トランスフォーマー:SIEGE War for Cybertron エイプフェイス とIDWトランスフォーマーの話
トランスフォーマー『SIEGE War for Cybertron』より
- (What's The Story) Morning Glory?
- SIEGE:Wave5 ボイジャークラス エイプフェイス
- ビーストモード
- APE SHALL NEVER KILL APE
- ビークルモード
- そろそろアメコミの話がしたい
(What's The Story) Morning Glory?
前回のブログでエイプフェイスが11月頃に届くので~等と締めていたのだが、気付けば年末ですが如何お過ごしでしょうか。実際のところ、エイプフェイスは11月に届いた、届いたのだが積みに積んで12月のあたまにはアストロトレインが追いアマゾンし、そしてそのアストロトレインを開けられる事なく2日前にスピニスターが到着。これはいかんと引っ張り上がってまいりました、私です。
もはやアストロトレインの事を書いたほうがオンタイムなのだが、しかしながらWEB上では近しい発売時期、しかもアストロトレインと同じトリプルチェンジャー、更にビークルの他にメカザルへと変形し、極めつけに白・紫・マゼンタと海外TFにありがちなどぎつく魅力的な色彩感覚を兼ね備えたエイプフェイスが全く取り沙汰されていない気がしていたので、これは書くしか無いじゃんね。
※例によってTF界隈の情報を全く追えていないため、完全なる脳内バズ問題です。
SIEGE:Wave5 ボイジャークラス エイプフェイス
シージトイ内で圧倒的な戦力差に悩まされるディセプティコン勢だが、現在全7体で展開されているシージのヴォイジャークラスにおいては完全に別の話となっており、オプティマスとスプリンガーの2体以外はすべてディセプティコン。そのディセプティコンの5体目となるのが今回のエイプフェイスだ。
人気キャラ、アストロトレインに押される形であまり日の目を見ていないようなヴァイヴスが漂っている印象であったが、実際のところシージ内ではなんだか若干浮いている不思議なアイテムであった。
パッケージ側面は相変わらずの80'sヘビメタ感あふれるちょいダサイラスト。いい加減イラスト集かポスターとか出して。
本体の成型色の一部が乳白のため分かりづらいのだが相変わらずのモールド地獄車といった感じで、これまで気づかなったかった(か、こいつだけ?)のだが、5mm穴の中までテクスチャが入っている鬼具合。
デザインセンスとスタイルに定評のあるシージ、このエイプフェイスもスタイルのバランスは非常に良い。
武器をもたせるとこんな感じ。
シージ全体に組み込まれている足首の傾斜もしっかりと組み込まれており、物としてはシージシリーズのカラーが全面に押し出されているのだが、しかしながら、触ってみるとこれまでのシージとは決定的に違う違和感というか、なんだか微妙な空気を漂わせており、端的に言えば海外シリーズ「タイタンズリターン」の頃のアイテム感が半端ない。
エイプフェイスはオリジン自体がヘッドマスターのギミックを持つ玩具だった為、シージ版でもしっかりとヘッドマスターの再現を行っており、何気に現状シージ版における唯一のヘッドマスター商品でもある。
更にエイプフェイスはトリプルチェンジャーでもあり、ヘッドマスターを第3の形態であるビーストモードへも流用するため、顔面を背中で背負っていたタイタンズリターンの頃のヘッドマスターから、よりオリジンに近い脚部が顔面となるデザインへと改良されている。
しかしながら、エイプフェイスのシージでの浮きっぷりが半端ない。変形の構造上の問題のためか可動のない腰や、オルトモードのしわ寄せを受けて背負いものがやたらと重くバランスが悪い上半身、それに対して重心をうまく支えることができない足、小さすぎる武器、等。
まるでタイタンズリターンのアストロトレインや、G2オプティマス(国内では色々と物議を醸したブラックコンボイ)で感じたウィークポイントがまったく回収されておらず、特にこれまでの残念な点を尽く補完していったシージのアイテムと比べてしまうと、タイタンズリターンであぶれたキャラクターが時を超えてリリースされたような過去アイテム感が非常に強い印象となってしまった。
これまでのシージ展開を経て、個人的にも非常に期待していたキャラだったために、ここはシンプルに残念というか、いやというか正直、これやっぱりタイタンズリターンでリストラに遭ったキャラの再雇用とシージへのねじ込みですよね。
ビーストモード
…等と散々っぱら言っといてなんですが、エイプフェイスで重要なのってロボよりも「エイプ」部分じゃないですか。
