くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー トランスフォーマーの世界観をざっくりまとめてみた

トランスフォーマー雑記

 

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ファルシのルシがコクーンでパージしてたかも知れない

昨今はトランスフォーマーに関して幾つかブログをポストしたのだけど、そもそもトランスフォーマーっていっぱいシリーズあるし、更にそのシリーズによって未来が分岐していたり、完全に別次元のパラレル展開だったり…と「ちょっと実写映画を見て気になっているよ」といったビギナーの方にとって取っ付きにくさがあるのではないだろうか?と疑問に思った。

個人的にトランスフォーマーの魅力は多種多様なキャラクターと善と悪だけに縛られない壮大なサーガ(クロニクル的な意味で)だと感じている。2014年に30週年を迎え2017年で33周年となるだけあり、前述の通りストーリーは様々な世界線へと分岐しその世界設定も常に肉付けされていっている。

つまり逆に言えば。初めて見るという方にとっては専門用語が飛び交いすぎてファルシのルシがコクーンでパージしちゃったんですよ」的な、いきなり専門用語だらけで「ファルシのルシがコクーンでパージしちゃった」って言われても何が何だか言ってる意味よくわかんねーよ、みたいな。

そんな訳で是非ともめっちゃサーガしているTFの世界をあなたによりわかりやすく理解して欲しいのでトランスフォーマーの世界観・世界線をざっくりとまとめてみることにした。

 

トランスフォーマーざっくり年史

まずご理解頂きたいのは、このざっくりとした年史は僕が「こうなんじゃない?」と個人的憶測でまとめたものなので必ずしも全てが正しいとは限らないよ、ということ。

特にトランスフォーマーは本国放送の英語版と国内で放送される日本語版で台詞や設定に若干の違いがあったり(日本発信→国外へ、も然り)と”結構ざっくりと”輸入されているので、公式設定の若干の差異は常に存在し続けているように感じる。

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こちらがこれまでのTFをまとめてみた画像。これがG1(ジェネレーション1)と呼ばれるアニメトランスフォーマーの中心的世界線だと僕は理解している。ふられている年代はTF世界の時間軸。これからこちらの補足をしつつ説明をしていこうと思う。

まず「G1」とは?

トランスフォーマーでは頻繁にG1やG2等の単語が飛び交う。

これは世代を指していて大元となる初代アニメのトランスフォーマーからトランスフォーマーZという作品までを第1世代=G1と定義している。

G2とはその後登場した玩具展開のみの世代を指しているが、ストーリーのメインを追うという意味ではG1を抑えていれば問題ないような気もする。

世代で言えば、G2以降大きな変革となった「ビーストウォーズ」シリーズはG3とかになりそうなのだけど、ビーストウォーズは実はちょっと複雑な存在で僕は個人的にG1世界に組み込んでいる。*後述

 

最初のトランスフォーマー~ザ・ムービー~2010

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G1としてもっともポピュラーに定義される一連の作品。明確に続編の形を取っていてオプティマスプライム(コンボイ)率いるオートボット(サイバトロン)とメガトロン(後にガルバトロンへ)が率いるディセプティコン(デストロン)の戦いを中心としたストーリー。「トランスフォーマー」と「トランスフォーマー2010」がTVシリーズとなっており、主役も交代している。

Transformers: The Movie [Blu-ray] [Import]

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 この2作品を繋ぐ架け橋となるのが「トランスフォーマー ザ・ムービー」で、アニメ史に残る日米合作の超大作なのだが、現在こちらの映画は権利関係?の問題により国内版DVDは絶版でブルーレイは日本未発売となっている。僕が所持しているブルーレイは海外版(日本語音声・字幕共に無し)。レンタル店でも見かけることは少ないのでもしあったら是非見て欲しいオススメの一作。

*いきなり見ても問題なくついていける内容になっている。また、英語がわからなくても話の展開はなんとなく理解できるような話なのでリーズナブルな値段で手に入る海外版でもむしろ有りかもしれない。

*一部ネタバレ注意

サイバトロン星で戦争をしていたオートボットディセプティコンの船が地球に落ちてその後400万年眠ってた!戦ってる途中でオプティマスが死んだり、メガトロンが死んだり。オプティマスの後をロディマスが引き継いだり、メガトロンがユニクロンの手でガルバトロンとして復活したりしたけど、正義は勝つ!

