くるめろとは違う

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オレカバトル:新7章 がんばれ義賊ゴエモン オレカ界見聞録~消えた招き猫編~

オレカバトル新7章『雷盟の逆鱗』より

 

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がんばれゴエモン

先日のブログに引き続き今回も「ぬすむ」技にちなんだキャラ、ゴエモンの話なんです。

こんな文字だらけのブログを熱心に読んでくれているちょっとアレめなキッズ層にはがんばれゴエモンと言っても「頑張ってる”ゴエモン”って誰だよ」状態なのだろうか。そんなキッズのために補足すると「がんばれゴエモン」はスーファミ世代の僕に100%直撃世代した、とにかくアホほどやったゲームなのだ。そんな訳で今回はかなりノスタルジィ方面に全振りした内容になってます。ごめんね。

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SFCゴエモンのなにがそれほど良かったのかというと二人で一緒にプレイできる点が突出している。これがとにかく良かった。スーファミソフトの金字塔「スーパーマリオワールド」も形式上は二人プレイ可能なのだけど、当時マリオは基本的にプレイは一人ずつの交代制。友達がゲーム内にて死ぬまでは正座して眺めるか、あるいは積極的に邪魔をして友人のターンエンドを誘い自身のプレイターンを勝ち取るかのどちらかになるわけで。往々にして小学生とは後者であってそこからリアルファイトに勃発するのが定石であった。

しかしながらゴエモンはステージを二人同時にプレイ可能。これがキッズ同士の精神衛生上とても良かった。協力すると言うことを実にスムーズに会得できる。僕の協調性はゴエモンファイナルファイトが育んでくれたと言っても過言ではない。

さらにゴエモンには「おんぶ」なるシステムで、仲間プレイヤーを背負ってステージを遊ぶ事ができた。この時代のゲームでこれは結構先進的な内容だったと思っている。現在は3DSにてがんばれゴエモン!ゆき姫救出絵巻(シリーズ1)、Wii/WiiUにてがんばれゴエモン2~3を遊ぶことが出来る。

 

 

義賊ゴエモンと真・新世代襲名

話が長くなってしまうのでオレカの話に戻ろう。

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まず相変わらずで申し訳ないのだが、散々「ぬすむ」云々と書きなぐった癖にカードを育ててみたら「小判ぶん投げ型」、つまりゴールドを散財する方面に育ててしまった。何故かと言うとスーファミ時代のゲームのように小判をぶん投げるカッコイイ★3のゴエモンが見たかったからだ。これはつまり脳筋の宿命なのだ。

 

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オレカに登場するゴエモンは★2時代は一般的ながんばれゴエモンシリーズの見た目であるが、★3はほぼ完全新規と呼んでも差し支えないような見た目に進化する。

 

 

ゴエモン 新世代襲名! PS one Books

ゴエモン 新世代襲名! PS one Books

 

 ゴエモンには「新世代襲名」なる黒歴史が存在するのだが、これはつまり「ロックマンロックマンX」への進化を意識したようなバージョンアップとなっており、しかしながら「がんばれゴエモンゴエモン新世代襲名」へのスライドはおもいっきりスベり、ゴエモンというコンテンツは一気に衰退を辿ってしまった。(引き金は綾繁一家だと僕は思っているが)

 

オレカの★3はとてもカッコイイのでこっちの雰囲気で新世代やってくれればよかったのに!なんで半ズボン正統派イケメンとかいう謎のさわやかルックスにしたし!そんな事を考えながらオレカをプレイしていたら「ぼくが次世代機でやりたかったさいきょうのゴエモン真・新世代シリーズ」を体現したようなコマンド構成になってしまった。

*余談だが、その後DSで発売された「がんばれゴエモン東海道中 大江戸天狗り返しの巻」にてこの新世代ゴエモンが「がんばれゴエモンの偽物」として登場し「ズーズー弁で謝罪する」という自虐的なセルフパロディを行っている。

 

義賊ゴエモンがんばれゴエモン石川五右衛門

さて余談が続いていて申し訳ない。オレカのゴエモンには特殊アイテムが2つ存在し

  • 初代のキセル(闇のコロシアムアイテム)
  • 招き猫(迷いの森アイテム)

が存在し、闇コロアイテムの初代のキセルは所持することで新技「天下御免の見栄っ張り」を覚える、これは大見栄の上位版。こちらの技は「ぬすむ」との掛け合わせで真価を発揮するのだが、僕のゴエモンは投げ小判の脳筋特化なのであまり必要はない。

あとすごく個人的な話をするならば攻撃オリジナル技が”投げ小判のみ”とゴエモンの攻撃は限定的なので、闇コロアイテムで

  • チェーンキセル(単体大ダメージ) とか
  • ヨーヨー(全体物理) とか

そういうね、そういうのも見てみたかった。ゴエモンインパクト(EX)とかもいいよね、ただもうこれは限定アイテムとか全く関係ない話になってるけどね。

ゴエモンインパクト「切腹はスポーツじゃないです!」

 がんばれゴエモン きらきら道中~僕がダンサーになった理由~より

 

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そういった意味では★3ゴエモンは歌舞伎演目にあるような伝説の義賊・石川五右衛門方面へのアプローチも強いっすよね、それはそれでカッコイイのでいい。

EX、万万両振る舞い。ゴエモンが登場するシーンは「舞台」的な演出であり、その後、歌舞伎のように見得を切り一気に”舞台内舞台”の寺院が完成する。

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こちらは歌舞伎における「南禅寺山門」のシーンをはっきりと意識しており、歌舞伎における名台詞

「絶景かな、絶景かな。春の宵は値千両とは、小せえ、小せえ。この五右衛門の目からは、値万両、万々両」

 のシーンを彷彿とさせる。

 

実際にオレコマンドにおける説明文においても

正義の大泥棒、義賊ゴエモン

キセル片手に屋根を飛び、大判小判を盗み出す!?

