オレカバトル:新7章 オーディン とにかく無茶するオーディンさん
オレカバトル新7章『雷盟の逆鱗』より
北欧神話強化月間
先日育成を始めたジークフリートが北欧神話への思わぬ接近を見せ北欧神話熱が再燃、昨今は強化月間と呼んでもいいくらいに北欧の神々ばかりをスキャンする日々だ。こんにちは、くるめろです。
オレカバトルに登場するキャラクターにて実在(偶像だとしても)する人物はオレカモンスターにもその情報の断片がふんだんに盛り込まれている部分が面白い。「古きを訪ねて新しきを知る」といった訳で北欧神話もトールやヘイムダルの育成にて物語そのものを調べたりしていた。
これまでキリスト教やギリシア神話、ヒンドゥーと知り齧った中で、個人的にこの「北欧神話」のぶっ飛び方が一番やばいとび具合というか、とにかく凄い。常日頃煩悩まみれ・物欲の申し子である僕にとって所謂神話の神々達は神々しすぎて少し近づきがたいイメージすらあったのだが、北欧神話の神々と我々人間の距離感はある意味で異常なほどに近い。かなり低めの沸点で超簡単にブチ切れたり、色々と失敗してアタフタしたり、そのせいでションボリしてみたり、チートレベルで強かったり、あっさり死んだり()とやりたい放題だ。
そんな中で未だに着手できていなかったオーディンを、この流れで育成してみた。
オーディン
*合言葉レベルで申し訳ないのだが、潜在コメントは忘れたぜ!
トールを育成していた頃なので恐らく1年近く前にカード自体は作成していたオーディン。初期リールにこれでもかと配置される強技のおかげでLV1でもだいぶ強いタイプのモンスターとなっている。(マオタイもこのタイプだと思ってる)しかしながら初期リールの高コスト技てんこ盛りの為かコマンドの変化はかなり重く3リールと4リールばかりがモリモリと育ち1・2リールはレベル10以降のランダムに頼らざるを得なく育成がわりとヘヴィな部類だと感じた。
神槍グングニル
EXの神槍グングニルはロキの壁をはじめとしたバリア系を全て無視する物理攻撃。ブリュンヒルデを育成中にブリュンヒルデの戦衣を貫通したので驚いたが、北欧神話の中での最高神としてロキの壁に対抗できると考えるととても納得。個人的にダメージ値は少し低くても構わないので通常技として存在して欲しかった。
ウィンド!!!!
また土属性だがウィンド!!!!を使用できる稀な存在。この最上位風魔法はオーディン以外には大魔神ジンしか使用できるものがおらず結構レア。何故土属性なのに~という部分だがオーディン自身が雷や嵐などの天候の神として崇められていたという背景がベースとなっている模様。
なんか言え
…。
(旧7章でオーディンが登場した際に、それまでに登場していた旧5章トール・ヘイムダル、旧6章ロキの北欧神達の初めてのカットインが無言と挑戦的であり「なんか言え」と話題となったのも記憶に新しい。)
よいのだ…。
(ちなみに旧7章のワルキューレとだけ会話しているがその内容もワ「あぁ…わたし…!」オ「よいのだ…」と完全に言葉足らず。もっと詳しく言えと話題に。)
…。
(さらにワルキューレが新7章にてブリュンヒルデへと進化した際に新たなカットインが!しかしまさかの「…。」スタイルとなり、2年ぶり4度目の「なんか言え」が話題に。この前はちょっと喋ってたじゃん!
