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トランスフォーマー:Botcon2012 シャッタードグラス オクトパンチ

トランスフォーマー「Botcon2008 / INVASION」より

 

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IDW版アメコミ「トランスフォーマー/ケイオス・セオリー」発売!

先日2月28日、トランスフォーマーIDWアメコミ、ケイオスシリーズの第4巻となる「ケイオス・セオリー」が発売となった。

トランスフォーマー:ケイオス・セオリー

トランスフォーマー:ケイオス・セオリー

  • 作者: マイク・コスタ,ジェームズ・ロバーツ,グイド・グイディ,ブレンダン・ケイヒル,アレックス・ミルン,石川裕人,ローズ・賢
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2018/02/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以前のブログでも何度か触れたように、今回は原語版の第5巻「Chaos Theory」第6巻「Police Action」を合体させた内容となっており、厚さもこれまでの倍近く、まさに原語版TPBを2冊合体させたような厚みになっている。

が、これによって原語版に掲載されていた一部のSpotlight(1話読切)がカットされてしまっていたりするので、この辺はこの週末にかけて詳しくまとめたいと思っている。

また、気になる今後の展開だが、以前"2018年春"と告知されていたメガトロン・オリジン2018年の6月にスライドした様子。またこのケイオスシリーズの最終巻となるはずである邦訳版第5巻「ケイオス」は2018年の夏(おおよそ8月くらい?)へと変更となったようだ。

 

Botcon2012 Shattered Glass Octopunch / SGオクトパンチ

ニューヨークで開催されたトイフェアや国内にて開催されたワンフェスにて発表されたパワー・オブ・ザ・プライムズ=POTPシリーズの新たなる商品。その中でも数十年の時を経てようやく一般販売にてリメイクが決定したオクトパンチ。

"一般販売にて"という部分が重要で、オクトパンチは海外イベントBotconのみで既にリメイクを果たしており、実はこれ以外にも当時品から長らくリメイクがされていない物がBotcon限定にてリメイク・販売される事は多々ある。以前触れたメガザラック(スコルポノック)等もまさにそんな感じ。

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こちらがそのBotcon限定で初リメイクをされたオクトパンチ。しかし、こちらのオクトパンチは見て頂ければ分かるようにインシグニアが赤く、つまりここ最近連続してポストしているシャッタードグラス=善悪反転世界における「正義のディセプティコン」に登場する姿になる。

G1プリテンダーから20年ごしのリメイクが、そんな飛び道具・イロモノのような設定の姿というのが何だか色々凄いが、このオクトパンチはネタキャラとして消化するには勿体無いほどの完成度となっており、個人的にはとても気に入っている。

 

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ベースとなっているリカラー元は実写版アイテム「オートボット・アライアンス」のシースプレーで、元となるプリテンダー・オクトパンチのアウターシェルを意識したカラーリングとなっている。

足が若干の鳥足となっており可動に制限が出そうなヴァイヴス放っているが、そこは実写アイテムということで、凄まじい可動範囲を実現しており恐らくシャッタードグラス界隈の中で最も動くんじゃないだろうか。*詳しくは後述。

 

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顔面もまたプリテンダー・オクトパンチのメットとして見れば大きな違和感はなく、元ネタとなるシースプレーから"リカラーのみ"=パーツ替え一切なしでオクトパンチがわりと成立している。唯一タコ足のみがオミット()されているが、胸にタコの足が4本プリントされており細かい配慮がなされている。

 

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そんな感じで、当時品、あるいはシールさえ張り替えればそのまんま通常オクトパンチのリメイクになるようなリスペクトが込められたSGオクトパンチだが特筆すべきは前述の通り「可動」。

  • 肩の関節のロール、上下への可動
  • 手首の回転
  • 腿のロール、開閉のクリック
  • 膝のクリック
  • ボールジョイントではないが前後左右と自由度が高く動かすことの出来る足首
  • 左右の他に画像のように見上げることが出来る首

等、個人的に動いて欲しいと感じるところがほぼ完璧に動く、関節達のドリームマッチ状態で、特に首の上下があることで画像のような如何にも水中です!みたいなポーズが自然に付けられる。

これはオクトパンチというよりは元ネタとなるシースプレーの可動が素晴らしかったわけなのだけど、マイクロン三部作(ギャラクシーフォースやマイ伝)のアイテムがベースになりがちなシャッタードグラス玩具の中でずば抜けて完成度が高い。

トランスフォーマームービー AA-05シースプレー

トランスフォーマームービー AA-05シースプレー

 

そんなシースプレーは現在アマゾンでアホのような金額で販売中!

