トランスフォーマー:スタジオシリーズSS-06 スタースクリーム
トランスフォーマー「スタジオシリーズ」より
- YEAH GOTTA MOVE ON (FROM BOTTOM OF HELL)
- スタジオシリーズSS-06 スタースクリーム
- ここが違うよ、スタジオシリーズ版スタースクリーム
- 公式"拡大版"にちょっと驚いた
- ところでコレご存知だろうか
YEAH GOTTA MOVE ON (FROM BOTTOM OF HELL)
おひさしぶり!前回ビーストについて触れたブログがプチバズったので、勢いに乗ってビーストについて書きまくるぜ!…いつか!と、まぁつまりいつものアレで。当初はノリに乗っていた勢いもどこへやら。そんな情熱の真赤なバラはいつの間にか惰性へとトランスフォーム。あぁ、やべぇ、書かなきゃなぁ…でもアレだ、なんかアレだ、うん、多分忙しいな、コレ。うん、書くよ、いつか。なんて思いながら新たなトランスフォーマーを漁っていた。しかもわりと毎週どこかしらで、ていうかヤフオクとかはほとんど毎日見ていた。よく考えたらあんまり忙しくはなかったかな!
こういったブログをポストし始めると趣味のくせに買ったものに関して「書かなければ」みたいな謎のアマ根性が芽生えてくるのだが、しかしながらまぁ、サボる。ブログはサボってもTF達は次々とリロードされていき、それが積みゲーならぬ積みTFのような重みへ。少しのサボりが積みとなりそのままフェードアウトへの道へ繋がっていくような流れは、実際のところTFだけではなく、趣味ブログの世界では目にしがちだ。
一ヶ月近く放置したブログをまるで前回のポストの2日後くらいのノリで書く厚かましさ、そういったしたたかさが長く続ける秘訣なんじゃないでしょうか。そんな訳で何もなかったようなテンションで、話題のスタジオシリーズのブログをポストしようじゃないか。
スタジオシリーズSS-06 スタースクリーム
巷で話題のスタジオシリーズ、あなたは既にゲットされただろうか。
個人的には実写トイに手を出す事があまりなく、前回の最後の騎士王でも公開前にホットロッドの海外版を購入したくらい。公開後は完全にスルーし最近になってYoutubeでバリケードのレビュー動画を見てたら唐突に買いたいホルモンとエンドルフィンが謎にドバドバと出てきて買ったり(4月初旬頃)と、買い方があまりにも無軌道なくらいには手を出していなかった。
それでも好きなキャラであるスタスクは新作公開時には必ず買っていたのだが、ダークサイド・ムーンで死亡。トイの展開からもフェードアウトしていたのでより一層実写トイから遠ざかっていた。
そんな実写スタスク玩具事情だが、スケールの統一と完成度の高さが話題となっているスタジオシリーズよりスタースクリームの玩具が久しぶりに登場。
なのだけど、予約開始後から一部(というかグリムロック)は売り切れたりとかなり盛況で見事にタイミングを逃し、「発売日に行けば買えるだろ」とアホ面を下げて秋葉原のヨドバシや周辺のホビーショップを回るも、ラチェットとクロウバー以外は基本売り切れ。わりと焦り値引率の低いショップでようやく見つけて購入出来た。(しかしながら、グリムロックとブラックアウトはそこでも売り切れ)
秋葉原なう。
— くるーるめろでぃ で考え中 (@cruelmelodys) 2018年4月21日
スタジオシリーズのスタスタが未予約だったので買いに来たんだけど、ヨドバシとかあみあみとかの店舗でラチェットとクロウバー以外が軒並み売り切れで、すげえや! pic.twitter.com/iCtuMijZzg
*行きゃあどうにかなんだろという甘い考えから徐々に焦り秋葉原を駆けずり回った
何!?トランスフォーマーって最近流行っているの?と、日頃Twitterにろくにログインしないことで鈍りまくっているアンテナのショボさに一抹の不安を覚えるも、SSラチェットの横に積まれるレジェンズ商品を見て、あぁこのSSシリーズが特殊なのね…と夢から覚めたような気分に。
秋葉原を駆けずり回って手に入れたスタジオシリーズSS-06スタースクリーム。スケールが統一されて実写の世界観を再現しているそうだけど、単品買いの僕にはあんまり関係なかったぜ!
