くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー:SIEGE War for Cybertron サウンドウェーブ+スパイパトロール

トランスフォーマー『SIEGE War for Cybertron』より

 

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バンブルビーに出てくるサウンドウェーブのマッシブ顔面

3月22日から既に公開2週間、トランスフォーマー劇場版実写映画「バンブルビー」、あなたは既にご覧になられただろうか。

本編への導入である上映開始10分間で予算の10%くらいは使っているんじゃないかというくらい、サイバトロン星のシーンにて贅沢に登場するサイバトロンモードのTF達は圧巻で、普通にこれで1本映画を見たいと思われている方も多いのじゃないだろうか。

そんな訳で、僕も公開からちょうど2週目となる先週の金曜、2度目の鑑賞となった。

 

 

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ブルーレイで。

本国から3ヶ月以上、ほとんど4ヶ月遅れて公開。公開から1週後には本国でDVD/Blu-rayが発売となっており、結果的に劇場公開2週後にして、MX4Dでの鑑賞よりも安い、たった22$で買えてしまう海外版ブルーレイが手元に届くというなんともメチャクチャな状況。

以前のポストでこの映画を100%ピュアな状態で楽しむべく、バンブルビーに関するすべての情報を自らシャットアウトした、と書いたのだが、ネットの急速な拡大で世界中の情報がリアルタイムで手に入るご時世、実際のところ国内公開前から世界中からの違法アップロードで、様々なシーンがふつーーーにYoutubeにアップされている状態で、常日頃トランスフォーマーの情報を追っかけている人間であれば目にしないことのほうが難しく、ネット隆盛の時代に公開を遅らせるという感覚が時代遅れで、日本の映画システム自体が完全に破綻している。

 

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話は逸れたが、こちらはそのブルーレイの特典となるサイバトロン星での内戦シーンに補足を行っている「ビー・ヴィジョン」。

バンブルビーに登場するサウンドウェーブって超マッシブの逆三角形で、顔面にかなりボリューム感のある見た目をしていたのだけど、あれ超かっこいいですよね。首とか超太そうで。

トランスフォーマー SS-30 オプティマスプライム

トランスフォーマー SS-30 オプティマスプライム

 

 昨日バンブルビーでのサイバトロンモードオプティマスがスタジオシリーズで発売。実際実写トイの収集を辞めた僕もコレは買ってしまい…というか、バンブルビーに登場したサイバトロンモードTFであれば、もうじゃんじゃん買うよ。上記サウンドウェーブも出ろっ!

そんなサウンドウェーブのシージアイテムの話なんです。

 

SIEGE:Wave2 サウンドウェーブ

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前回のスタースクリーム同様ボイジャークラスとなるサウンドウェーブ。本来であればスタースクリームと同Wave内だが、国内ではスタスクから一ヶ月後の5/25導入予定となっている。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-24 サウンドウェーブ

トランスフォーマー シージシリーズ SG-24 サウンドウェーブ

 

 

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シージのデサインセンスはマジで外すことを知らず、今回のサウンドウェーブもかなり完成度の高いルックスとなっている。

背面のバックパックのみがマスターピースタイタンズリターン版には無い独自の仕様と解釈だが、そもそもこのバックパックは今回サウンドウェーブが変形するブレインシップモードこと、うさ耳戦艦ちゃんの名残となっている。

G1デザインから唯一独自の解釈となっているこちらのパーツだが、昨今話題になっているダイアトラスなど、横から見たらペラペラ、後ろから見たらスカスカ等のハリボテ体型であることが多い中で、体の厚みがますような攻めた仕様となっているので個人的には何も気にならない。

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顔面はこんな感じに。目が中心で分割されていないバイザーのような見た目となっており、カラーは黄色。サウンドウェーブはシンプルな顔立ちをしている割に玩具によって顔面の表現が多彩。

個人的に今回の顔はヘッドオン機能を取り入れたことで顔面の印象がもっさりとしてしまったタイタンズリターン版等と比べてもかなりしっかりとまとまっている印象で気に入っている。

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また他のシージアイテムには無い、サウンドウェーブだけの特別仕様として左手の人差し指が「イジェクト」仕様に。しかしながら、スタースクリームには装備されていた拳の回転はサウンドウェーブには取り入れられておらず、イジェクト時は基本的に「この位置・この角度」でないと整合性が保てなくなっている若干惜しい仕様に。

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シージシリーズで最も差が激しい足の可動に関して、足首の左右可動に申し分はないのだが前後の可動は完全に死んでおり、他のシージアイテムで言うと「ウェーブ仲間」のショックウェーブとほとんど同じ可動域となっている。