 

和製トランスフォーマー

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トランスフォーマー2010で一旦区切りがついた海外のTF展開。アニメや玩具展開のヒットを受けて日本で制作されシリーズがヘッドマスターズ・マスターフォーストランスフォーマーV(OVAのZ)。ストーリーは海外制作のトランスフォーマーから続く形になっているが、変形シーンにバンク(日本のロボットアニメでよくある腕ガキーン!足バキーン!最後に顔がドーン!みたいな)が多用されたり、今まで以上に少年たちの活躍がクローズアップされたり、少年たちがトランスフォーマーと合体したりと日本アニメ的(後の勇者シリーズの源流となるような演出)なテイストが特徴的なシリーズ。

*ネタバレ注意

★ヘッドマスターズ

色々あってガルバトロンは死んだ、ちーん。メガザラックが新たな破壊大帝として君臨するが、新たなサイバトロン司令官はくっそデカイ!正義は勝つ!ロボットが変身してロボットの頭になるのがナウい

★マスターフォース

コンボイにそっくりなサイバトロン司令官ジンライ、新たな敵はデビルZ!なんか永井豪っぽい響き!人間がロボットのエンジンに組み込まれるのが今の気分。かなりの珍品感、正義は勝つ!

トランスフォーマーZ

新たな司令官スターセイバーはこれまでの赤青のコンボイカラーに黄色が入ったぜ!ギリトランスフォーマーかな?あと一歩踏み込んだら勇者シリーズ(なお後発)なスリリングデザイン。

尚ストーリーは前作2作のトンデモ的展開から軌道修正された原点回帰的展開と日本的なヒロイックさの組み合わせでいい感じにケミストリーおきてます!正義は勝つ!

 

ビーストシリーズ

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死にかけていたトランスフォーマーの人気を再燃させた人気作でも有りトランスフォーマーにとどめを刺した存在とも呼べる異端作品。初のフルCG作品で当時としてはかなり豪華な仕様。動物から変身するという新たなコンセプトと、かなり自由な声優さん達のアドリブが話題となったがこれに対しての反応は賛否両論。

しかし、ビーストメガトロン(以下Bメガトロン)が初代オプティマスの殺害=未来の改変の為に「初代TFにて墜落した"アーク"の中で両軍が眠っている状態の、数百年万年の地球」へと飛ぶという設定があったり、さらにBメガトロンと共に行動をともにするタランスはユニクロンの手先でBメガトロンの行動を監視している等、実際のストーリーは極めてシリアスでG1作品との関連性を持っている。僕がビーストシリーズをG1に組み込んでいる(前述)のはこのため。

またTFの身長は5~10メートルサイズが平均的だが、ビーストのTFたちは2メートル前後と実はかなり小さい。これは彼らがそもそもサイバトロニアン(サイバトロン星人)とは違う、有機物へと変形(トランスフォーム)可能な新世代のTFという設定が関係している。国内ではサイバトロンとデストロンで統一されているが彼らはそれらに属さない「マクシマルズ」と「プレダコン」という新たな種族なのである。

*なのでゴリラコンボイや恐竜メガトロンはコンボイ・メガトロンのそっくりさんで全くの別人である。(Bメガトロンは初代の末裔を名乗っている。)

和製ビースト

海外制作ビーストウォーズの続編制作待ちの間に作られたセルアニメ作品。人類がまだ猿人だった頃のビーストウォーズから、一気に数万年後の未来にぶっ飛んでいて、舞台となる惑星ガイア(地球)から人類は避難してしまっている。ビーストウォーズネオにてユニクロンが登場しその終焉が描かれている何気に重要な作品。