 

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深くかがみ込むようなポーズもナチュラルに取れ、非常にアグレッシブ。ちなみに足のヒレは収納可能。

 

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武器は銛をイメージしたハープーンボルトとランチャーで、これまでの画像のように肘下に取り付けが可能。取り外して手に持たせることも出来る。

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ミニファミコン

余談だが、画像では若干色味が変わってしまっているのだけどランチャーが完全にファミコンカラー。

 

オルトモードのプレイバリュー

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オルトモードではホバークラフトに変形。ロボットもそうだが、このホバークラフトに変形する姿はスマートフォンのゲーム「アースウォーズ」にも継承されており、

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かなり、このSGオクトパンチからインスパイアを受けている。完全に余談だが、ディセップ側でこのゲームをプレイしている僕の初ガチャで登場した初めてのレアキャラはこのオクトパンチだった。

 

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このホバークラフトへの変形が秀逸で、初見でビークルを見た時に腕や足がどっから出てくるのか全く想像がつかなかった。

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昨今の実写トイもそうだが、困ったときは取り敢えずひっくり返せばどうにかなる(特にカー物は)事が多いトランスフォーマーだが、オクトパンチの場合はひっくり返しても何が何やらであり、わりと感動を覚える変形機能を有している。個人的にはこの変形の際の驚きって結構重要で、顔面+身体周辺+手足ぐらいがほぼそのままディスガイズしていて、ひっくり返すと「あら、ここにいらっしゃったんですね」といった玩具の変形は若干作業感が強い。

 

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本来、後部のスペースには車等を積んで遊ぶのが正しい遊び方のようだが、この後部スペースに色々と積める事が出来て個人的なプレイバリューの高さが話題に。

 

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ぼかぁねぇ、スパイクと釣りをしている時が一番幸せなんだなぁ

 

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海よ~ 俺のう~みよ~

 

テックスペックと説明文

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"俺に聞くな、オレはただここで働いているだけだ"
オクトパンチはこの戦争の事がよく分からないでいた。しかし彼を混乱させるのは戦いではなく、誰もがこの戦争に熱を上げていることだった。
彼にとって、兵士になるという事はただ新たな仕事を手に入れる事を意味し、仕事を手にすれば誰もがうまくやっていける。
どのディセプティコンに聞いてもオクトパンチは平均的なディセップだと誰もが答えるだろう。オクトパンチはmechatechaサッカーを好み、エネルギー醸造を楽しみ、ほとんどの彼の戦友達とは違い深刻な心の悩みも奇行も抱えていない。
オクトパンチはチタン合金を一撃で沸点に到達させる事ができる陽電子魚雷発射装置を扱う。
ビークルモードでは水上・地上を移動することが出来るが、それでも複雑な地形は彼の動きを妨げる。
制限のない水中機能を実現するためのレアニマム防錆加工は、図らずともナノテク兵器に対して免疫力を持ち、ジャンキオンの感染に対抗する貴重な仕様となった。

オートボットディセプティコンが飽くなき戦いをマジで飽きること無く400万年とかアホみたいな期間繰り広げていた通常のトランスフォーマー世界と同じように、SG世界のオートボットディセプティコンもこのグレート・ウォーに両軍入れ込む中で、SGオクトパンチは比較的冷静にこの戦争を見ていた。

また、トランスフォーマーに出てくる軍人たちが、悪の戦士はもちろんだが正義の戦士まで若干ブッ飛んだ発言や奇行を繰り返す中で、驚くべきことに彼には"深刻な心の悩みも奇行"、どちらも無かったのだ。(とてつもない衝撃!)軍人を仕事と捉える傭兵のような考え方で、サイバトロニアンには珍しい「オフの過ごし方」のようなものまで記載がある。

mechatechaサッカーなんて知らないんだけど!とTFwikiや海外のサイトを漁ったところ、どうもサイバトロン星で行われていたサッカーリーグのようで、ドレッドウイングは「サイバトロン・ユナイテッド」と「ポリヘックス・シティ」のファンだったとか、ダイナモダイノボット」とか「テラーコンズ・ユナイテッド」が人気のチームだとか、プライマス杯」があったとか…え…?それどこまでマジなんすか?

 

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Botrcon2011ボックスセット「INVASION」に付属するコミックでは、SGトレッドショット(左)、SGサウンドウェーブ(右)、SGダークマウント(未所持)と行動を共にしている。

 

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「ハロー、マグナス」

 

 

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また、SG世界の中では珍しく通常世界の自身(プリテンダー。オクトパンチ)と邂逅を果たしており、

悪オクトパンチ「諦めろ、オートボット(だと思っている)。お前は俺には勝てない、俺はあのユニクロン戦争も生き残ったんだ…俺はギガトロンのプライベートガード、お前にこのオクトパンチは倒せない」

 

SGオクトパンチ「クソ、なんべん言えば良いんだ、俺は……えっ、待って、オクトパンチ?」

 

SGオクトパンチ「あ~…とにかく、俺は今自分と話してる暇はねえんだよ!」

 と通常世界の自分に強烈な右ストレートを御見舞している。

 

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ジャンキオンの下りに関して。SGジャンキオンは超イーヴィルな見た目の鰻のようなものを放ち、攻撃対象をジャンキオンに強制変化させるという超チートな能力を持っているが、オクトパンチは自身の水中機能を高めるための防錆加工によって図らずともこのナノテク兵器を回避できたようだ。

 

この流れに乗ってシャッタードグラスを連投したいのだけど、パワーオブザプライムスのWave2アイテムが続々届いている。恐らく明日からはこちらのPOTP第2弾を消化していくはずっ…!