くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー:プライム AM04ラチェットをカスタムと、プライムラチェットの魅力

トランスフォーマートランスフォーマープライム」より

 

f:id:cruelmelody:20180716184854j:plain

 一番好きなTFとかいう超難問

SDCCにて限定販売が予想される「スローン・オブ・ザ・プライムズ」が発表されたり、映画「バンブルビー」に登場する新たなディセップが公開され「スタスクがかなりG1ノリだったのに、こいつらは今までの実写系ベイフォーマーとあんまり変わらないじゃないですかー!やだー!」と嘆いてみたり、海外展開ジェネレーションズの新シリーズ「WAR FOR CYBERTRON:Siege」の画像を見てウェザリングの悲劇にブルってみたりの日々ですが、皆さん如何お過ごしでしょうか。僕はというとトランスフォーマープライムのシーズン3「ビーストハンターズ」からのOVA「プレダコンライジング」を見終えて、「プライム」がめちゃくちゃキテいる昨今だ。

「好きなTFを挙げろと言われたらなんと答えるか?」という自らが試されるようなシンプルだがヘヴィーな質問、これは全TFファンが頭を抱えてしまうであろう永遠の難問だ。

ところが「トランスフォーマー」ではキャラクターの名前や性格、所属が作品(や場合によっては翻訳)にてコロコロ変わるのは有名な話で、どちらかというと「このキャラクターが一貫して好き!」というような”キャラ”先行では無く、アニメ作品によって、つまり「〇〇(作品)の××(キャラクター)」といった、作品の中のキャラクターという構図になりやすい。おそらくこんな方はたくさんいるんじゃないだろうか。

基本的に"人をぶん殴る事が上手なキャラクター"を好きになりがちなので、「回復」や「技術」等、サポートを主な仕事にするキャラクターのファンになることはあまり多くはない。

しかしながら、トランスフォーマープライムという作品において軍医でありメカニック、つまり完全なるサポートキャラとして登場するラチェットは僕がとても気に入っているキャラでもある。今日はそんなお気に入りキャラクターのラチェットの話なんです。

 

それまだ使うのに!

f:id:cruelmelody:20180716184641j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184724j:plain

放送当時に買ったトランスフォーマープライムAM04ラチェット。このラチェットはデラックスクラスながら優秀な変形をこなし、スタイルもよく、劇中の姿にもアホかというぐらい似ている非常に完成度の高い玩具となっている。

しかしながら、このAM04ラチェットにはたった一つの重大な失敗が含まれており…

f:id:cruelmelody:20180716184727j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184729j:plain

それがこちらだ。そう、まっっっっしろなのだ。物売るってレベルじゃねーぞ

トランスフォーマープライムの玩具はつい先日まで通常稼働していた「海外版ジェネレーションズ」と「国内版レジェンズ」のシステムの真逆を行く特殊な展開をしており、国内版玩具が塗装が減らされシール対応、更にシールは自分で貼るスタイルとなんだか色々と凄く、中でもこのラチェットはそんなエゲツないコストカットの煽りを受けまくった存在として発売当時も話題に。

海外版ではしっかりと塗装してあるというのに国内では「シールをセルフベタベタの刑」という陰惨な罰に処された。しかしながらこれをいつまでも愚痴っても、小人の靴屋が夜中にこっそりと現れてこのラチェットを完璧なものへと塗装してくれるわけでもなく、だからと言ってこの不満に悶々としながら一人シールをペリペリと貼る気にもなれず。

そんな中で「真っ白なら塗ればいいじゃん!」というシンプルな答えに行き着いたのだが、「塗ればいいじゃん!」のタスクは往々にして「塗ればいいじゃん!いつか」へと保留されていくものである。

 

トランスフォーマープライム AM04 ラチェットを塗る

ところが今、放送終了から5年たった今がラチェットへの塗装の盛り上がりが最高潮を記録しているので、かくして5年越しの「いつか」ナウ。

f:id:cruelmelody:20180716184730j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184734j:plain