とどめ

ビーストウォーズリターンズ(海外ではビーストマシーンズ)ではこれまでのキャラクターがアーティスティックな見た目へと変貌。陰鬱な展開、変形シーンの削除、日本での放送枠の縮小、声優達のアドリブの悪乗り等、様々な因子が絡み合い、結果としてビーストで盛り返したトランスフォーマーの人気に完全にとどめを刺した。実際のところ全てのテンションが振り切れていて今見返しても映像的にも音声的にも全てがナンダコーレ・クオリティ。

  • ビーストシリーズまとめ

*ネタバレ注意

メガトロンもどきが過去に戻って本物のオプティマス殺して未来変える!大昔過ぎて機械がないから動物をスキャン、サイバトロン(マクシマルズ)司令官はゴリラだ!色々あったけど正義は勝つ!勝ったんだよね?

 

ユニクロンて誰ですか

トランスフォーマーのお話の中でやたらと首を突っ込んでくるユニクロンさん。ラスボス的な立ち位置である場合が多く、トランスフォーマー ザ・ムービーにて初登場してからG1作品やビーストシリーズ、昨今ではトランスフォーマープライム(次回のブログにて触れます)にも登場している。

超ロボット生命体 トランスフォーマー MX-00 ユニクロン
 

 アニメ作品ではトランスフォーマーの創造主に作られたとされているが、昨今活発に展開しているアメコミ作品において「宇宙を破壊し尽くす破壊神」として神霊的存在のように描かれている。宇宙のバランスを保つためにトランスフォーマー界の創世神的存在としてプライマスという存在が描かれ、プライマスユニクロンは善と悪の象徴として存在している。

基本的にはオプティマスをやっつけようとしているディセプティコンとは別の巨大な悪いトランスフォーマーといった立ち位置。

 

とてもざっくりでした。

かなり長くなってしまったのだけど、G1とされる初期トランスフォーマーとそれに関係している作品群、時間の流れはこのような感じなのかな?と思っている。

トランスフォーマーには他にも「実写版」や近年放送された「アニメイテッドやプライムシリーズ」、完全なパラレル展開を見せる「マイクロン三部作」等、まだまだ多岐にわたっている。なので次回は「トランスフォーマーのパラレル展開」をざっくりと解説したいなぁと考えてます。

また次回!

 

トランスフォーマー LG50 シックスショット

トランスフォーマー LG50 シックスショット

 
トランスフォーマー MB-01 オプティマスプライム

トランスフォーマー MB-01 オプティマスプライム

 

 

 

オレカバトル:新7章 牛魔王と七十二変化の術

オレカバトル新7章『雷盟の逆鱗』より

 

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いやいやいや、アフロディテは僕のことを見てるから

のっけからオレカ野郎のネタですがもちろん冗談です、こんにちは。

昨今のオレカ界は命の章が解禁されたが特に「命」的なアプローチはまだ無く、それでいて星の騎士ライトのSG版(SG版の話はトランスフォーマーのブログ参照)のような星の騎士レフトがホレホレ、これ出るかもよ?」とチラつかされ、「不屈ロックが登場していない場合でも実は採掘でアイテムで作成できちゃうんです!」と発表されるも限定枠で現在出っぱなし単純入手可能に加え、その不屈のレアドロ+★3闘士ロックの合体で、よりシンプルに★4不屈ロックが作れたりと、なんだか斜め上で不思議なヴァイブスに包まれている。

そういえば「ランスロット君ていう方や、赤い…?確か赤いはずだったポワンちゃん?とか、イルベ?イベ?ルガン?とかいう方々がいらっしゃいましたね…と、命の章に一筋の希望を感じつつも、WEBで話題となっている筐体撤去拡大の憂き目に実際に遭遇したり、やはりなんだか不思議なヴァイブスに包まれている。

*夢の章とはなんだったんだろう。

 