ロボモードがシージの水準には及ばず…なエイプフェイスだが、やはり特筆すべきはトリプルチェンジのビーストモード。当時品ではかなりやっつけられており、今見返して見るとマイクラレベルでブロックライクな仕上がりだったのだが、今回は完全にエイプ。
そりゃあ1987年のプラ塊と比べても…と思われるかもしれないが、しかしながらエイプフェイスは乗り物to乗り物に変形するトリプルチェンジャーに非ず。
基本的な構造は当時品から大きく変えること無く、ここまでゴリラ度を高めたリファインは素晴らしいと感じる。
当時品にはなかった口周りのデザインも追加され、直立も可能。また、こちらは当時品もうまく再現していたエイプ感あふれる肘の関節もしっかり再現されている。
APE SHALL NEVER KILL APE
乳白と紫のゴリラの既視感半端ないなとおもっていたのだが、ビーストのメタルゴリラこと、トランスメタルスのオプティマスプライマル(画像は国内版)だった。僕はゴリゴリのビースト世代(ゴリラ的な意味で)なので、個人的オリジンは完全にメタルスゴリラだったのだけど、今こうして見比べるとメタルスコンボイってわりとエイプフェイスのカラーリングを踏襲していたのだなぁと、極めて限定的なTFロボゴリラ史にも発見があるものだ。
ビークルモード
さて、ビーストモードにてぶち上がったテンションをまたしても降下させてしまい恐縮ではあるが、ビークルに関しては置きに行った感の強い非常に保守的な内容となっている。
ヘッドマスターギミックが採用されているため、ヘッドマスターが登場する操縦席的な物は付いてはいるのだが、武器パーツをつけることで隠れてしまったり、そもそもキャノピーが存在しているのにそれがダミーだったりと、やや残念な点が目立っている。
そろそろアメコミの話がしたい
以上、エイプフェイスの話。
年末がめちゃくちゃ年末でバチバチに師走も良いところの為、アストロトレインもスピニスターも未開封のまま積みっぱなし、更にはIDW版のアメコミTFもモア・ザン・ミーツジ・アイとロボット・イン・ディスガイズの新章に突入し、先月末には上記オンゴーイングの流れを汲む「ドリフト」も発売。色んなものが積みっぱなしなのだけど、とにかく今はアメコミの話がしたい。
気付けば2年も前の話だが、以前IDW版のトランスフォーマーの「ケイオス」編の国内翻訳が始まった頃に「トランスフォーマーのアメコミ展開をざっくりまとめてみた前編」なるポストを投稿した。
当時のブログはこちら↓
トランスフォーマー:ざっくり紹介 トランスフォーマーのアメコミ展開をざっくりまとめてみた 前編 - くるめろとは違う
まだ国内でのIDW展開がオールヘイルメガトロンのみだった頃に当時の海外展開も含めてIDW版のおおよその展開を纏めた内容だったのだが、ありがたい事にこちらの記事は結構な反響を頂いており、未だにブログ内検索上位のポストだったりするのだが。
しかしながら、全てもう2年前の話なわけですよ。ヴィレッジブックスが超頑張ってくれてるおかげでケイオス編は無事出版済み、次のオンゴーイングであるMTMTEとRIDへと進み、更にはサービス精神が旺盛すぎるヴィレッジブックス様の粋な計らいでまさかのミニシリーズまでも出版。
(一部で)盛り上がりまくっているTFアメコミに対しての当ブログの状況は
めちゃくちゃ今更な「まさに外道」で表現するとこんな感じで、申し訳ない。全方位に申し訳ない。
「トランスフォーマーのアメコミ展開をざっくりまとめてみた前編」と、前編と謳っておいて、2年も後編を先送りにしているとか、おめーは富樫かよ!と猛省。
そうとなったら善は急げということで、国内におけるIDWアメコミ「ドリフト」のリリースに合わせて後編をまとめていたのだが、本日のブログよろしくこの有様である。
そんな訳で年内~年明けにはポストしたい。そしてアメコミポストに関連する発売情報として取り急ぎ言っておきたい。
TFアメコミを楽しんでいる紳士淑女の皆様は是非スピニスターをアマゾンやらでポチっておいたほうが良いです、と。
以前のポストでも、同様にTFアメコミを楽しんでいる紳士淑女の皆様は是非ミスファイアだけはアマゾンやらでポチっておいたほうが良いです、等と空気の読めていないダイレクトマーケティングをしていたのだが、
モアザンミーツジアイが邦訳化へと突入し、一部のTFアメコミファンはこのあたり絶対欲しくなるはずなので、相変わらず空気を読まずにダイマして終わっとこう。
詳細はいつか書くであろう「トランスフォーマーのアメコミ展開をざっくりまとめてみた後編」にて。
言っといたほうが良さそうなので「良いお年を!」
おわり。