トランスフォーマー:SIEGE War for Cybertron スピニスター とスカベンジャーズ
トランスフォーマー『SIEGE War for Cybertron』より
My Bloody Chirstmas
まさか年内にもう一度更新するとは思わなかったぜ、皆さんこんにちは私a.k.a.くるーるめろでぃです。
長期休暇フゥゥゥゥゥーーーーー!とテンションがぶち上がるなか、現在アマゾンUSをメインに商品を購入しているトランスフォーマーファンにブラッディーレインが降り注いでおりますがご存知だろうか。
時をさかのぼり12/23の早朝、国内ではタカラトミー限定となるWar for Cybertron第2弾アースライズ商品「グラップル」注文者へアマゾンUSから突如の注文キャンセル絨毯爆撃が開始。
予約開始直後にオーダーしていた人(わたしです)もキャンセルを食らっている謎具合に、販売の地域制限や果てはタカトミが介入している等のトンデモ陰謀論までが囁かれる中、、
同日夜には国内でも通常販売されるオプティマスやスタースクリーム等のリーダー・ボイジャークラスが総キャンセル。このキャンセルは日本国内ユーザーのみならず、アメリカの利用者も同様との事で。
バトルマスター(だっけ?)は買ってないので不明だが、現状何故かデラックスのみ持ちこたえてオーダーが継続されている状況で、なんかよくわかんねーけど大量ショートしてるっぽいのだ。
そんな訳で翌日は通常業務の他、今後毎年1回の特殊任務となるサンタさん業の記念すべき(ほぼ)初ミッションだというのに、おやじであるこの僕が自身のおもちゃ確保のためにネットを駆けずり回るという醜態を晒す事となった。
しかしながら、凡そ海外アマゾンというのはこんな感じの"やらかし"を度々行うポンコツなのである。
以前の爆発的な円安の中、同リージョンで国内でも視聴できるDVDBOXをアマゾンUKでよく買っていた時期があったのだが、当時から一方的なキャンセルや発送の不備、梱包のでたらめ具合は一定の「くおりてぃ()」を保っている。
海外アマゾン「やっちゃったぜ」
つまり、海外アマゾンは基本「やっちゃう」企業なので、これに対する自己防衛策は常に持っておいたほうが良い。
何も海外TFはアマゾンでしか変えないわけではない。海外のトイショップ、中国経由のネットストア、また若干割高にはなるが国内の輸入ショップ等、また手元に届くのは遅れてしまうが当然ながら国内タカラトミールートという安全な手段が最後の砦として残っている。
国内ではタカラトミーモール限定となるグラップルは既に受注を締めているが、上記海外・国内輸入ショップで購入可能なので、悲しみに打ちひしがれ呪詛の言葉を書き連ねる前に是非そちらもあたってみては如何だろうか。
SIEGE:Wave5 デラックスクラス スピニスター
前回のエイプフェイスは「な~んか違うんだよなぁ~…な~んかな~、、違うんだよな~~」と100点満点の"なんか違う感"を放つ、お手本のような消化不良具合だったのだが、今回のスピニスターはそんなモヤつく僕の頭を脳天から足の先までをナタでパッカーン!と一刀両断するレベルの爽快感、スマッシュヒット、傑作が来たぜ!
かなり脱線したが、そんな訳で今回はWar for Cybertronの第1弾のラストウェーブ、Wave5からデラックスクラスのスピニスターなんです。
まず何より色が最高にいい。当然ながら当時品の再現なのだけど、より鮮明にドギツくされたイカれた配色となっており、フォルム等全体的にリファインされ現代的になっているにも関わらず溢れ出る80'sおもちゃ的バブリー感が半端じゃない。とんでもなくスマートなのにめちゃくちゃダサい。※いい意味で。
それだけで既に170点くらいあげたい、パッケージに入っている時点で実感できる名作感。配色の勝利だというのが個人的な感想。
色もそうなのだが、それに加え顔面のディテールも非常にいい。
当時品からよりツノにエッジがかかり、プロールとコンボイを合体させたディセップ兵士を車で4回はねて、下水道で青汁を点滴したようなMAD感。
ルックスに集中砲火してきたがスタイルも抜群によく、手足の長さも理想的。足の付け根部分の構成がスプリンガーと同様で若干厚みが足りず、敢えて突っ込むならこの部分のみが気になる。
ボイジャークラスであったエイプフェイスには無い手首や腰のロールがしっかりとあるなど可動域も良好。手首隠しの穴も無く、脚折りたたみ為に膝下が空洞となっているが、こちらを隠すカバーも付属。シージの標準、あるいは比較的レベルの高い水準となっている。
武器に関しての詳細は説明書では言及されていないが2丁のダブルガトリングガンが付属。
当時品では2丁のがターゲットマスター「ヘアスプリッター」と「シンジ」がパートナーであり、今回その部分は別途販売されているバトルマスターで補完されている。