牛魔王

個人的にこちらはこのブログで、いや、この程度のブログで、いやいや、このような悪ふざけのブログで、あるいは100%悪い冗談のような当ブログで牛魔王のようなモンスターを扱うのはそれは禁忌に近いような気がしていたので少しばかり避けていたモンスターなのだけど。

しかしながら前述のようなヴァイブスに包まれた状況のどさくさに紛れてスッと、忍び込ませてしまおうというわけで牛魔王のブログなんです。

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これまでの対戦イベント、最強決定戦や大合戦で遭遇したら絶望しか無い事が僕の中では話題の牛魔王。同様の出典を持つソンゴクウであればまだどうにかHPを削りきれるんじゃないだろうかという淡い期待を抱けるのだが、それを打ち砕くような高HP高火力をもつ、こいつの場合はコマンドが「こうげき!」に滑ったところで歯の一本や二本は平気で吹き飛ばすような一撃をねじ込んでくる訳で、まず間違いなく最強の部類に入るモンスターだろう。

牛魔王は当初

  • ★移動と七十二変化の術でコマンドリールを埋め尽くせる

という、「コナミさん、これ壊れてますよ」レベルのキャパシティ(と言うよりかは七十二変化のコスト)を誇っていたのだが、後に調整が入り現在は旧7章解禁当初のような牛魔王を作ることは不可能となっている。同じような調整が旧序章マハデーヴァのピナーカにも見られた。

僕の牛魔王はそういった旧7章の名残が若干残っている構成となっており、3・4リールの「こうげき!・こうげき」は当時であれば★★★→★★★★と七十二変化へとコマンド変化が可能だった。

だが、当時「強すぎるだろこれ」とソンゴクウと共に個人的に封印をしそれを1年程前に掘り起こした結果、こんなコマンドになった。

 

義兄弟っていうか義理の父

ちなみに牛魔王はかつて悪魔の帝王と呼ばれる凶悪な悪党で実はある仙人の二番弟子。彼の城がある涼景山の火を消すためにやってきた師匠の仙人に諭され徐々に丸くなっていった。一人娘を男手1人で育てている。孫悟空初見時に自身の財宝を狙ってきたと勘違いし襲いかかるが、事情を知るや和解。後に彼の一人娘と孫悟空は結婚することになり、悟空と牛魔王は義理の親子へとなる。

そろそろお気づきかも知れないのですが、全部ドラゴンボールの話です。

つっかもうぜっ!(スパァン!)ドラゴンッボ・オ・ル!(ベッボン!)

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旧7章のピーク感

これは度々書いている事なんだけど、オレカは旧7章に至るまでである種のピークを迎えていたように思えてならない。現在でも大会関係で猛威を振るうロキ―旧6章や雷神竜―7章等、バトルの定石が旧7章までで既に完成しており、新章の解禁と共にこれら”脅威”のメタとなりうる突破口を持ったモンスターが登場するもこの旧7章超えを出来るモンスターは存在せず、さらにそのメタすらもコントロール可能、全ての技を高耐久で・高スピードで放つ事ができる牛魔王・ソンゴクウはなんというかある種の究極性をもっている。

カーズのような究極生命体感が凄い、これ、ジョセフどうやって勝つんだよ的な。ジョジョの歴代ボス戦では2部のラストが一番ぶっ飛んでる気がするが、しかしジョセフだし…。うん、ジョセフだし仕方がない。 ハッピーうれピーよろぴくねぇ~!

個人的にはロキ同様、七十二変化の術は使用後コマンドがミスに変化してもなんら問題ない気がするレベルで強く、さらに言うとこの2体のモンスターのあまりにも高すぎる自由度が逆に足枷となり、バトルを限定的なものへと縛ってしまっているとも感じる。

そういった意味で個人的に封印したんだけど、もうそろそろいいんじゃないかなっていう、そういうアレなんです。(なんかこの記事自体もヴァイブス足りてない)

 

ドラゴンボール (巻1) (ジャンプ・コミックス)

ドラゴンボール (巻1) (ジャンプ・コミックス)