく、またマグナス特有の箱ロボ感も健在。

発表から話題となった若干キモいレベルでビチビチに入ったモールド等も、情報量が増えることでいい意味でハッタリが効いており、にじみ出る傑作感。

POTPでは鬼のベタベタ固めシール地獄だったリーダークラスだが、今回はノーシール。全てが塗装となっており、必要な場所に必要な塗装が施されているといった印象。

※今回はなんとタイヤのホイールもしっかりと塗装されている!やればできるじゃないか!

 

そうそう、汚し・ウェザリング塗装だが、シージ(包囲戦)やWar for Cybertronと言ったテーマに沿ったものとして僕は納得しているので、これに関して、無いほうがどうこうなのに~、と言った内容はこのブログでは充実することはないのであしからず。

端的に言えばオプティマス、メガトロン、ウルトラマグナスショックウェーブの4体を手に入れた今、ウェザリングとかどうでも良くなるくらいにはどれも快作だった。

 

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パワー・オブ・ザ・プライム(以下、POTP)シリーズでは非常に貧弱だと感じた武器類も、今回は潤沢。以前レジェンズで発売されたマグナスはアニメイテッド以降の新世代マグナスとしてハンマーを装備していたが、シージ版マグナスはオールドスクールなブラスター装備となっている。

メインブラスターの他にも足へ着脱可能な銃(黒いの)2丁、また「マグナスといえば」の肩のミサイルも取り外し可能となっている。

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これは仕様なのか偶然なのかは不明だが、このブラスターが背中の溝に綺麗にすっぽりと収まるようになっており、これがとても気に入っている。

 

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POTPから比べるとリーダークラスとしてはサイズがかなり小さいのだが、シージでは各クラスの一番小さいクラスから、現在もっとも大きいとされるリーダークラスまでのスケール感を明確に統一しているとの事なので、そこ準拠なのだろう。

 

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※コンバイナーウォーズのマグナスとの比較。シージの他アイテムとの比較は後ほど。

全体的にサイズの縮小が危ぶまれるトランスフォーマー玩具だが、前回のPOTPリーダークラスは確かに巨大でボリューム感は半端無かったが、シリーズ内でのスケール感は正直ガッタガタだった為、このサイズ感=スケールの統一は個人的には全然有りなのである。

 

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可動に関してはめちゃくちゃ箱、箱の集合体なのでほとんど絶望的だが、しかしながら、そもそもがコアロボにカーキャリアをくっつける合体ロボなので、昨今のアクションフィギュアレベルを求めるのは酷かと思う。

だが、肩・腕の上下・水平可動や手首の回転、腰の回転、足の付根のクリックなどなど、基本的な可動は抑えており箱ロボとして精一杯の可動は行える。また、僅かながら首の上下可動も可能。

War for Cybertronのテーマ、つまり戦いを意識し可動を重要視しているという内容にうなずけるような仕上がりに。

 

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今回のシージは前述の理由から全てのクラスに

  • 腰の可動
  • 足首の可動

が標準装備されるとの事が開発者インタビューから明かされており、マグナスの足もそれに伴い足首には横の傾斜が可能な可動が組み込まれている。

しかしながら、マグナスの足は素立ちでも上の画像のような傾斜が入っており、開封直後は「当時品立ち(棒立ち)出来ない!ウィークポイント見っけた!ウヒョー!ブログで言いつけてやろ!ディスったろ!」と一瞬荒ぶったのだが、これに関しては変形機構によるもので。

 

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足の側面についたタイヤからわかるように、この部分は地面に設置するタイヤとなるためタイヤ設置時に足が地面へ干渉しないように元から傾斜が付いているのだ。

これは買ってみないとわからなかったので、もしまだ買っていない紳士淑女の皆さんが、僕のようにこの部分をボロクソ叩こうとしているのなら、どうか実物を手にとって頂ければと思う。マグナスは頑張り屋のいい子なんです。