前述の通り手首の回転はなく、その他は一般的な可動だが、同Wave内のスタースクリームが足首の前後左右、手首の回転を余裕でこなしていた上に、腕を前にせり出すような独自の可動を持っていたことを考えると、全体的に少しパワーダウンしている印象。

 

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 付属する武器は肩の「ソニックキャノン」の他に同形状で銃身がスライドする「コンキューションブラスター」、折りたたみ式の「ブリッツチャージブラスター」(名称すべて説明書準拠)となり、それらを合体させることで「ソニックコンプレッションメガブラスター」へとパワーアップする。※うわ~なんてかっこい~ぶきのなまえなんだ~!

基本はG1準拠となっており、同シージ内のメガトロン同様クラシック武器+αの合体にて武器が強化されるのだが、サウンドウェーブソニックコンプレッションメガブラスター(うわ~なんてかっこいい以下略)はメガトロンのカノン砲ほどの連携や作り込みがされておらず、若干やっつけ臭い内容になっている。つまりシンプルにダサい。

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スタースクリームを含むWave2アイテムには、Wave1の同ボイジャークラスのオプティマス/メガトロンには存在しなかったスプリングを仕込んだギミックが搭載されており、サウンドウェーブの場合はフロントのカセットデッキがボタンと連動して勢いよく開くようになっている。

ミサイル武器などもバネで飛んでいかない昨今、本体にこのようなギミックが組み込まれているのはなんだか非常に懐かしさを感じる。

しかしながら、ここに挿入するカセットロンは別売りとなっているので要注意。僕は「とりあえず本体のみを海外から購入して、カセットロンは国内販売で買えばいいっしょ」と軽い気持ちでサウンドウェーブのみを購入したのだが、遊んでいるうちに胸のがらんどう具合に耐えきれずに、結果として輸入ショップでカセットロンを追加購入した。

更にカセットロンの国内販売は異様な速さで即完しているので、同じような状況の皆様は若干焦ったほうが良い。

 

SIEGE:Wave2 サウンドウェーブスパイパトロール レーザービーク/ラヴェッジ

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そんな訳で追加購入したレーザービーク/ラヴェッジがこちら。第一印象は「思っていたよりだいぶ小さい」。

考えてみればヴォイジャークラスでしっかりとカセットを内蔵できるG1準拠のデザインで~ってそもそもなかったよねっていう話で、勝手にタイタンズリターンのカセットロンくらいのサイズを想像していた。

 

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レーザービークは全体的にかっちりとしていたのだけど、ラヴェッジが全体的にふわっとした出来となっており、カセットへの変形も絶妙にきまりが悪いのが気になった点。

 

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前述の通りかなりサイズが小さくどちらも割と可愛らしいので、サウンドウェーブとキャッキャうふふさせたくなること必至。カセットロンがいないサウンドウェーブの喪失感は半端じゃなかったので、なんなら最初からセットで販売しても良かったんじゃないだろうか。しかしながら、こちらでの国内定価は1800円とストレートにクソ高いので、あ、あこぎな商売しやがるぜ…。しかし可愛い。

 

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この2体には変形機構の他に5mmピンが仕込まれており、レーザービークは足を折りたたんで5mmピンでの腕への固定も可能。

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説明書にはカセットにした状態で腕に装備させるような提案もあったが、敵からの銃撃をカセットロンを盾にするとかムツゴロウさん・ユニクロナスかよ。あいかわらずの謎仕様になっている。

 

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今回のスパイパトロール以外にもマイクマスターとバトルマスターのパッケージを結構購入しており、そしてこのスパイパトロール以外全て未開封で積んでいる状態なので、同様に積んでしまっているシージランボルとのスプリットブログとして、購入済みのシージ玩具と併せて盛大なブンドドブログをポストしたい。いつか。

 

ビークルモード うさ耳戦艦サウンドウェーブちゃん

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そしてこちらがこのシージ版サウンドウェーブにて最も物議を醸している謎ビークル、戦艦(ブレインシップ)モード。多くのファンが「そこはラジカセやらウォークマンでいいんじゃねーの?」と感じている部分かと思うが、ラジカセもウォークマンもめちゃくちゃメイドイン地球なので、ということなのだろう。

一見シンプルな変形に見えるこちらのブレインシップモードだが、変形は見た目以上(モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ!)に複雑でステップ数はなんと25。

