トランスフォーマー:R.I.D ブラジオン とメイヘム・アタックスクワッド
トランスフォーマー「Robots in Disguise コンバイナーフォース」より
- MEYHEM!
- Robots in disguise ブラジオン
- ビークルモード
- ディセプティコンによるレッカーズへの回答「メイヘム・アタック・スクワッド」
- メタリカトーとサンダーウイング
- STORM BRINGER
MEYHEM!
前回ポストしたオーバーロードのブログにてチョロっと触れた海外イベントBotconにて限定発売となったギガトロン。
このギガトロンのリデコ元になっているNESTグローバルアライアンス版のブラジオンを、ギガトロンを引っ張り出した勢いで少しいじっていたのだけど、ブラジオンが今熱い。
昨今のTF界隈にて活発なIDW版の翻訳化に呼応するように、つい最近マーベル版のトランスフォーマーアメコミ「トランスフォーマー・クラシックス」の発売が発表された。
こちらは現在も進行形で連載されているIDWではなく、トランスフォーマーのアメコミの元祖であるマーベル版=オースクのコミックとなっており、 今回のポストで触れるブラジオンや以前レッカーズの話で少し触れたインパクター等はこのマーベル版のコミックにて誕生した。
また、昨今話題となっているTF新シリーズの「パワーオブザプライム」。こちらでもこれまであまり日の目を見ることがなかった「プリテンダー」がプライムマスターのアウターシェルとしてまさかの復活。既にメタルホークやスカルグリン等が登場となっており、元ネタがプリテンダーであるブラジオンも恐らく今後登場することになるのではと思っている。
つまりブラジオンが今アツい!(気がする)という訳で今回は数あるブラジオンの中から個人的に一番気に入っているRIDコンバイナーフォース版のブラジオンの話なんです。
Robots in disguise ブラジオン
*何故、結構前のアイテムだというのに開封前のブリスターがあるのか!?つまり複数買い。
国内にて「トランスフォーマー・アドベンチャー」として展開されている元の海外版「Robot in Disguise」シリーズにて発売されたブラジオン。
国内でのアニメ展開が地上波ではなくCSのANIMAXのみで、その後YOUTUBEの配信とお子さん達の目線の斜め上を行く形となり玩具屋でダダ余る事故が発生。更にデザインを無視し大げさに貼り付けられた丸いシールやシンプルな変形機構は大きなお友達からの受けもあまり良くはなく埋もれがちな印象が強いRID玩具。
だが、この「アドベンチャー=海外RID」玩具ってオーパーツのように突出したデザインセンスの、信じられない程に素晴らしい出来の物が突如として現れるようなイメージが個人的には強くて、このRID版ブラジオンはその最たる例だと思っている。つまり、出来が異様にいい。
カラーリングや変形機構はシンプルでディフォルメされたデザインなのだけど、特に顔の造形とそれに伴った全身のシルエットのバランスが恐ろしく良い。惜しむらくはこのブラジオンが基本的に海外のみでの販売という点。超傑作なのに!
武器として刀が付属。
パーツの構成はシンプルなので可動範囲もそこまで自由が効くわけではないのだけど、シンプルが故に重心が安定しているので接地が悪いようなポーズでもすっ転ばずに立ってしまう。昨今のレジェンズ展開(TitansReturn)の商品の殆どが精巧な出来が故に雑に立たせた場合の自立が困難な中で何たる安定感。
また画像のように剣を両手で握ることも可能。
背面の2連砲塔は前へと倒すことが可能。腰も360°回転する。
ボットコンにて販売されたサンダーメイヘム版(サンダーウイングに変形するコンバイナー)のブラジオンも2連だったのだけど、背面に二連は「オンスロート」を想起させる。サンダーメイヘムのブラジオンはオンスロートのリデコだったが、今回のブラジオンは逆輸入(ブラジオン→オンスロート)も行けそう。
2連キャノンは背中側に折りたたむことが出来て…
取り外して銃のように手に持たせる事もできる。
首は軸可動で基本的に上下には動かないのだが、変形の恩恵でうつむく/見上げることも可能。あえて言うなら手首の回転が欲しかったが、おおよそデラックス~スカウトクラスと比較的小さめな割に秘めてるポテンシャルが半端ない。なんというか、このサイズにして異常な安心感がある。
ビークルモード
ビークルモードも非常にまとまりが良い。腕や背面の処理はたしかに雑だが、ロボット形態同様キャラの記号が分かりやすくまとめられていてバランス感がとても良い。
腰の可動軸のおかげで砲台も回すことが可能。
前述のギガトロンのリデコ元、NESTシリーズのブラジオンと。トランスフォーマーの中でも異形感が強く、かなりアクの強い顔面スカルのブラジオンはキャラ的にも気に入っている。
そんな中でこのRID版ブラジオンは、コンパクトなサイズ感や全体のシルエットやバランスの良さや、キャラとしての特徴や記号を抑えつつ程よいディフォルメ感もあり個人的にはRID玩具の中で一番の傑作だと思っている。脳みそが飛び散るほどオススメ。
ディセプティコンによるレッカーズへの回答「メイヘム・アタック・スクワッド」
これまで何度かオートボットのならず者集団「レッカーズ」に触れてきたが、彼の出自はこの"レッカーズ"に大きく関係してる。
レッカーズはとても人気なモチーフで、現在も連載が続いているIDW版のアメコミにおいても「ラストスタンド・オブ・ザ・レッカーズ」や「シン・オブ・ザ・レッカーズ」等でメインで扱われることも多く、また別のユニバースで言えば昨今のアニメ展開、例えばトランスフォーマー・プタイムにおいても彼らの存在は語られている。
こうして、目に余るバイオレンスと名声を手にし様々な所でレックアンルールし、その名を轟かせるレッカーズ。これに対してディセプティコンはこのオートボットのヤンキー共「レッカーズ」への"回答"としてある小隊を編成した。
それが「メイヘム・アタック・スクワッド」だ。
このメイヘム・アタック・スクワッドはボッツのレッカーズに対するディセプティコンの対抗手段であり、ブラジオンはマーベル版のコミックにてこのメイヘム・アタック・スクワッドの隊員として登場した。
レッカーズ同様メンバーの出入りはあるが(出入りと言うか死亡)、ブラジオンと同じくプリテンダーが多くカーニバックやオクトパンチ等が在籍していた。しかしながら、レッカーズ程のメジャー感は無い。頑張れ、メイヘムアタックスクワッド!
