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トランスフォーマー:Botcon2008 シャッタードグラス ゴールドバグ/Shattered glass Gold bug

トランスフォーマー「Botcon2008 シャッタードグラス」より

 

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Stray Dog Strut

前回に引き続きシャッタードグラスの世界。2008年に開催されたBotconにて始まった善悪反転の世界は、実際のところその少し前、エイプリルフールに発表された3ページのコミックから始まったのだそうだ。

Shattered Expectations (SG) - Transformers Wiki

こちらのリンク先、最下部にリンクされた画像3枚がそれ。

プリテンダーのテクノロジーを遂に発見した悪のオートボットのゴールドバグ、グリムロック、ジャズ。そこへ正義のディセプティコンのキレイなスタスクことSGスタースクリームとプレダコン(アニマトロン)のレイザークロウが登場。

綺麗スク「君たちの悪事もここまでだ、ゴールドバグ!クインテッサ同盟と正義を求める全ての者の名のもとに投降するんだ!」

ゴールドバグの命令で二人をフルボッコにするグリムロック

*SG世界ではグリムロックダイノボットはメガトロンが作ったことになっている。しかし、制御できない危険な存在なので廃棄しようとしていた所を、前回のブログにてポストしたブラーが通信を傍受した。

ピンチの中でスタースクリームは最後の警告だ!と投降を促す中、レイザークローが何かのスイッチを入れる。

突然天井が開き始め空から、Mayhem Suppression Squad(メイヘム鎮圧部隊)の隊員たち(サンダークラッカーアストロトレイン、デスザラス…)が降下してくる。

といった内容。

今回はそんなシャッタードグラスの世界の始まりから登場しているゴールドバグのブログなんです。

 

Shatterd glass ゴールドバグ

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悪のオートボット、ゴールドバグ。キャラクターの詳細は後述のテックスペックカードにて纏めるが、ゴールドバグの名から分かるように元はバンブルビーだった存在。

トランスフォーマーギャラクシーフォース、エクシリオンからのリデコとなっており、その外見はかなりヒロイックな見た目になっている。シャッタードグラスではカラーリングも敵対する誰か(例えば前述のスタースクリームはSG世界では白地に赤の差し色とモロにジェットファイアのカラーリングを踏襲している)と差し替えられがちだが、ゴールドバグに関してはほぼ変更がなされていない。これはボックスセットに同梱されているジャズも同様。

 

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可動に関しては旧玩具ベースながらあるべき場所にしっかりと関節が有り、更に肘に至ってはボールジョイントなのでかなり自由度が高め。

 

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武器もエクシリオン同様、銃が付属。

ギャラクシーフォースの型なのでサイバーキーが付属しており差し込むことで背面のウイングが展開する。今回の写真は基本出しっぱ状態。前回のブラーと比べると若干地味めなギミック。

 

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エクシリオン自体、ホットロディマスが元ネタとなっているため(海外名:ホットショット)、腕(ドア)の内側にはエグゾーストパイプのようなモールドが付いており、何かしらがぶわ~っと出そうな雰囲気になっている。が、撮った写真があまりにも見せる気がない仕上がりでなんかもう色々申し訳ない。あの、あるんですよ…パイプ的な、アレが…。

 

オルトモード

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ブラー同様に相変わらずのボリューム感とビークルモードのクオリティの高さとなっている。クライスラーME412という車が元ネタらしいのだけど、車に関して完全に無知な僕にとってこちらは、「カッコよくて速そうな車!」といった感想。

特筆すべきはミニボットとしてビートルから変形するバンブルビー/ゴールドバグがオーバーテクノロジーなコンセプトカーに変形しているところ。

 

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フロントのエンブレムはSGなのでパープ…ってあああああああ!気づかないうちに塗装かけてるじゃあああああん!