※真っ白いラチェット

これまでの流れで言えば、この後は「そして塗ったのがこちらで~す」と、お料理番組の「あらかじめ作っといたのがこちらです」さながらにスムーズにいくべきなのだけど、この真っ白ラチェット塗り塗りブログの最大の問題点として「書いているやつがまともに全身を塗った経験がない」という根本的なアレがある。これに関しては誠にアレである。遺憾的なアレだ。

 

f:id:cruelmelody:20180716184746j:plain

ネットで得た知識を見よう見まねで実践。本体を食器用宣材で軽く洗浄して汚れや油分を落とし、マスキングを貼って塗装を行っていく。マスキングに関しては死ぬほど単調な作業だったので、先日テレビで放送されていた実写トランスフォーマー1を見ながらマスキングテープをカットしペタペタと貼り付けていった。

塗装の際にはシンナー臭が部屋に充満するのでクソ暑い中窓を開けて敢行し完成したのがこちら。

 

トランスフォーマープライム AM04 塗ったラチェット

f:id:cruelmelody:20180716184747j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184750j:plain

プライムのDVDを一時停止しながら配色を確認しある程度映像に寄せてみた。付属のシールには一切手を出さず、塗りオンリーで攻めた結果こんな感じになった。

※本来ラチェットの前腕は赤いのだけど、この辺りは変形後との整合性もあるのでそのままに。

 

f:id:cruelmelody:20180716184727j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184747j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184729j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184750j:plain

ビフォアアフターはこんな感じに。
腿や背中のバックパックのランプ類はオレンジや赤のカラーリングが入るのだけど、流石に綺麗に塗れる気がしなかったので今回は諦めた。

 

f:id:cruelmelody:20180716184755j:plain

またこちらも本来であれば腕には心電図の様なパルスのラインが入っているのだけど、ちょっと流石にテクが追いつかなそうなので同様にパス。ここはもうシール貼り付けで逃げ切るのもいいのかも知れない。

 

f:id:cruelmelody:20180716184816j:plain

こうして真っ白白だったラチェットをセルフで劇中の姿へと近づける作業へ遂にデビューしてしまった。…わかっている、わかっているよ、ネットの賢人達にとってさ程度の低い駄塗装なのかも知れないのだけど、それでもやはり自らの手で手を加えるというひと手間を挟むと、愛着もひとしおだ。そんな訳でマイファースト塗装を捧げたカッコいいラチェットをうっとりと眺めていたら連休が終了していた。

 

f:id:cruelmelody:20180716184813j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184845j:plain

国内版ではアームズマイクロン「アルエ」が付属となっているが、個人的にはこのアームズマイクロンもわりと残念だと感じている部分。ラチェットは劇中では両手からダガーのような短刀を展開し海外版ではこれと全く同じ武器が付属していたのだが、国内ではアームズマイクロンへと差し替えられた。

f:id:cruelmelody:20180716205817j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184805j:plain

可動面だが上半身は肩のスリットや腕の2重関節、腰の可動とデラックスクラスの中ではかなりてんこ盛りとなっている。下半身も爪先と踵の構造がしっかりとしているので自立が安定し、他のプライムトイの中でも抜きん出てよく出来ている。膝の傾斜が変形の都合上かなり浅めなのが唯一の欠点だろうか。

ビークルモード

f:id:cruelmelody:20180716184730j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184826j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184734j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184829j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184737j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184833j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184740j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184835j:plain

出し惜しんでもアレなのでサクッとビフォア・アフター。左がシールなし通常で右が今回の塗装有りバージョン。前述のようにライトとパルスは手付かずとなっているが、特に国内版のシールでも対応していなかった(海外版でも未塗装)の天面と背面を赤く塗るだけでイメージが全く変わる。

f:id:cruelmelody:20180716184839j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184843j:plain

側面とライト関係が少し寂しいので、もう少しまともなテクを身に着けてから塗装するぜ!…いつか、な!