正直可動やらで若干の問題を抱えるウルトラマグナスは、画像をご覧頂ければ分かるようにパワードアーマーの足が屏風のようにアホかってくらい展開したりと、そこを差っ引いても非常にアメイジングな変形を遂げるんですってば。

 

ウルトラマグナス コアロボ

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上半身+顔、肩、腕、足のパワードアーマーをキャストオフした中の人、白いマグナスはこんな感じに。勇者ロボ的にガッチャンガッチャン上からかぶせている印象が強かったのだが、実際に手にしてみると腰部分のパーツ反転による色の変化や、背面の腰スカートパーツがバックパックへとスライドしていたりと、細かなギミックにてよりしっかりと差別化されている。

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オプティマスを白リカラーすることで何でもかんでもウルトラマグナスとして処理されていた時期もあったが、白いオプティマス=マグナスの登場はなんだかんだ久しぶり。

個人的に気になったのはボディバランスで、前述のとおりパワードアーマーを足していくベースとなる存在なので、若干肩幅や足の付根の幅広感は気になる。

ただ、聖闘士星矢の聖衣神話で言えばベースとなる人物はめっちゃひょろひょろだったりして、サガはこんなモヤシ野郎じゃないやい!と目も当てられない事になっていたことを考えれば、ほぼ気にならないレベルなんじゃないでしょうか。

※さすがに強引すぎる、ロボットと人を比べるべきではない。

 

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パワードアーマーマグナスの素体なので腰の可動は当然ながら同様だが、足に関してはこちらも斜めへの可動が可能に。前述の「War for~のテーマに沿った可動」をしっかりと踏襲しており、これはPOTPで足首可動のなかったオライオン等と比べると完全に進化をしている(あるいは丁寧に作られている)点で間違いないかと思う。

ただ、惜しむらくは塗装による弊害であって、パワードアーマーの一部に白成型色へ青の塗装を施している部分があり 、これに伴い合体時のスレや癒着によって白いコアロボへと色移りしてしまうという欠点がある。これは単純に残念だった。

 

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同様のシージ・オプティマスとはほぼほぼ同じサイズ感となっている。顔に関しては完全なリカラーだが、それ以外は新規造形となっており、変形機構もオプティマスの手の込んだ変形仕様からはかなり簡素化されている。

 

ウルトラマグナス ビークルモード

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そんなウルトラマグナスの単騎変形ビークルモード。POTPのダブルプライム同様、こちらもコアロボのみでビークルへと変形が可能だが、トレーラーとの合体で隠れることが大前提となっている為か、後ろの方はかなり荒削りとなった。

腕をパネル化して手自体を収納できれば…とも思ったのだけど、パワードアーマーを着込んだ時に違和感のないようにするためか、そもそも白マグナスの拳は大きめにできているので、難しいのかも知れない。

個人的に嬉しかったのはホイールの塗装。POTPでは省かれまくっていたが、ここがシルバーで塗って有るのと無いのとでは、見栄えの高級感が断然違うじゃないですか!

 

ウルトラマグナス ビークル・トレーラーモード

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パワードアーマーを展開したトレーラーがこちら。

正直ロボ形態時のパワードアーマーの面積ってそんな大したことないので、これはかなり劇的なビフォアアフター。ちょっとしたイリュージョンじゃないか!

 

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このマジックの詳細だが、

  • 天板→フロント~バックパック、顔パーツの展開
  • 天板下→腕パーツ
  • 車体後部・側面→足パーツ
  • 車体とコンテナの繋ぎ→肩パーツ

と言った構成に。

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キャラクター性やデザインの他にマグナスが面白いのは、オプティマスのような完全余剰などとは違い、コンテナも含めた変形、つまり限られたパーツで如何にコンテナを再現あるいは格納するかという部分。

今回は当時品やコンバイナー版にあったような肩の支柱でコンテナ上部の柱を再現するという変形とは全く違ったアプローチにて、さらに基本スカスカだったコンテナに、上部・側面ともにパネルを生み出すといったマジックを披露している。