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腕のパーツを後方に回したり胸部を背面に回したり…と意外と複雑な上に、「それいる?」みたいな細かいパーツの取り回しがあり、拘っているのだが結果として雑に見えてしまうという少々残念な仕様になっている。

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このブレインシップ時に、冒頭で触れたシージオリジナル仕様のバックパックが左右にせり出し特徴的な見た目を再現するのだが、こちらがうさ耳のような絶妙なゆるキャラ感を演出している。

 

悪ふざけに先生がノッてきてしまった時のあの変な空気感

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こちらに関してはもう各所でアホかというくらいに取り沙汰されているので端折っても良いような気もしているのだが、パッケージ底面にアニメ第1話で登場したサイバトロン星の街頭にディスガイズするサウンドウェーブをこのシージ版で再現する隠しイラストが仕込まれており、それを再現するとこのような形に。

個人的にこういう見立てアレンジ変形ってファンの間で試行錯誤して楽しむイメージが強く、いざ公式から「おもろいだろ?」的にアプローチされると一気に萎えてしまうのだが、この感覚伝わるだろうか。そもそもあんまり似てないし。

 

DESTROY ALL AUTOBOTS

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海外で既に販売されているWave1・2はオートボット勢のラインナップが多かったのだが、遂にディセプティコンの三幹部が集結。G1準拠のデザイン統一、スケール感も統一、更にデカすぎず小さすぎずの取り扱いやすいサイズ感でこの三体が揃う日が来るとは。

今回のサウンドウェーブ同様に「◯◯がこうならいいのに…」といった気になる点はそれぞれあれど、これまでの玩具と比べればデザイン・ギミック等は段違いでよく、やはり統一感がなによりいい。他2体のポストはこちら↓

cruelmelody.hatenablog.com

cruelmelody.hatenablog.com

 

エキサイティングトランスフォーマー

海外版にて購入したWave2商品はこんなところで残りのクロミア・シックスガン・アイアンハイド・プロールに関してはとりあえずアイアンハイドは国内版を購入予定。

そして海外版第3弾となるWave3では遂に…

トランスフォーマー シージシリーズ SG-26 ジェットファイヤー

トランスフォーマー シージシリーズ SG-26 ジェットファイヤー

 

 定価19,440円さんこと、ジェットファイヤーが遂に日本へと着弾するほか、

 

トランスフォーマー シージシリーズ SG-32 オートボット スプリンガ―

トランスフォーマー シージシリーズ SG-32 オートボット スプリンガ―

 

 先日国内版もリリースの発表があったトリプルチェンジャーのスプリンガーもWave3にて登場!

スプリンガー(スプラング)はレジェンズでも一度リメイクされているが、その姿はアメコミ版「ラスト・スタンド・オブ・レッカーズ」に近く、他と並べると"カッコよすぎて逆に浮く"という斜め上を行く商品となっていたので、今回のシージ版はこれまでのレジェンズ版2010勢(アーシー・チャー・ロディマス)との組み合わせも楽しみなところ。

Transformers: Last Stand of the Wreckers

Transformers: Last Stand of the Wreckers

 

 

同Wave3内のジェットファイヤーは発売時期が海外と足並みを揃えていたのだが、国内では販売間隔の調整のためか9月へとスライドされており海外で買ったぜッ!フー!

 

おわり

 

トランスフォーマー:SIEGE War for Cybertron スタースクリーム

トランスフォーマー『SIEGE:War for Cybertron』より

 

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簡潔に傑作

いつもタラタラと長話をしてしまいがちなので、今回はまず簡潔に書こうと思う。

今回のスタースクリームは傑作。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-19 スタースクリーム

トランスフォーマー シージシリーズ SG-19 スタースクリーム

 

 国内では今月末発売。まだ持っていないようだったら速攻で買ったほうが良い

 

既に何度も触れているのだが昨今のスタースクリーム事情と来たら、前作のPOTP版スタースクリームや、その前のコンバイナーウォーズ版スタースクリーム等、完全に不作続きのスタスク焼け野原の時代が続いていた。

特に前回のPOTP版スタースクリームに関してはキャラクター再現としても、玩具の出来としても散々な内容となっており、

※当時のブログはこちら

cruelmelody.hatenablog.com

この大惨事とも呼べるスタスクに対して、どうにかして良いところを見つけようと「思ったよりも悪くない・言うほど酷くない」等の褒めているのか貶しているのかよく分からない忖度の言葉が飛び交う中、

