トランスフォーマー:Power of the primes パワー・オブ・ザ・プライムズと12種類のカード、13人目のプライム
トランスフォーマー「パワー・オブ・ザ・プライムス」より
こちらのブログの続きです
プライムマスターとスペックカードが12種類×キャラ数
~前回までのおさらい~
これまで国内展開のレジェンズでは省略され、海外アイテムにのみ付属していたテックスペックカード。今回のPOTPにも付属しているのだがスラッシュのカードは黄色のフチのデザインとなっており、またしてもアマゾンなどの宣材写真と違うデザインのカードが付属となっていた。
今回のメインテーマが「パワー・オブ・ザ・プライムズ」=「プライム達の力」であるように、これらカードのカラーはトランスフォーマーの創造神であるプライマスが生み出した原初の13人のプライムに起因しているが、どうやら今回のカードはキャラクター毎に1人のプライムが割り当てられているわけではなく、キャラクターに対して12人のプライムそれぞれのカード、12種類存在しているようなのだ。
僕のスラッシュのカード(イエロー)のプライムはアマルガモスという変装や変形能力に特化したプライムであり、現代TF達の変形に必須である「トランスフォーム・コグ」は彼が残した遺産でもある。そんなアマルガモスのパワーを授かったスラッシュのカードには
AMALGAMOUSーSLASH
HIDES IN FORMS NO ONE EXPECTS, READY TO STRIKE
と、アマルガモスの能力を感じさせる一文が添えられている。
これが、マイクロナスのスラッシュのカード(緑フチ)、ヴェクタープライムのスラッシュのカード…と12種類存在し、添えてある説明も12種類。
店頭であればこのカードをサーチ()も出来るのだが、ほぼほぼ通販に頼るしか無い日本ではわりと運ゲー。あとはこの12種類のランダムカードシステムが5月に発売される国内展開にてどのような扱いになるのか(あるいは割愛されるのか)どうかも少し気になるところ。
POWER OF THE PRIMES
そんな訳で今回のトイ展開のメインテーマでもある「パワー・オブ・ザ・プライムス」=プライム達の力ってのはどんなもんなんだろうか、と気になったのでネットに潜りまくって片っ端からカードの画像を調べてみたところ、それぞれのキャラクター達によって差異はあれど、ある程度の共通項=それぞれのプライムの特性が見えてきたのでまとめてみた。
*正直内容がとても怪しいです、そんなに信用しないでください。
12人のプライム
AMALGAMOUS PRIMEーアマルガモスプライム
まずアマルガモスは前述の通り、変装能力や変形の能力を付与する共通点がある
PRIMAープライマ
最初のトランスフォーマーであり、光の戦士。勇気や光の力を与え正義の力で奮い立たせるような記載が多い?
カード例
GRIMLOCKーINSPIRES ALLIES WITH COURAGE AND MIGHT
~勇気と力で仲間を鼓舞する
時間や時空を司るプライム。彼の遺産である「ブレイドオブタイム」は一閃によって時間を操作することが出来る。時間操作の能力を付与する。
カード例
SWOOP―PRECISION TIME-STRIKES ALTER EVENTS AND DESTINIES
~精密なタイムストライクスが事件や運命を改変する。
とてもチート臭いプライム。
ALPHA TRIONーアルファトライオン
セイバートロンの記録者であり、知恵を授けるような記載が多い。が、ジャズに対しては
Memorizes every top Earth hit ever
これまでの全ての地球のトップヒット(おそらく音楽)を記憶させる
とオォゥ、ジャ~ズ♪
*ジャズはこれ以外にも面白い記述が多かった
SOLUS PRIMEーソラスプライム
唯一の女性のプライムであり鍛冶職人、彼女の遺産ソラスプライムハンマーはプライム達の武器を創造した。
カード例
SLUGーFORGED WEAPONS FROM THE MELTED METAL OF HIS ENEMIES
~敵が溶けた金属から武器を鍛造する
MICRONUS PRIMEーマイクロナスプライム
キメラストーンを使って他のプライムに力を分け与えることが出来たプライム。その力はマイクロン伝説等に登場するマイクロンへと継承されていく。
カード例
SLUG―POWER-LINKS TO SHARE HIS FIRE-BREATHING ABILITY
それぞれのキャラの長所をシェアするようなパワーを与え、スラッグであれば火炎の息を吐く能力を他者へと共有するような感じ?
ALCHEMIST PRIMEーアルケミストプライム
その名の通り錬金術的な力を司るプライム。一時的に金属の特性を変化させたり変性させる事が可能。
カード例
SLUGーLOWERS THE MELTING POINT OF ANY SUBSTANCE.
~全ての物質の融点を変える
NEXUS PRIMEーネクサスプライム
最初のコンバイナー=合体戦士であり、そのまんまコンバイナーとしての力を与える。
ONYX PRIMEーオニキスプライム
ビーストモードを持つTFの始祖であり、霊的な力であったりあるいはより野性的な力を開放する力を持っている
カード例
STARSCREAMーGAINS THE PATIENCE OF VALTURE.