変形機構や基本的な設計はダークサイド・ムーン時に発売されたDD02のスタースクリーム(ロストエイジの際にはリカラー版のAD10スタースクリームも登場)がベースとなっている。
以前のブログにて「このスタースクリームがマイ決定版」的な事を書いたのだけど、このDDやAD版はデラックスクラスだった為、色々とミニマルにまとめ上げられていた。
今回のスタジオシリーズ・スタスクはDD/AD版をベースにしつつも、サイズアップによって簡素化されていた部分の一つ一つを補完していくような出来栄えとなっており、評価の高さもうなずける内容になっている。
実写劇中でも見せた万国共通のゴマすりボディランゲージ「MOMIDE」。
根本的なスタイルは旧玩具のDD/AD版を踏襲しているのでスタイルは非常に良い。間違いなく、書いやすい価格帯での実写スタースクリームの決定版と言える内容じゃないだろうか。
ビークルモードは基本的に前述のDD/ADとほぼ同様。
しかし塗装の再現度にはかなりの差異がある。あと、僕はADスタスクをバッキバキに墨入れしているのでパキつきかたは完全にマイ「仕様」です。そんな訳であんまり参考にはならない。
ここが違うよ、スタジオシリーズ版スタースクリーム
スタジオシリーズに関してはスタスク以外のラインナップへの認識があまりにも低い(グリムロックが超人気でデタラメな価格で転売されていることはギリ知っている)ので敢えてそこには触れず、これまでロストエイジ時のAD版スタースクリームを決定版として舐め回すように愛でてきたワタクシは今回のスタジオ版スタースクリームがこれまでのスタースクリームと如何に違うかを書いていこうと思う。
武器がトマホーク(斧的な意味で)じゃない
今回のスタジオシリーズのスタスクの大きな目玉は
「実写にて実際に登場した武器がきちんと付いている」
という部分じゃないでしょうか。なんというか「劇中の武器が玩具についている」なんて普通に考えればすげぇ当たり前の事なのだけど、この当たり前が中々出来ないのがトランスフォーマー玩具ちゃんの特徴みたいなところあるじゃないですか。
実際にロストエイジの際に発売されたスタースクリームには「誰のだよ」っていう斧が付いてきて、しかも斧的な形状なのに手に持たせることが出来ないという完全な誰得仕様。仕方がないので5mmピンで前腕に差し込むっていう謎仕様だったりしたわけで。
シャキーン!
そんな訳で今回のこの武器の付属はちょっとしたエボリューションだと思うわけです。10年かかってようやくここまで来たぜ!っていう。長い道のりすぎるだろ。
ただ、これまでロストエイジ版を愛好していた僕にとって、ハスブロには"今回のスタジオシリーズにも「手に持たせることが出来ない謎の斧」を付ける"くらいのユーモアセンスがあっても良かったんじゃないかと思います。…いや、ユーモアって。
空を飛ぶ時に心を閉ざさなくて済む
これまでのDD/AD版では左右以外の首の可動が無かったので、空を飛ぶキャラであるスタースクリームに空を飛ぶようなカッコいいポーズを付けさせるともれなく「地面を凝視する」という、わりと闇が深い・悲し目な欠点があった。
そんなウィークポイントも今回のスタジオ版では改善。首の可動が追加され見上げる事が可能になった。
空を飛ぶキャラが劇中のように前を見て飛べる。そんな当たり前のこと、普通に考えればすげぇ当たり前の事なのだけど、このなんでもないような事が中々出来ないのがトランスフォーマー玩具ちゃんの特徴みたいなところあるじゃないですか。(2回目)
そんな訳で首を上へと向けることが出来る今回の補完は個人的にはエボリューションだと思うわけなんですよ。ちなみにこの首の傾斜から横を向かすことは出来ないのであしからず。
この首を上に向けた状態で「左右へと回転させる」可動は新たな課題として、数年後に登場するであろう更なる進化版の「スタジオアドバンスなんちゃらシリーズ」みたいなのに乞うご期待!※その際には下を見下ろすような可動もどうか付いてますように