それから、これが個体差なのかどうかわからないのだけど、僕の所持している物は画像のようにビークル時にビタッ!とパーツが合わない。

 

テックスペックと説明文

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"最もありえないことは、常に最大の危険"
ゴールドバグはかつてバンブルビーとして知られていた若いサイバトロニアンの浮浪者だった。彼はこれといった目的を持たずにポリヘックスのストリートを生き延びた。時が経つにつれて、彼は人目から逃れること、盗み、聞き耳を立てることや脅迫のスキルを身に着けていった。

オプティマスプライムが率いる新たな戦いを耳にした時、自身の居場所を求めて自身の狼藉を容認してくれるであろうオートボットにすぐさま入隊。開戦後、バンブルビーは戦場で凄まじい勇気を示し、しばしば将軍の目に留まるような方法を模索した。

その後、彼はオートボットのランクを上げることに貢献し、オートボットの追跡者「ドレンチ」が破壊された時、バンブルビーは彼の後任としてゴールバグへとアップグレードされ、新たなフォームとアイデンティティを与えられた。

彼はオートボットの階級の中で高い地位を掌握しているが、彼がこれまでに行ってきたような形でいつか誰かに裏切られ地位を奪われる被害妄想にとらわれている。

ポリヘックスとはトランスフォーマーに登場する地名。SG世界ではメガトロンが数学教師として教鞭をとっていた大学が存在し、後に正義の自警団「ディセプティコン」が結成された場所

 役職の諜報員は通常世界G1同様。ストリート育ちで悪事を覚えていった…というゲットー育ちのラッパーのような生い立ちだが、全体的に取り入ろうとするような媚びた行動が目立っており、また周りからそこはかとなく舐められている感じや口ばかりで仕切りたがるような雰囲気から、若干通常世界のスタースクリームのような小物感や、あるいはゴロツキ感が滲み出ている。

 

BotconアイテムとKO品 ~I hate cheap knock offs~

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前回ポストしたSGブラー、悪のオートボットの司令官SGオプティマスプライムと。

さて、博識なあなたであればここで既にお気づきかと思うが、上のSGオプティマスは所謂KO品だ。KOとはKnockOff(ノックオフ)の略で平たく言ってしまえば偽物のことである。世界各国で需要のあるトランスフォーマーはその規模感や需要に乗じて「偽物」が多く出回っていることで有名であり、非常に高精度な物から"実際には存在しない"ようなトンデモなパチモノまで様々な形で複製されている。それらを一括りにしてKOと呼ぶ。

 

実写TF映画4作目「ロストエイジ」では、バンブルビーをベースに製造されたスティンガーにバンブルビーが止めを刺す際に

I hate cheap knockoffs!

ー安っぽいノックオフはクソ食らえ

 と発言し色々と話題になった。

 

Botcon2008にてボックスセットで販売されたシャッタードグラス・オプティマスプライムは当時から今現在にかけて常に需要と供給に格差が生じているアイテムでもある。実際にこのSGオプティマスは中古市場で見かける機会はかなり少なく、場合によってはKO品と明記されながらも1万円前後で取引されている事も。

 

そんなSGオプティマスのKO品を見分ける為のポイントとしては

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確認のためにもう一度ご覧いただこう

アイテム紹介にKO品と書いてある

ーこれなら誰でも判別可能

胸のガラスの亀裂が左右の胸についている

ー代表的なKO品は写真のように両胸に亀裂が入っているパターンが大半を占めている

塗装が汚いorどこかしらに差異がある

ー僕の所持しているものは全体的に塗装精度が高めだが、肩の黒塗装が突然切れてしまっている。これ以外にも単純に塗装が汚いことが多く、武器にプリントされている「'TIL ALL ARE GONE!」の文字が潰れてしまっていることも。

パーツがガタついている

ーこれは触れる場合になってしまうが。KO品は見た目に問題がなくとも触ってみると関節やパーツの噛みがスッカスカだったりと、塗装同様に組みの精度も低い。

あたりだろうか。

 

こちらを手に入れた経緯はとてもシンプルな物で、まだそういったKO品の存在や、まして判別方法等を知らなかった若かりし頃に「ebay」で購入してしまったというよくあるやつだ。

特にBotcon等限定アイテムでレアリティの高いものや、あるいはマスターピース等の高価格帯商品ではこのようなKO品が混ざっていることもあるらしく、ネット等で購入する際に自身への戒めとしてこのKO・SGオプティマスを眺めて冷静な判断を下してからポチるようにしていたりする。

 

トランスフォーマー クラシックス (ヒーローX)

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トランスフォーマー:ケイオス・セオリー

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