合体ギミックのために異様に膨れ上がった腕と全く可動のない足、そして異様に小さい顔と、基本的にバランスが滅茶苦茶でスタイルが極端に悪く、その上鬼のシール固め、雑すぎる変形、極めつけにイカれた部分からランディングギアがこんにちわする、明確な駄作。

とストレートに酷評したことは記憶に新しい。

 

そんな惨状から苦節1年と数ヶ月、同様のヴォイジャークラスにて、遂にヘケヘケの時代の幕を引き、新たなクラシックたりうるスタースクリームが登場した。

 

SIEGE:Wave2 スタースクリーム

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ボイジャークラスとなるスタースクリーム。感じるだろうか、このボックスに収められていても漂う名作感を。ちなみに梱包時のスタスクは腕が完全変形しておらずパッと見で異様に腕が短く見えるが、完全にドンウォーリーである。
 

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完全に余談だがシージシリーズの箱の横のイラスト、個人的にとても気に入っている。昨今の細く整然としたパッケージデザインの真逆を行く、ぶっとくとっ散らかったテイストは一時期のベビーメタルバンドのような懐かしさがあり、当然ながらめちゃくちゃダサいのだが、そのナード的なダサさがむしろ今っぽくていい。

 

以前のブログで触れたように、シージのwave1アイテムの中で購入済みとなるオプティマス、メガトロン、ウルトラマグナスショックウェーブの4アイテムでは、造形や可動、変形等の点でオートボット勢が明らかに優勢となっており、今回のWave2アイテムでは劣勢に立たされるディセプティコン勢の巻き返しを大いに期待していた。

正直オプティマスに関しては気合の入り方が別格であり、同じ土俵に並べてしまうと同様に出来の良いオートボット勢ですら太刀打ちは出来ないレベルとなっているのだが、今回のスタースクリームは造形、可動、変形どれも大健闘している。

 

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はい、傑作。

まずは造形とスタイルだが、前回のPOTP版とは比較にならない程のスタイルの良さを実現している。

スターピースを思わせる全体的な箱っぽさと、野暮ったいアレンジの入っていない直線的な手足。足裏のエンジンから伸びるヒールのような踵に、さらにウィングはビークル時から傾斜がつけられるようになっている丁寧さ。

 

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また個人的に気に入っているのはビークル時のバーニアスラスターが背中にくるように配置されている点で、嘘サイエンス的説得力のある見た目になっている。

 

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顔面はG1準拠の正統派な印象、若干顎に向かってシェイプされ精錬とした顔立ちに。

フロントのコクピットは完全にダミーで、背面に回っているビークル版のコクピットとはそもそも形状が違うのだが、変形前後のつながりどうこう以前に、スタスクの象徴的な胸部をしっかりアイコンとして残している点は完全に正解である。

 

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可動面に関して、前回はナルビームがポパイのような腕に干渉しまくってしまう残念仕様だったが、今回は直線的な造形によって無駄な干渉が抑えられ、さらに変形の恩恵によって肩を全面にせり出すことができるため、スタスク特有の両腕突き出しの構えがスムーズに再現できるようになっている。

 

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空を飛んでいる事が多いスタスクだが、今回何より気に入っているのが足の爪先/エンジン/踵を画像のように極端に脛側に傾けることができる事。

これによってホバリングのようなニュアンスで空に浮いているようなポージングが可能となっており、またしても疑似サイエンス感のあふれる嘘説得力を感じることができる。

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首の可動もまた変形の恩恵によって見上げるように傾けることが可能となっており、前傾の飛行ポーズも余裕で再現可能。POTP版では前傾姿勢で空を飛ばせるともれなく地面を見つめる、というふさぎがちなスタースクリームさんだった。

ちなみに、説明書にはなんの説明もなかったが台座用の穴がロボット/ビークル時にそれぞれ完備されている。

 

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相変わらずのモールドおばけだが、基本が成型色となっているため実際に手に取ると程よいハッタリ感で、情報量が詰まったような錯覚を覚えられるのでとても良い。

またワンパーツで成形されたナルビームも密度が高めであり前回のPOTP版と比べると……もうPOTP版のライフはとっくにゼロよ!