 

今回使用した道具

いつかは挑戦したいと感じていたTFのフル塗装だが、やってみて感じたのは「ちょっとした程度の塗装で全く見栄えが変わる」という点。

f:id:cruelmelody:20180716184818j:plain

例えば塗装がオミットされて久しいタイヤのホイール部分なんかはシルバーの塗料でちょちょちょいと塗る程度で"なんか凄いことをした感"を得ることが出来るレベルに見栄えが良くなる。

これまで簡易的に部分塗装や墨入れを行ったことはあったのだけど、この「ホイール、シルバー塗料でちょちょちょい」が個人的には一番「俺って凄いんじゃね?」と勘違いさせてくれた。

f:id:cruelmelody:20180716184744j:plain

ズブの素人である僕が今回使用したのはたったこれだけの道具。それぞれの塗料や筆はアマゾンやヨドバシなんかで100円程度で買えるので1000円もかからずに始めることが出来るのも重い腰を上げるのに一役買った。

Mr.カラー C8 シルバー

Mr.カラー C8 シルバー

 

 

今回は扱いやすい筆を使ったが、本来はスプレーを使用したほうが色むらやマスキングテープからの染み出しを抑えることが出来るようなので、次回はスプレーデビューを検討している。

 

f:id:cruelmelody:20180716184850j:plain

ちなみにインシグニアはこちらを仕様。

 

むしろ白いほうが良かった

f:id:cruelmelody:20180716184727j:plain
f:id:cruelmelody:20180716184747j:plain

最初は「真っ白じゃねぇか!」と悲嘆に暮れたのだけど、こうして塗り塗りしているうちに、部屋に充満するシンナーの匂いで若干ラリラリしてしまったせいか、「あれ、これ無限の可能性秘めてんじゃね?」と、妙にハイな気分になり、「だって、これならSGラチェットとか、赤十字マーク入れてG1再現とか、可能性が無限大すぎる!」と気付いたらもう1体このAMラチェットをポチっていた。

わかるだろうか若者諸君、薬物はやめよう。薬物は君の脳をダイレクトに蝕んでいく。ストップザ薬物。

 

冗談はさておき、ウィークポイントとしか感じていなかった白さは、結果的に「TF3D塗り絵大会」へと発展、むしろ今はタカラトミーに感謝しかしていない。ありがとうタカラトミー、でも不良品だけは簡便な。

トランスフォーマープライム AM-04 ラチェット

トランスフォーマープライム AM-04 ラチェット

 

 

 

キャラ立ちが凄いTFプライム

塗装をしてみたり、可動の説明をしてみたり…と、普通かよ。という事で、ここからは例によって例のアレです。キチ◯イじみたアレタイムの始まりです。キエェエエエエ!

冒頭にて好きなTFとして

をあげたように、個人的にプライム版ラチェットのキャラクター性はトップ3に入るほどに気に入っている。

というより、webでは「トランスフォーマーから子供人気を引っぺがした戦犯」のように語られるトランスフォーマープライムなのだけど、僕はそんなTFプライムが結構単純に気に入っているのだ。

ではそんなプライムの魅力とはなにか?と言ったらストーリーはもちろんだが、それ以上に「異常なキャラの立ち方」が魅力だと思っている。トランスフォーマーは基本的にTF達が織りなす群像劇のため当然ながらどの作品でもそのキャラクター達にはしっかりとしたマインドとパーソナリティが与えられているのだが、TFプライムにてそんな彼らのキャラクターがより浮き彫りにされたのには訳があるのだ。

 

Optimus must die

f:id:cruelmelody:20180705014945j:plain

※瓦礫の中で死にかけているオプティマ

そう、オプティマスの戦線離脱だ。国内で放送が終了したシーズン2のラストにて基地と共に爆破されたオプティマスは、シーズン3冒頭にて殆ど死んでいる状態に近く、シーズン前半は完全に戦線から離脱、というか行方不明となっているのだ。