これは既にあなたもお気づきかと思うが、キャブのデザインも含めてカーロボのゴッドマグナスの意匠を踏襲している点(ゴッドマグナスのコンテナもしっかりとパネルが付いていた)に由来するのかもしれないが、今回のマグナスのヤバイ所はG1準拠のデザインとボリューム感から、ゴッドマグナスビークルのソースをしっかりと再現しているという点だと思う。

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付属の武器を取り付けるとこんな感じ。

 

トランスフォーマーG1

今回のリーダークラス、パワードアーマー・ウルトラマグナスショックウェーブの組み合わせは、ドリームウェーブから刊行されていたアメコミ「トランスフォーマーG1」を髣髴とさせる。

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トランスフォーマーG1においてマグナスは一般的なトリコロールカラーの姿で登場、ショックウェーブにとどめを刺され死亡したかのように見えたが、

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パワードアーマーを脱ぎ捨てて白いマグナスとして登場、ショックウェーブへと再戦を挑む激アツ展開となっていた。

トランスフォーマーG1 (#2) (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)

トランスフォーマーG1 (#2) (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)

 

トランスフォーマーG1」2巻 に収録されているこちらのエピソードだが、2巻の表紙で白マグナス登場が盛大にネタバレしており、これはストーリーの展開的に内緒にしておいてほしかったというか、ちょっと残念だった。

 

アニメイテッドやプライム等の海外主導アニメではウルトラマグナスショックウェーブはライバル的な関係として描かれていることが多く、それ以降の「シージ」として両キャラクターがリーダークラスで対峙する。

更にマグナスは白オプティマスへとキャストオフする仕様という面で、前述の「トランスフォーマーG1」との親和性の高さが僕の中で話題に。

 

包囲戦、オートボット優勢

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ヤバイ!くっそ長くなっちゃった!

そんな訳で以上がトランスフォーマー「シージ」シリーズのウルトラマグナス。コンバイナー版も現在のアメコミ=IDWを踏襲するデザインにて非常に完成度が高かったが、今回はG1玩具、はたまたIDW以前のドリームウェーブ版アメコミを髣髴とさせる非常に完成度の高い玩具となっていた。

 

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シージ商品は既にボイジャー、リーダークラスの4体を購入。

おそらく次のポストにてレビューするショックウェーブ。こちらもコアロボは非常に素晴らしい出来栄えなのだが、マグナスと違いパワードアーマー等を着込むオリジンが存在せず、さらに玩具では若干やっつけ臭いパワーアップ仕様となっており、さらに冒頭にて振れたオプティマスのハイレベルな出来栄えとメガトロンの今一歩感も含めると、シージの戦いではオートボット玩具が優勢だと感じている。

 なんだろう、上記ディセプティコン玩具は全体的に詰めの甘さみたいな物が漂っていて、そんな違和感は次回のショックウェーブのポストにてまとめたいと思っている。

いや、ただ既に発表されているWave2のスタースクリームサウンドウェーブはかなりクオリティが高いように見えるので、まだまだ巻き返せますよメガトロン様!

そんな感じでまた次回!

トランスフォーマー シージシリーズ SG-19 スタースクリーム

トランスフォーマー シージシリーズ SG-19 スタースクリーム

 
トランスフォーマー シージシリーズ SG-24 サウンドウェーブ

トランスフォーマー シージシリーズ SG-24 サウンドウェーブ

 

  

トランスフォーマー シージシリーズ SG-07 ウルトラマグナス

トランスフォーマー シージシリーズ SG-07 ウルトラマグナス

 
トランスフォーマー シージシリーズ SG-06 オプティマスプライム

トランスフォーマー シージシリーズ SG-06 オプティマスプライム

 
トランスフォーマー シージシリーズ SG-14 ショックウェーブ

トランスフォーマー シージシリーズ SG-14 ショックウェーブ

 
トランスフォーマー シージシリーズ SG-13 メガトロン

トランスフォーマー シージシリーズ SG-13 メガトロン