こうしてカットインが5つもあるのだが情報がほとんど含まれておらず、カッコよく言うとミステリアスな雰囲気であり、悪く言うとカットインの無駄遣い常習犯でもある。なんか言え)
とにかく無茶するオーディンさん
そんなオーディンは調べれば調べるほどフルスロットルだ。とにかく無茶しすぎであってそんな型破りなエピソードの数々はオーディンのカードからも読み取れたりする。
*画面の前のお父様・お母様へ。こっからわりとショッキングな内容が多いのでお子様に閲覧させる際にはご注意を。良(よ)い子(こ)のキッズへ、マネしてもオーディンにはなれないぞ!まねしないでね。
- 隻眼になるオーディン
オレカでも分かるようにオーディンは片目を失っている。何故オーディンは隻眼となったのかというエピソードだが、これはオレカのオーディンが技として使用するヴァテン・ミーミルにて、ぐいっといくミーミルの水が深く関係する。
ミーミルの泉に湧く水は飲むことで霊感と知恵を得られる。この泉の水を飲むためにアースガルドからやってきた若きオーディンだが、この泉はミーミルという巨人に守られ飲ませてもらえない。さらにこの巨人ミーミルは日頃この泉の水を飲みまくっているので恐ろしい程賢くどんな言葉でも説き伏せらない。
水飲ませてよ!と食い下がるオーディンがちょっと面倒くさくなってきた巨人ミーミルは「じゃあ片目をよこせ」という提案をする。
若きオーディンは優秀な戦士であったため、両目で物を立体的に捉える事は超大切。
ミーミル「さすがのオーディンもこれで諦めるだろう…」
……
ミーミル「えええええええええ!諦めろよ!戦士だろ、目大事にしろよ!」
*そんでグロテスク。
オーディンが目を失う事によって「戦士」から「賢者」へとなったメタファーでもあるんじゃないかしら?と思わせるエピソード。オーディン、どれだけ知的探究心が旺盛なんだよ、と。この男、とにかく無茶をするのである。
- 魔法を駆使したいオーディン
オレカにて風の魔法「ウィンド!!!!」を操るオーディンだがこの魔法の能力は生まれながらに身についていたわけではない。ミーミルの水にて頭がキレキレになったオーディンは古くに失われた「ルーン文字」の存在を知る。このルーン文字が強力な魔法を宿しておりどうしても習得したくなったオーディン、しかしルーンは古代の文字であり既に失われてしまっている知識。これはさすがに無理ゲーでしょ、と思ったのだが…そこで1つの方法を導き出すオーディン。
北欧神話の世界ではユグドラシルという超でっかい木が、死後の世界と神の国をぶち抜いて生えており、その木を使って冥界と交信しようという手段だ。その方法が無茶振りもいいところで、ユグドラシルに体を括りつけさらに首をくくり(逆さに吊るす説もありこっちのほうが有力?)、追い打ちをかけるように自身を神の槍「グングニル」で貫くという壮絶すぎる方法。
これはさすがのオーディンさんも諦めるだろう…
……
「ええええええええ!死んだらどうすんだよ!諦めろよ!」
首を括りつつ最強の槍グングニルで自分をギリ死なない程度に貫くという自傷行為のダブルコンボでとにかく無茶するオーディンさん。このオーディン、とにかく攻めすぎである。一体、何と戦っているというのか。
こうして彼は半分死んでいる状態で黄泉の国とチャネリングし、無事ルーン文字を習得し魔法をマスターしたのだ。オーディンさんの知的探究心は底なし沼やで。
ちなみにオーディンのカードはLV10に向かうに連れて空からルーンの文字が降り注ぐような演出がある。これはオーディンのルーン文字の習得を表しており、またイラストチェンジのこちらの柄。
ここに出ている文字は左からシゲル・マン・ニイド・アンスール・ベオークのルーン文字となっており、この5つの文字の意味はおおまかに画像の通り。この5つのルーンが何を表現しているのか、あるいはオーディンが一体何を伝えようしているのか?そんな事に思いを馳せるのもまた一興である。
オレカバトルのカードはこういう細かいギミックが最高に楽しい。レベル10のカードを眺めるだけで2時間は余裕で話せる魅力の凝縮具合がヤバイよね。とにかく無茶するオーディンさんの話は他にも色々とあるのだけど、相変わらずめちゃくちゃ長くなってしまったのでこの辺でおしまい。