プライムが持つ「ティル・オール・アー・ワン」システム

今回のプライムではバンブルビー、ラチェット、アーシー、バルクヘッド、ホイルジャックスモークスクリーン…とそれぞれがしっかりとしたパーソナリティを持っており、この一癖も二癖もある面々は個性豊かでときたま暴走するのだが、これを取りまとめているのがご存知オプティマスプライムだ。

この「オートボットとそれを率いるオプティマスプライム」というとてもシンプルなシステム。プライムという司令官のフィルターを通すことで、ともすれば暴れだす個性達は「ディセプティコンをやっつける」という1つの意志へと向かって行く。僕はこれを勝手に「ティル・オール・アー・ワン」システム(=全てが一つになるまでシステム)と呼んでます。

では、オプティマスがいなくなったらどうなるか?そう、つまりオプティマスはある種の安全装置であって、どれだけ"イイモノ"仲良し軍団のオートボットであっても、オプティマスがいなくなるだけで一撃で、グラつき、仲間割れを起こし、不安定な状態に陥る。そんなグラついたオートボットのそれぞれの思想や思惑が、トランスフォーマープライム「ビーストハンターズ」ではわりと剥き出しで描かれているのだ。

 

僕的BHラチェット名シーン3選

そんな訳で国内では未放送のトランスフォーマープライムシーズン3では、オートボットは冒頭から

とこれでもかという程の逆境からスタートする。そんな中で

  • バンブルビーはラフと共に希望を持って仲間を探し
  • アーシーはジャックと共に当て所もない逃避行を行い(若干語弊あり)
  • ホイルジャックは捕虜となるも持ち前のダーティーさで脱獄しピンチを楽しむようにゲリラ戦を展開
  • バルクヘッドはミコと共にレッカーズの旧友であるホイルジャックと決めておいたポイントで待機する

と、バラバラになったオートボットは各々が持つキャラクター性を明確にするような行動に出る。

 

最もシステマチックで、最も人間臭いラチェット

そんな中、ラフとバンブルビーは遂に一人目の仲間を発見する。それがラチェットなのだが…

f:id:cruelmelody:20180716223549j:plain

スクラップ場に現れる亡霊としてスクープされていたラチェットをネット記事で発見。ビーとラフは仲間の発見を喜び早速このスクラップ場へと向かうのだが

 

f:id:cruelmelody:20180716224017j:plain
f:id:cruelmelody:20180716224018j:plain

ラチェットは「我々は完全に敗北したんだ」と、オートボットの中で唯一現状を現実的に直視し、再開を喜ぶラフとビーの力にはなれないと一喝、「自らスリープモードに入りこの戦いから離脱する」と頑なに反撃を拒む。誰よりも冷静で多くの戦いをオプティマスと戦い抜いてきた歴戦の戦士であるラチェットが、オートボットの中で唯一エスケープを選択してしまうのだ。

 

f:id:cruelmelody:20180716224026j:plain

初のボッツとの再会にてまさかの展開を迎えてしまったラフとビー、スタースクリームが放置していた輸送船ハーベンジャーにてオートボットの再起のためにシステムの復旧を行うがなかなかうまく行かずに苦戦していた。そんな中…

 

f:id:cruelmelody:20180716224033j:plain

「おいおいおい、そのコードを繋ぐのはそこではない」

と、あそこまでビビリ、日和っていたラチェットが現れる。ラチェットの復帰に喜ぶラフとビーだが

「ラフ、道を開けてくれ、そうすれば仕事ができる」

と何事もなかったかのようにキーボードを操作し始めるラチェットだが、喜ぶラフに対して少し遅れて微笑み返す。

f:id:cruelmelody:20180716224039j:plain

 

完全に前述のティル・オール・アー・ワン システムが機能しなくなったことで取り乱してしまったラチェット。オプティマスのそばで戦いを共にしオプティマスの死の可能性を誰よりも危惧していた彼が、心の弱さを剥き出しにして自暴自棄になってしまうという展開・ドラマ性は個人的にとても気に入っている。

