トランスフォーマー:レジェンズLG60 オーバーロード とフェイズシクサーズと武蔵の剣
- 月末だョ!全員集合
- LG60オーバーロード
- やっぱり、ひらべったいよ
- ビークルモードと お前のほうがガッツリくっつくべきだろ
- フェイズシクサーとオーバーロード最強伝説
- メガトロン大好き
- SHATTERD GLASS クロスオーバー
月末だョ!全員集合
ついこの間までお正月の余韻を引きずり実家近辺のホビーオフを駆けずり回っていたというのに気がつけば1月も終わろうとしている、日々が早すぎる。月末と言えばレジェンズ組の発売日だョ!ブロガーとかが全員集合、という事で、1月の半ば頃から黙りこくっていたブロガー崩れのワタクシも唸りをあげて帰ってきたわけです。
しかしながら、既にオバロとほぼ同様の変形機構を持つ海外展開Titans Returnブラックシャドウや、ブリッツウィングの元である同TR版メガトロンを我慢できずに購入してしまっているという、とても個人的な理由から今月のラインナップは既視感が半端なく、更にオーバーロードは色々と不安を感じていたアイテムでもあったので、なんだか全然アガらないわ。あと正月明けという日取りもよくなかったと思う、テンションの上げ方を忘れてしまった。そんな一連のグダりを消し飛ばしてくれ!という事で、レジェンズオーバーロードのお話なんです。
LG60オーバーロード




こちらがレジェンズ版オーバーロード。今回の海外版(TR版)との差別化は何点かあって
追加された点では
- マスターフォースに登場したギガ・メガ、2体のヘッドマスターが追加となり、表情が通常・微笑みの2種へと拡大
- ハッチを開けた状態では窪みのみとなっていた胸部にギガとメガのヘッドマスターのようなパーツが新造
となっており、
逆に何故かオミットされてしまった点として
- 元々他のヘッドマスターをはめることが出来た窪みがはめ殺しに
といった感じに。
5月には国内展開も決まっており昨今話題となっている「パワー・オブ・ザ・プライム」では「プライムマスター」として13人の原初のプライムがヘッドマスターギミックで発売されることもあり、特にこのはめ殺しの件に関してはweb上でも大きな話題となっている。また、一部では胸部パーツをバラし国内版のはめ殺しパーツを外すことがトレンドになっているようだ。
微妙な差異としては胸部ハッチの造形が海外版ではG1玩具を連想させる造形と塗装だったことに対して、国内版は塗装無し・微妙に違う造形へと変更されていたり、海外版にて張られていた背中周りのシールが全て取っ払われていたりする。
また、オーバーロードのメインウェポンでもある右脇腹(向かって左)の2連砲が完全なフェイク仕様となっており後述の下半身のボリュームも含めてコストカットの洗礼によってG1から若干遠ざかってしまってもいる印象。
忘れてしまいそうになったが、おそらく海外版にはなかった腹部の可動が追加されているようだ。こちらは海外版には無かったパーツでおそらく国内完全新規、上半身を仰け反らせるような可動軸が追加されたおかげで多彩なポージングが可能となり、更に造形としてミサイルポッドのようなモールドが施されている。
すげぇや!タカラトミー!でも、その前に脇腹の2連砲を再現しては貰えませんか…。
同じボディと変形機構を持つTitansReturn版のブラックシャドウで既に触れているがアクション面は本当に傑作レベルで、特に足回りの安定感は素晴らしい。
その頃のブログはこちら↓
*こちらは海外版オーバーロードの宣材写真
またその際に触れた足の高下駄ヘンケイも、国内版では最終的に「高下駄」がファイナルアンサーになったようで、国内と海外で公式の変形方法が違うというかなりレアなケースのTFとなった。
しかしながら、これは個体差なのかもしれないが僕のオーバーロードはこのつまさき部分が若干馬鹿になっており保持力が低く、高下駄にしてもチュルンッと上の画像のようなベタ足になってしまう。逆にベタ足変形が公式となる海外版のスカイシャドウはこの高下駄でもしっかりと保持してくれるというのに、高下駄公式となるオーバーロードに限ってベタってしまうとは何たる悲劇だろう。ただ、正直ベタ足でも身長が低い!とはあまり感じないので特に気にしていなかったりする。
ちなみに同様の変形機能を持つブラックシャドウとクロストランスフォームさせるとこんな感じに。色が違うだけなのに足元がさっぱりしたカラーリングになるだけでオートボット戦士のような爽やかさで、どちら様ですか?状態に。
メガチャイルド!