公式"拡大版"にちょっと驚いた
TFに詳しい方ならご存知かと思うが、トランスフォーマーの非正規アイテムで「拡大版」と呼ばれる平たく言ってしまうと「偽物」が存在しているのだけど。これは読んで字の如く"公式が発売したアイテムを中国あたり(基本は中国)の人が勝手にでっかく作った"偽物。
例えば今後スタジオシリーズにもラインナップされているロストエイジに登場した「ロックダウン」なんかは、公式が発売した玩具が他の玩具と並べると劇中のサイズよりもかなり小さめだったので非正規で拡大版が出たりと、スケールをあまり気にしない(ように見える)公式商品の痒いところに手が届くような偽物が出回っていたのだが。
今回のスタジオシリーズ版のスタースクリームはまるでそんな「拡大版」のような印象がどうしても強く、発表時は「え?!公式が"拡大版"出すんだ?!」と割りと驚いた。実際には
- 肩の可動
- 腿の付け根
はボールジョイントから新規造形のしっかりとしたパーツへと設計し直され、さらに最大の欠点とも取れる脇腹周りも新造のパーツが追加されたりと、ブラッシュアップが成れているのだが、これまでデラックスサイズに詰め込まれていた造形がボイジャーへと引き伸ばされたような、所謂拡大版にありがちな若干の間延び感は否めないような気がするのは個人的な感想。
あと個人的に一番気になっているのは、この公式"拡大"が今後他の旧型にも派生していくのか?という点。トランスフォーマーにとってリカラーやリデコは最早使いまわしの勘定に入らないレベルで展開されているのだけど、そこに"拡大"が仲間入りするようになるのかなっていう。
ところでコレご存知だろうか
いつも写真を撮る時に使用しているタカトミモール限定トランスフォーマー専用のディスプレイスタンド。レジェンズと実写アイテムにはこの専用ディスプレイスタンドのピンが刺さる穴が準備されており、またディスプレイにはサイバトロンのインシグニアがプリントされている。
さて、本日スタースクリームを専用のジョイントに挿して写真を撮っていたところ、TFに差すピンの部分がモキッ!っと折れた。僕は以前コチラの専用スタンドをタカトミモールで一気買いし、これまで基本"写真を撮る時にだけ"このディスプレイスタンドに挿してきたのだけど、遂にこの実写スタースクリームにて8個買ったうちの7個が折れた。
これまでTFの他に色んなフィギュアを購入し専用のディスプレイスタンドに挿したり・サードの物を購入してみたりしてきたのだけど、このトランスフォーマーのスタンドの耐久性の無さは異常だ。
当然ジョイントに刺さったまま折れるので穴が完全に死ぬ訳で、今回のスタースクリームの背面の穴にもこのスタンドの「凸」がインプラントされている状態。宇宙人にチップ埋め込まれた人がいっぱいでメキシコかよ!みたいな。*よく考えたらTF自体が宇宙人だった。
トランスフォーマーには「5mmジョイント」っていう共通の規格が存在するのになぜそれを無視したサイズで、しかも無衝撃・フルオートで折れるような細さ・耐久性にするのかがまず謎で、というかこういった差し込み系のディスプレイスタンドでこれまでこんなにポキポキと折れるものに遭遇したことって基本的にないわけで。折れた部分が綺麗に埋没するため抜くのも一苦労で、この程度の耐久性で仕上げるならせめて折れた部分が引っこ抜きやすいように作って欲しいものだ。
こういった「これ、本当に使った・遊んだことあります?」みたいなミスって最近のタカラトミーのお家芸で、(僕は購入していないので、これはあまり言及するべきではないのだろうけど)昨今話題になったGFコンボイの件や、あるいはレジェンズ商品にて国内で手を加えられた部分が設計ミスで白化したり…と、なんというか、本当に遊んだこと、あります?みたいな、あまりにも…なミスが多いよねっていう。