彼のパートナーの一体であるシンジは国内でも購入が可能だが、しかしながらもう一体のヘアスプリッター=シュルートは海外アマゾン限定となるファントム・アタック・スクァッドロンのセット同梱となっており、国内正規での入手は不可能という不親切な状態となっている。
ヘアスプリッターことシュルートを同梱したファントムアタックスカッドロンのブログはこちら。
ギミックとして嬉しかったのが背中に背負っているヘリの羽をしっかりと固定できる部分。
同シージシリーズ「スプリンガー」のヘリ羽がトゥルントルゥンで、押し込みやはめ込みで固定できなかったことに対して、今回のスピニスターはもろにロボモードのデザインへ干渉してくる為か、はめ込みによる固定が可能。
これまで実写版をリメイクしたBotconの限定品(全く似てない)や、コンバイナーウォーズ期のアルファブラボー(fromスペリオン)をリデコしたTFSS限定版(目の処理が超雑)等、スピニスターはG1の当時品以降もリメイクに恵まれなかった。
そういった経緯を踏まえても、というかこのあたりを全く踏まえなくとも、非常にレベルの高い良作。構造に特筆するべきものは無く非常に標準的なのだけど、その一つ一つがとても丁寧に作られている傑作となっている。
ビークルモード
当時品を精巧にリファインするという点において、ビークルとの整合性が高いのも今回のスピニスターの素晴らしい所。基本的なデザインはそのままにつま先をスタブウィングに見立てるあたりのデザインセンスとそれに伴う変形ギミックは見事だ。
おそらく誰もが気にしていた、「キャノピーが両足についてるんですけど」問題のからくりはこんな感じ。
当時品の膝下分割していたキャノピー足の構造を踏襲しつつも、片足のキャノピーを底面へとしまい込むことで、ビークル・ロボ共によりスマートなルックスへと完全リファイン。
当時品同様2丁の銃はスタブウィングへマウント可能。唯一気になる部分は手がモロ見えしている部分だが、その恩恵によって手首の回転が可能となり、手首収納部分の空洞が無くなっていると考えれば、個人的に全然ありなのであまり気にならない。
スピニスターとIDWスカベンジャーズ
以前のポストでも「レジェンズ版ミスファイアは絶対に買ったほうがいい」や「シージのスピニスターはIDWを追っている人は絶対に買い」等と、散々喚き散らしてきた。
というのも、先日国内でも邦訳が開始されたIDW版トランスフォーマーの「モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ」において、彼らはスカベンジャーズというチームとして行動を共にし、ストーリーの中核を担う非常に憎めない存在として登場を果たすのだ。
スカベンジャーズは
クランクケース ー頭が削れているのがチャームポイントな堅物
クロック ーオルトモードを持たない軍事戦略化
フライホイール ー嘘を付くと変形してしまうプライマス信者(足がでかい)
ミスファイア ー注意欠陥・多動性障害の馬鹿
スピニスタ ー軍医だがびっくりするほど馬鹿でびびり
フルクラム ーオルトモードを爆弾に強制改造された特攻隊の生き残り
からなる、名前の通りゴミを漁り廃品を漁るディセプティコン残党達。フルクラムのみがオリジナルキャラだが、それ以外はG1キャラの寄せ集めとなっており、デバスターのスカベンジャーとは全くの無関係。
上記の通り大半が「馬鹿」で占められた、非常にチャーミングなチームである。
彼らの登場は既に発売済みの1巻に続くモアザンミーツジアイ2巻からとなっており、しかも数ページの端役などではなく、なんとコミックスの後半ほとんどフルで活躍。
更にモアザンミーツジアイのメインヴィランとなるDJDとの交戦や、IDW版ではゴリゴリのアウトローだったが幼児退行してしまった「グリムロック」を引き取る…等、ロストライト号のロディマス達メインキャラと対を成すディセプティコン側としてのメインキャラとなるのだ。
レジェンズのミスファイア(左)、クロック(右)は国内未発売のため海外タイタンズリターン版、そして今回のスピニスター。
フライホイールに関しても今回のシージで「スカイトレッド」としてラインナップ済みと、こうしてみると既に6体中4体が発売されていて、そのうちの2体がシージという、数年前であれば考えられないような奇跡的な展開。
フルクラムのみがIDWオリジナルキャラの為、なかなか期待薄ではあるのだが、シージにて同IDWオリジナルキャラとなる「ラング」がバトルマスターとして登場するなど、完全に希望が絶たれたわけではない。
アメコミの邦訳版発売後は登場したキャラの玩具が品薄になるに決まっている、と決め付けており、モアザンミーツジアイ1巻が発売された頃にはレジェンズ版スキッズが売れまくっているにちげぇねぇ!と勝手に想像しているので(真相は不明)、是非ともこのタイミングで彼らスカベンジャーズをゲットしておくべきだよ、いやマジで。
おわり