メタリカトーとサンダーウイング
*画像はTFwikiより
ブラジオンを語る上で避けて通れないのがTF世界に登場する「メタリカトー」なるマーシャルアーツだ。
「メタル」と「加藤」を足したような若干オモシロな響きの格闘術だが、実際はフィンランド語で「Loss of metal」を意味しているんだそうで。グリーン・ホーネットやらのドラマのおかげで「加藤」=「カトー」がアメリカでは異様に認知されている「日本の名字」だったりするので、僕はてっきりカトー(加藤)から来ているのかと思っていたよ。
グリーン・ホーネットのカトー。演じているのはブルース・リー。そんな訳で「武術だからカトーなんだろ」っていう僕の勘違い。そう、つまりこれは完全なる勘違いなのでこう長々と話す内容でもない。
メタリカトーをマスターしているブラジオンは恐ろしいほどに強く、また、フィジカル同様にメンタルのほうも非常にストイックであって、そのストイックさは時としてほとんど暴走に近い形へと向かうことも多い。
マーベル版ではメガトロンからディセプティコンのリーダーの座を奪うという所まで達している。これにはいつも口だけのニューリーダーキチ◯イさんもタジタジ。(今日から俺様がデストロンのニューリーダーだ!)
また「メガトロンからリーダーの座を奪っている」繋がりのマーベル版アメコミのTFで、ブラジオンとも深く関係しているのがサンダーウイング。彼もまたマーベル版のアメコミから登場したプリテンダーで、ブラジオンの上官にあたる存在。彼の強さもまた規格外で、前述の通りメガトロンからリーダーの座を奪い、更に一時はマトリクスをも奪いオプティマスに切迫する程であった。
STORM BRINGER
サンダーウイングはブラジオンの上官であり、何かと師弟として描かれるような事が多い。IDW展開ではオールヘイルメガトロンの前シリーズのATIONシリーズ「STORM BLINGER/ストームブリンガー」にて揃って登場。
元々接点の無かったブラジオンとサンダーウイングだが、ブラジオンがサンダーウイングの思想に傾倒し二人仲良くサイバトロン星を焼け野原(というか消滅)にしようと意気投合している。
Transformers: Stormbringer Manga
- 作者: Simon Furman,Don Figueroa
- 出版社/メーカー: IDW Publishing
- 発売日: 2007/04/24
- メディア: ペーパーバック
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また、脳筋(脳筋ていうかガイコツなんだけど)感の強い見た目のブラジオンだが、科学にも精通している科学者でもある。
最近購入したIDWアメコミのミニシリーズ「Redemption/Salvation」でもトリプティコン=ダイナザウラーを利用してある実験を行ったり…と、前述のニューリーダーの人も元は科学者だったのだが、ブラジオンのほうがわりと科学者してる。
スタスク「ぐぬぬ…」
審判、因果応報、終末…アポカリプス!
~以前にもサンダーウイングと対峙したオプティマスとメガトロンの回想~
メガ「オプちゃん、ワシらの全力でサンダーウイングやっつけたけど、アイツまだ死んどらんで。止めを刺さな!」
オプ「(サイバトロン)星に核攻撃してまでか!?メガちゃん、それはあかんで…!」
非常に残念なことに今回のブラジオンは国内での入手がなかなか難しいのだけど、米アマゾンは比較的常識の範囲内な値段で普通に売ってました。
ストームブリンガーではこれ以外にもオートボットの科学者として有名なジェットファイヤー(スカイファイヤー)が変形!ヘンケイ!のスカイファイヤーデザインで登場し結構ガッツリ活躍したりするんで、ジェットファイヤー/スカイファイヤー好きの方にもおすすめ。
トランスフォーマー 変形! ヘンケイ! トランスフォーマー C06スカイファイヤー
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- 発売日: 2008/07/18
- メディア: おもちゃ&ホビー
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