国内限定となるメガ様版の微笑みフェイス。
アメコミのIDW展開だとオーバーロードってニヤついているイメージが強いので、国内宣材でこの写真を見たときには「これはIDWオバロもイケる!」と思っていたのだけど、実際に手に取ってみたらこのメガ様フェイスは若干顎も細身になっているという芸の細かさでかなりフェミニンな仕上がりに。まさかの「手の込みすぎ」によりIDWオバロからは遠ざかってしまった。
また、スカイシャドウ同様にメットパーツを持ち上げることで若干上を見上げる事ができる。こういう首の上下の可動があると本当に嬉しい。
やっぱり、ひらべったいよ
こちらもスカイシャドウ/ブラックシャドウのブログで言及したので「またか」になってしまうのだけど、これだけ可動面が素晴らしいのに対してちょっと残念なのが「シュッとし過ぎ」感だ。
オーバーロードは国内宣材でもボリューム感の無さを指摘されていたのだけど、ブラックシャドウ同様、横からのルックスがかなりスマートというか、それを通り越してかなり薄く、そのボリューム不足感は引き続きとなってしまっている。
どうにかしてオーバーロード太らす
この薄さ問題は既にブラックシャドウのブログでも触れていることであり、また完全に予想の範疇でもあった。しかしながら、これに対していつもでも"もやし!あ、ソレ!もやし!"と騒いでいても何も変わらないという事で、このやたらとシュッとしたオーバーロードをG1玩具よろしくなボリュームへとビルドアップ出来ないものか検討した結果。
「背中のパーツ展開させてバーニア気取り」
僕が個人的に気になるのは縦のボリュームよりも横のボリュームなので、とにかく膨れさせる事ができる部分はなんとなく広げてみた。背中のパーツを広げておくことでなんかバーニアっぽい雰囲気に成るしカサも増せるよねっていう。これに伴って頭部裏のパーツも少し角度つけてボリューム感出してるつもり。
「足変形させない」
今回のオーバーロードのG1との決定的な差って個人的には下半身だと思うんすよ。G1もそうだけどIDWでもオバロって下半身(特に脛下)に結構ボリュームがあるんで、逆にタンク部分丸出しでボリューム感をかさ増すとか。
「情報量でデブらせる」
同じレジェンズシリーズのシックスショットでも感じたのだけど、成型色が白系ってマジで光でパァ~っと飛んでちゃって物凄くさっぱりした印象というか、のっぺらぼう的な見え方になってしまうと思うんですよ。アドオン等の追加なしだとどうしても限界があるわけで、白いパーツ全体に墨入れをしてオリジナルを情報量で太らせてみよう的な力技なヤーツ。
また、これも個人的なオレ変形として胸部パーツを閉める際に若干浮かせておく事で少し厚みを…と涙ぐましい努力でオバロをデブらせる日々。
ビークルモードと お前のほうがガッツリくっつくべきだろ


オルトモードはG1同様のジェット機とタンク。


この辺も海外版のみの展開となっているブラックシャドウと同様なのだけど、ジェット機は腕の造形やウイングの有無のおかげでかなり違う印象に。また、オーバーロードのジェット機の機首部分は用途は不明だが取り外せるような構造になっていて、これはブラックシャドウのギミックとも若干被っている。
また長距離移動形態として戦車を吊り下げた連結ギミックだが…
接続がオバロの胸部ハッチを戦車側面に噛ませるのみとなっており、抜群に安定感がなくすぐにボロボロと崩れだしてしまう。