~コンドルの忍耐を得る
QUINTUS PRIMEークインタスプライム
クインテッサ星人の創造主であり、エンバーストーンというアーティファクトで生命の再生を加速させる。
カード例
SLUGーGIVES LIFE ABILITY TO RISE FROM THE ASHES
灰から生命力を上昇させる
LIEGE MAXIMOーリージマキシモ
話術や交渉術にて他者を操ることを得意とする策略家的プライムであり、メガトロナスを焚き付けた存在。他人の行動を操作するような記述が多い。
カード例
GRIMLOCKーSPEAKS TRUTHS HIS ENEMIES DON'T WANT TO HEAR
~敵が聞きたくない真実を語る
MEGATRONUSーメガトロナス
別名ザ・フォールン、堕落者でありプライム達の戦争の口火を切った存在。ソラスプライムを殺害した。強力な力や残忍性を感じさせる記述が多い。
カード例
SKRAPNELーSTEALS ENERGON JUST TO WATCH OTHERS STARVE
~エネルゴンを盗んで餓死するのをただ見つめる
以上、12人のプライムの大体の能力をまとめてみた。あなたが既にPOTPの製品を買っていたとしたら、カードはどのような記載になっていただろう。正直めっちゃ知りたい。
個人的には封入率の偏りをめちゃくちゃ感じてアマルガモス・マイクロナス・マイクロナスあたりはカードゲームで言うところの「コモン」クラスで、メガトロナスとかプライマ・アルファトライオン辺りは「レア」感漂ってる気がするんですが、どうなんでしょう。
ていうか、カードがランダムだって言われると「リージ・マキシモのカードのスタスクがほしいよ―」とか、「アルファトライオンのオプティマスが欲しいよ―」みたいな。そういう謎の欲が湧き出してしまうのは僕だけすか?ヤバイ、ebayチェックしないと。
想像力でブンドドれ
これまで海外展開にて「Generations」の名で展開されてきたトランスフォーマー玩具、前作の括りとされた「TAITANS RETURN」=TF総ヘッドマスター化シリーズに続く最終章が今回の「POWER OF THE PRIMES」となっているが、前回のヘッドマスター祭りの衝撃に比べ今回のプライムマスターギミックはある種流用であり、"正直パンチ足りてない"といった印象が強かった方も多いかと思う。
*プライムアーマーの一例(顔は気にしないでください)
しかし、こうしてそれぞれのプライムマスターの能力を知ることで、
ベクタープライムのプライムアーマーを装着している僕のダイノボット・スラッグは時間を逆行し歴史を改変した!ブンドドどーん!
と、一言叫ぶ事でテックスペックの差を無視して合法的にメガトロンを貼り倒せるという素晴らしい脳内補完ギミックなんだと思う、うん、たぶんそんな感じ。
実際のところ最初は別にいいかなと思ってたプライムマスターも、これを調べてたら冗談抜きで欲しくなった。合体させたヴォルケニカスに「ぼくのかんがえたさいきょうのプライムマスターのくみあわせ」をはめて無双したい。
13人のプライムって話じゃなかたっけ?
以上、12人のプライムでしたーfin
とまとめてみたんだけど、そもそもプライマスがユニクロンとの戦いのために生み出した原初のプライムは13人じゃなかったでしたっけ?
そもそもこの13人のプライムっていうのはめちゃくちゃに分岐しまくっているトランスフォーマーの世界線の中でも微妙にメンバーが違ったりしていて、最近国内で盛り上がってきているIDW展開等も同様。IDWでは13人目は「The Arisen」ーザ・アライズンと呼ばれる謎の存在であって、未だに謎。
これらの散らかった世界線をある程度統一して整頓しましょうという事で「Aligned Timeline」といったムーブメントが起こり、このパワー・オブ・ザ・プライムズにおける13人のプライムはこのタイムラインをベースにしている。
話が逸れたが、
ではなんで12人しかプライムがいないの?
というお話。パッケージには12のシンボルしか並んでおらず始まりのプライムの13人目はどうなったの?という点だが、この13人目はオプティマスプライム。
Alignedにて整列された世界線においてオプティマスプライムはザ・サーティーンと呼ばれる13人目の原初のプライムで、その後オライオンパックスへと転生しこの記憶を失う事に。
この辺の設定はトランスフォーマープライムが放送された2010年にハスブロによって策定されたトランスフォーマーの新約聖書みたいなもので、POTPはバッキバキにハスブロの商品なのでこの辺の設定が適応されてるんじゃないかな?他のタイムラインでは若干異なる他の12人のプライムのメンツもPOTPではこの「Aligned Timeline」設定と合致しているし。
どうなる国内展開
これまでの海外展開「タイタンズリターン」は国内ではレジェンズのコミックにて独自のストーリー(タイムライン)として展開されたが、「パワーオブザプライム」は既に始まっている告知において製品品番が「PP」と発表され、レジェンズ「LG」品番とは別の展開となることが判明している。
13プライム等のトランスフォーマーのルーツや神話的なストーリーをベースにしているパワー・オブ・ザ・プライムスは国内の「パワーオブザプライム」にてどうのように解釈されるんだろう。
個人的にはこういったルーツ的・神話的なサーガ展開が好きなので是非とも国内でも導入して欲しいところ。