 

ラチェットの咆哮

物語終盤、メガトロンはオメガロックを起動し地球のサイバトロン星化を目論む。オートボットは最終決戦を覚悟しネメシスへと乗り込む。戦艦の中で散り散りとなり戦いを展開する中でショックウェーブと対峙するラチェット。

f:id:cruelmelody:20180716230800j:plain

お留守番がメインとなりバトルシーンの少ないラチェットがショックウェーブへと単身突っ込む際に発する咆哮。しかしラチェットの攻撃は尽く空振ってしまう。攻撃はかわされ、投げ飛ばされ、叩きつけられる。

 

f:id:cruelmelody:20180716230812j:plain

「RAHHHHHHHH!!!!!!」

 しかしながら、凄まじい目つきで起き上がり、自身を奮い立たせるように1度目よりも更に鬼気迫るように、鬼神の如く唸りあげる咆哮

ラチェットってあまり「強い」ような印象が無かったんだけど、よくよく考えたらダークエナジョンで復活したゾンビTFをオプティマスとバッサバッサとたたっ斬ってたよね。結構ギャップ系のキャラで普段は冷静なんだけど戦いとなるとおそらくホイルジャックよりもキレキレのバーサーカーになる事がよく分かるとても良いシーン。

 

ラチェットの選択

ラチェットは当初地球人をあからさまに蔑み、人間の子どもたちを煙たがり、故郷サイバトロンの復活と帰還を誰よりも願っていた。オプティマスがサイバトロンを再生させることが出来るオメガロックをジャック・ラフ・ミコの3人の地球人を助けるためにぶっ壊した際には、司令官であり戦友でもあるオプティマスに割りとマジでガチ切れしたりと、誰よりも帰郷の願望が強かったラチェット。

しかし、ディセプティコンに勝利しサイバトロン星へと帰還が決まる中で彼は唯一「地球へと残る」というこれまでの言動を考えると最も意外な選択肢を選ぶ。

前述のラフとのやり取りもそうなのだけど、ラフは特にラチェットに影響を与えまくっている存在だと思っている。個人的にラフとビーよりも、ラフとラチェットのほうがしっくり来たんじゃないだろうかってくらい、この二人は影響を与えあい、結果としておそらくどのTFよりも地球人に敬意を払い尊敬の念を抱くようになったラチェットは地球に残ることを選択する。

 

続きはビーストハンターズで

G1や昨今では実写版においても軍医としてサポートに回るような描写の多いラチェット。冒頭に書いたように大量破壊の申し子のようなキャラが好きな僕にとって、正直なところラチェットというキャラが琴線に触れる事はこれまでまったくなかった。

そんなG1や実写版と基本的な役どころに変わりのないプライム版ラチェットを、何故こうも好きなのかというとそれはトランスフォーマープライムの持つキャラ描写の優秀さによる妙だと思っている。

特に第3シーズン「ビーストハンターズ」におけるラチェットはビーのポジションを奪う勢いで"キャラクター性"が炸裂、"サポート役"として常駐する基地での人間達との出会いによって影響を色濃く受けていく「ラチェットの変化」はプライムの一つの魅力だとも感じている。

何が言いたいのかというとアマゾンプライムデーだったしトランスフォーマー"プライム"シーズン3を買って見ようじゃないか。特に値引きとかされてはいないのだけど。あのあれですよ、めっちゃ面白いですよ、特に国内で放送されなかったシーズン3。

レダキングのアイデンティティ問題だったり、ウルトラマグナスの激アツ登場シーンやIDWアメコミに寄せられた厳格な性格から生まれる孤立に悩む姿だったり、裏切ってばっかりのスタースクリームのまさかの忠臣ぶりとか、タイトルにもなっている「プライム」の意義だったりとか。なんであそこで打ち切ったのか本当に謎。なので見るべき、マジで。

Transformers Prime: Season 3 [Blu-ray]

Transformers Prime: Season 3 [Blu-ray]