”オーバーロードのリデコ元”とは言ってもオーバーロードありきのデザインで制作されたブラックシャドウの連結がしっかりとしたCジョイントできちんと固定できた事に対して、本番とも言うべきオーバーロードで吊り下げ形態に必要なジョイントが廃止されて完全に死んでしまっているのはなんだか残念でもある。
フェイズシクサーとオーバーロード最強伝説
以前シックスショットのポストでも触れたのだけど、こちらのタイタンズリターンのリーダークラス3体には意外な共通点がある。
それはIDWアメコミ展開における設定の一つである「フェイズシクサー」という括り。これはメガトロンとショックウェーブの手によって施された「強化手術」のような物で、この手術を施されたフェイズシクサーズはクッソ強いことで有名。
同じフェイズシクサーの1人、シックスショットのブログはこちら↓
*余談だけど、シックスショットの目の塗装がめちゃくちゃショボかったのを塗り直しました。
今回購入したオーバーロードと以前ポストしたブラックシャドウはオートボット武闘派集団で有名なレッカーズをソロでボッコボコにしており、特にオーバーロードは
ウルトラマグナスを剣で刺して半殺しにしたり
ウルトラマグナスはアニメではシックスショットに殺されているので、何気にフェイズシクサーとの因縁が凄い。
レックアンルール!とガトリングをぶっ放すレッカーズ隊長のスプラングにズンズンと近付いていき、「そういうの、もういいから」と軽く顔面の皮を剥いでみたり
*しかもサシでは無くレッカーズ隊員達数名とやり合う中で
*モザイクで何が何やらなんだけどサードパーティ製品のフォートマックスそっくりさんのワーデンのリカラーを使用しました。
ボッツの重要刑務所ガーラス9の所長フォートレスマキシマスをめちゃくちゃ拷問したり
(IDWのフォートマックスはアニメと違いデカくない普通のTFの1人)
と、オバロちゃんもうやりたい放題。
私、破壊大使のオーバーロードです!こっちはスプラングの顔面の皮!
IDWの設定ではこのフェイズシクサーズ達には「反逆性」や「自己中心的な行動」が目立つようで、ブラックシャドウもとある理由でディセプティコンの正義憲兵隊「DJD」によって粛清されていたり。また、メガトロンはこの最強の戦士達をコントロール出来るようにと、ある細工を施してもいる。
メガトロン大好き
オーバーロードもフェイズシクサーズが持つ"異常性"の点は健在なのだが、シックスショットやブラックシャドウ等他のフェイズシクサーとは若干方向性が違い、その異常性は「メガトロンへの変質的な固執」となり現われている。
メガトロン「うわっ!近っ!」
オーバーロード「 」
彼が起こした有名な事件として何度か触れている「ガーラス9強襲」も、簡単に言えば"メガトロン様にかまって欲しかった"ことが理由であり、彼の愛憎とも呼べるメガトロンへのパッションはエゲツないことになっている。
その後MTMTEシリーズではオートボットに捕縛されているが、メガトロンが死んでしまったと聞きひたすら「殺せ…殺せ…」と生きる希望をなくしてしまったオーバーロード。
しかしその後、メガロトンが生きていると聞き、「イェ~イ!メガトロン様~?見てるぅ~~~!?」と、またしてもウルトラ屠殺確変へ突入。ドリフトとラチェットをサクサクッと〆てしまっている。で、この後、ウルトラマグナスも半殺しに。
メガトロン「うわっ!ちっっか!」
オーバーロード「 」
そんな異常性―つまり彼の望みはメガトロンとのガチな殺し合い。ブラックシャドウもシックスショットも一癖も二癖もあるが、このオーバーロードはIDW展開の中でも一際異彩を放ったド変態さんで、それ故に大変人気なキャラクターでもある。
Last stand of wreckersにて十分暴れておいて、更に続編でまさかの"おかわり"ハイパーオバロタイムへ最突入したりとフェイズシクサーの中でも一番存在感のあるオーバロードさん。
SHATTERD GLASS クロスオーバー
ちなみに彼は"ギガトロン"の名前でBotcon等で展開されているシャッタードグラス(SG)世界ともクロスオーバーを果たしている。
リデコ元は実写版トランスフォーマーリベンジの頃に発売されたNESTシリーズのブラジオンとなっており、90式戦車への変形や刀の仕様に関しては
宇宙を探索する中で日本へと落ち90式の戦車のボディを採用し、北九州で宮本武蔵の剣を探す
等と最早何が何やら…。
ボットコン恒例のテックスペック&キャラクターバイオのカードでは剣をペロペロと相変わらず。元気そうで何よりだ。
個人的には究極のサディストでサイコパスな彼がSG世界=善悪反転世界の正義のディセップとして登場したら、どれだけ自己犠牲の塊のような好青年になっているんだろうか!と楽しみにしていたのだけど、オーバーロードさんは色々振り切れててSG世界で好青年キャラとか今更無理そう。
*最近シャッタードグラスやボットコンの話あんまりしてないんでそろそろ海外アイテム復活しよう

Transformers: Last Stand of the Wreckers
- 作者: James Roberts,Nick Roche
- 出版社/メーカー: IDW Publishing
- 発売日: 2010/09/14
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- 購入: 3人 クリック: 4回
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Transformers: More Than Meets The Eye Volume 4
- 作者: James Roberts,Alex Milne,Guido Guidi,Brendan Cahill,Agustin Padilla
- 出版社/メーカー: IDW Publishing
- 発売日: 2013/07/30
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