オレカバトル:新序章 呪師ツクヨミ このポンコツばかりの素晴らしい世界
オレカバトル新序章『新たなる旅立ち』より
カッコいいから強化期間
前回に引き続きこれまで育てることが出来ていなかった強化期間の昨今。キリンと同じかワンテンポ遅れにて呪師ツクヨミの育成も開始した。
ツクヨミと言えば、超人気強キャラのマハデーヴァやミトラ・クリシュナ等インド神モンスター作成のベースとなる「アシユラ」の作成素材として認知される事が多い。また同様にアシユラ作成に必要な
- 死神モート
- 風魔の零
の二人が追加解禁にてそれぞれ★4へと進化しキャラの確立・技の多岐化をしていった事によって、素材臭が増してしまった感が否めない不遇モンスターのように感じている。
然しながら、そのヴードゥーのようなルックスが渋い。オレカに顔面ガイコツキャラは数あれどガイコツではない人型モンスターが"スカルをかぶる"という、そのアティチュードが強烈でカッコよく育ててみたかったので育成を始めた。
呪師ツクヨミ
以前聖獣キリンの際にも触れたのだけど旧序章モンスターのキャパのポテンシャルの振り幅が凄い。1リールは★埋めが可能であり、2リールに至ってはほほえみがマインドクラッシュになるというキャパの異常さ。
初期「そせいの秘法」2個を死の呪いへと書き換えることに成功したが、ミス入れにてドウン!1つががまだ「死の呪い」になるのか等の構成が可能かどうかは謎。リールキャパが一切読めないため育成が未知の領域というか未体験ゾーンへと突入しているのでとりあえずはこれで完成で良いんじゃないでしょうか。ピース。
君なんか写真と違わない?
呪師ツクヨミのカードイラストは個人的にはどストライクなクールさなのだが、彼の登場条件が
- 祭司キキクLV10をスキャン
と超限定的な為(ここにおいても不遇っぷり凄い)、あまり通常のバトルで動くツクヨミを目にする機会はなかったのだが。
そんなツクヨミを作成し読み込んだ時の違和感が半端なかった。
特にスカルの目の違和感が半端なく、あ、あれ?君なんか写真と違わない?状態に。
*世の中にはわりと”なんか写真と違う”ことがたくさんあるのだ。
ツクヨミ≒月読尊
「みんなポンコツばかりだ…」という台詞ともに登場するツクヨミ。ツクヨミと言えば「月読尊ーツクヨミノミコト」として古事記・日本書紀の日本神話に登場するイメージが強い。
ただ旧序章にはツクヨミを始めとした名前が神話系のオリジナルモンスターが存在し、例えばラクサーシャもその名前の由来はインド神だがオレカではその色は薄く、ツクヨミもまた神話の名前をベースに取り入れられたオリジナルモンスターと見るべきなのだろう。
しかしながら「みんなポンコツばかりだ…」とつぶやきながら登場する彼はどことなく月読尊の不遇っぷりともリンクするため、「何故ポンコツばかりなのか?」をあえて日本神話とリンクさせてみようと思う。
ツクヨミに聞いてみた、みんなポンコツばかり~の真相
*すべてフィクションであり、実際の登場人物や物語とは関係ありません。
日本の神話においてツクヨミは世界を作ったとされる神イザナギの息子である。このイザナギがまだ何もないを海を空から矛でかき混ぜて世界を作った逸話は有名であって、キッズに歩み寄るならば「ドラえもん のび太の創世記」に於いてもこの創生の方法を踏襲した様子が見れたりする。
イザナギによって生み出された子供は3人、ツクヨミの他に「アマテラス」と「スサノオ」が生み出された。アマテラスが長女に辺り、その弟にして長男がツクヨミ、末弟がスサノオなのだそうだ。
この3人の姉弟の逸話においてツクヨミの影が異常に薄いのだが、なぜかと言えばこの姉弟に関するエピソード、長女と末弟とその他登場人物のポンコツ具合が濃すぎるため比較的まとも(に見える)なツクヨミが逆に地味に見えてきてしまうのだ。
ポンコツケースその1 ーS氏に関して
以前トリックスターであるロキの時にも触れたのだが、高天原(神の世界)を追放されるまでのスサノヲのポンコツ具合は無茶苦茶なレベルである。
ポンコツケースその2 ーAマテラス氏に関して
ツクヨミは姉であるアマテラスに対した説明もされずに使いに出され、その使い先での粗相によってアマテラスと衝突、絶縁した。太陽を司るアマテラスと月を司るツクヨミが顔を合わせないようになって昼と夜が生まれたのだとか。
猛威を振るう姉とパシられる弟という構図は現代においても見受けられる事が多く、そして友人男子から多くの同情を誘うケースでも有る。ツクヨミの苦労人っぷりが伺えなくもない。
あと、アマテラスいい加減オレカに出て。
ポンコツケースその3 ーAメノUズメ氏に関して
そんな姉アマテラスと弟スサノヲは相変わらず滅茶苦茶な内容で喧嘩を始め遂にアマテラスは神としての職務を放棄して洞窟の中に引きこもってしまう。太陽神が隠れたことによって陽が出なくなった神の世界は混沌とし始める。
そんなポンコツな姉とポンコツな弟が繰り広げるポンコツな問題を解決するためにそれらを凌駕するさらなるポンコツが現れた!それがアメノウズメさんである。
アメノウズメはこんな無茶苦茶な喧嘩を”素っ裸で踊る”という完全に斜め上なポンコツ解決策にて事態を収拾した自由すぎる女神である。
たしかにみんなポンコツだけど、このポンコツばかりの素晴らしい世界
こうして見ると周辺登場人物の異常性が際立ち、ツクヨミの影が完全に薄い。またこれだけ強烈なストーリーに揉まれてしまえば比較的ノーマルに見えるツクヨミの行動はあまりにも地味なためなのか、ツクヨミの逸話が残っていないのもなんとなく納得できてしまう。
あと、個人的にツクヨミのミスモーション(ほほえみではなくミス・パワーダウン等)がそんなツクヨミの「チェッ…もういいよ」感が凄いと感じているのでぜひ見たほうが良い。
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