とにかく「ナルビームを使うスタースクリームの肩周りはどう動くべきか?」がしっかりと考えられた設計となっており、現実的に考えたら「どう考えてもおかしな位置」についているナルビームだが、丁寧な設計のおかげで可動はかなりスムーズでストレスフリーになっている。

 

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銃を手持ちさせるとこんな感じに。基本的にスタイルが良いので、正直何をさせても普通にカッコいい。

ボイジャークラスでも有無の差異がある手首の回転だが、スタスクは手首の回転を完備している。

 

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あまりにもスタイリッシュでシュッとしているため、こんなにかっこいいスタスクには神作画とされる戴冠式の再現をさせなくては!と、とりあえずスローンの王冠をかぶせてみたが、普通にサイズが合わなかった。

 

ビークルモード

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地球への墜落以前のサイバトロン内戦時代ということで、サイバトロニアンジェットへ変形する。

 

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こちらのビークルモードは汚し塗装同様に賛否が分かれるところかと思うが、そもそもオフィシャルのアイテムとして、このサイバトロニアン・三角ジェット自体がかなりのレアデザインなので、個人的にはとても楽しめている。

 

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また変形工程もこれまでの「ひっくり返して足畳んどけ」の雑な精神ではなく、ジェット時の機首が分割されエアインテークに回ったり、胸のパネルがジェットの背面に回ったりとダイナミックな変形を兼ね備えている。

 

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ちなみにこちらはPOTP版とのを裏から見た比較はこちら。驚くべき事にこの2つのスタースクリームは今回のシージと同価格帯のボイジャークラス。

POTP版のナルビーム処理があまりにもな内容となっており、また前述のように腕とありえないほど干渉しピンが刺さりきっていない。

 

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残念なのは背面の胸のパネルが変形時にポロポロと外れてしまう点。しかし、パーツをよく見るとピンを打とうとした穴の形跡が見受けられ、どうもここにはピンを打とうとしていたようだ。

しかしながらシージシリーズのプラは基本的に耐久性が低く白化しやすいため、実際にピン打ちされていたら細かい箇所だとバキバキ折れてしまう匂いがプンプンし、そういった点を加味し、現在の状態に落ち着いているのかもしれない。

 

A.K.A. I-D-I-O-T

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この愚か者めが!

フヒヒ…サーセン!

 既に以前のブログでも言及しているが、SIEGEシリーズのテーマとしてスケール感の統一がなされており、ながらく実現しなかった正統G1デザインでの「この愚か者コント」が再現可能に。 長かった、、スケール感を保ちマッシュアップされたG1ルックスでこの2体が並ぶのをどれだけ待ったことか。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-13 メガトロン

トランスフォーマー シージシリーズ SG-13 メガトロン

 

 シージシリーズはモールドや汚し塗装など、物議を醸す事もあるが、スケール感やデザイン面などで「我々が真に欲しかったもの」をしっかりとしたクオリティーでセルアウトしており、しかもこれが3部作となる予定のWar for Cybertronトリロジーの1弾目だというのだから今後を期待せざるをえない。

 

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以上、少なくともコレまでに発売されたメガトロンやショックウェーブを差し置いて、ディセプティコンの中で最も健闘しているスタースクリームは、新時代のマスターピース、ニュークラシック、ヘケヘケ時代に終焉を告げる傑作だった。

 

イ、ジェークト

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シージ海外展開のWave2ではこの他に

が発売となり、このスタースクリーム以外でサウンドウェーブマイクロマスターサウンドウェーブ・スパイパトロール購入済。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-24 サウンドウェーブ

トランスフォーマー シージシリーズ SG-24 サウンドウェーブ

 

 

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サウンドウェーブは諸々若干の癖が強い商品となっていた、おそらく近日中にポストできるかと。

 

余談だが、海外で購入しなかったアイテムとバトルマスター等の一部は国内版にて購入しているのだけど、発売時期が海外展開と微妙に違ったり、元々同ウェーブ内のアイテムの発売時期が切り離されたりと、本国と国内のスケジュールがわりとぐっちゃぐちゃで「何を買ったか、何がいつ出るか?」に混乱し、頭がバグっている昨今。 

トランスフォーマー シージシリーズ SG-31 レッドアラート

トランスフォーマー シージシリーズ SG-31 レッドアラート

 
トランスフォーマー シージシリーズ SG-32 オートボット スプリンガ―

トランスフォーマー シージシリーズ SG-32 オートボット スプリンガ―

 
トランスフォーマー シージシリーズ SG-29 オートボット スマッシュダウン
 

 

あとこれも更に余談だが、シージシリーズの振り番がSG-XXというのも、シャッタードグラスヴァース=SG世界のトイや話題とめちゃくちゃ検索で競合するのでどうにかならないだろうか。

cruelmelody.hatenablog.com

SGサイドスワイプ、SGスタースクリーム…等はもともtこちらの人達のことを指していたので、検索デブリがすごくないですか?

 

おわり