いやいやこれは盗んでるんじゃなく、汚い悪党どもから助けてやるんでい!

千両万両助けた日にゃあ町のみんなに大判振る舞い!

輝く黄金がキラキラ光り、絶景かな、絶景かな。

 とこの南禅寺のシーンの台詞を引用している。

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こうしてみると闇コロアイテムにおける新技が盗む方面へと特化しているのも納得できる。やはり★3のゴエモンは"がんばるほう"のゴエモンと言うよりかは、義賊伝説のほうの五右衛門方面がクローズアップされている雰囲気が強い。

 

招き猫が出ない。あと燭台も出ないよ

2個目の招き猫だが、こちらは★3ゴエモンに持たせることで攻撃力が10アップするパワーアップアイテム。僕としてはこちらを持たせたいのだが、このアイテムの入手難易度が異常に高い。招き猫はボスステージ「迷いの森」限定アイテムなのだがまず出現が安定しない。4~5回に1度ほどの確率で登場したゴエモンとひたすら殴り合いをするも全く落ちない。迷いの笛をロット単位で消費し、そろそろオレカ界の笛職人さんに申し訳ないやら、そもそも笛なのに一回吹いたら消えるってそれどんなだよ!やら。色々と混迷を極めてきたあたりで思い出したのが

  • ボスエリア限定アイテム系は負けたほうが落ちやすい

というオレカ界の特殊システム。僕自身、おそらくレオンのオルゴール以来なので完全に忘れていた。

 

さっそく必死にミスを狙いゴエモンにボコボコにされた結果。

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1発ドロップ。

そういえば同じコナミゲストキャラのシモンの燭台も全然落ちなくて手に入れられてなかったよなぁ~と、その後すぐにシモンに挑みボッコボコにされたらこちらも一発ドロップ。

幽霊船限定のドラキュラパワーアップアイテム「壊れた懐中時計」や、迷いの森限定アイテム漆黒レオンの「悲竜のオルゴール」、月風魔の「魂」等、ボスエリア限定アイテムは「限定」という言葉の響きから勝手に「レア」なんじゃねーかと連想しがちだが、これらはレアではないのだ。

ある時期のアップデートを境にレアアイテムのドロップ率が格段に上がった(バトル勝敗の結果に影響されるようになった)のも相まって、現在は限定エリアでの勝利=レアドロップほぼ確定といった状況となってる。つまりボスに勝ってしまうと上記のアイテムはほとんど落ちないのだ。

なのでボスにボッコボコに―「こいつはレアアイテム案件じゃねぇな」と確信させるほどに―完膚なきまでにボコボコにされたほうがボスエリア限定アイテムの入手確率は上がるんじゃないでしょうか。今更なんですが、最近始めたという方は是非ボッコボコにされてみては如何でしょうか。

 

さらにゴエモンはBGMもとてもいい。さすがコナミ。つい最近10枚組のとんでもないサウンドトラックが発売され僕も買いました。

がんばれゴエモン さうんど玉手箱 ?オリジナル・サウンドトラック BOX?

がんばれゴエモン さうんど玉手箱 ?オリジナル・サウンドトラック BOX?

 

 

 

オレカバトル:新5章 大泥棒ユライ、義賊のおつとめ

オレカバトル新5章『氷劇の航路』より

 

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新イベントがはj…ってまた合戦かっ!

お久しぶりですどうも、これまで更新に対して日が空いてしまった時に言い訳のように「でもでもー!オレカはちゃんとやってましたー!なんじなんぷんなんびょうまえー!ちきゅうが何回まわった時―!?」と言い訳じみた弁明を必死になってタイプしていたのだけど、今回ばっかりは1週間以上プレイから遠ざかっていた。主な理由はスカイリムです。

 

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巷ではラフロイグ・トカイVSクジェスカ・マオタイによる魔皇連合軍の大合戦が勃発するということで、うーんどっちにつこうかしら、と考えた結果、

そうだ、盗もう

魔皇同士が徒党を組んだ大合戦、いや大・大合戦。しかしながら正直もう合戦お腹いっぱいじゃないですか。なのでそんな乱世の、世紀の戦の中で、世紀の火事場泥棒に俺はなる!(ドンッ!)というわけでかっぱらいまくってやんぜ。

つまり、合戦に参加する体で戦場へと忍び込み「ぬすむ」技にて相手のゴールドを盗みまくって一財をなすのだ。このブログを読んでくれているあなたのパーティーの懐からもおおいに掠め取らせていただこう。これは予告状だよ、フハ!フハハハ!ドゥフッ!…ドゥフフッフォカヌポゥ!

 

そんな訳で大魔皇が出てくれれば自軍であろうが敵軍であろうがお構いなしに、通常バトルであれば敵軍となるであろうバトラーの皆さんから盗む。そんな盗むキャラの育成をするにあたり調べた結果

  • 海賊アズール
  • 義賊ゴエモン
  • 大泥棒ユライ
  • キャプテンペンタ

と4体、進化前の★1~2を含め全8体が技「ぬすむ」を覚えるという事が判明。最初は11体くらい集めて、泥棒の話繋がりで映画「オーシャンズ11」にちなんだ「オレシャンズ11」とか考えてたんだけど調べてみたら上記のとおり。意外と少ないんだね~、というわけでボツです。

 

大泥棒ユライ

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話は逸れたが上記の中からそれぞれを並行して育成した結果、ユライが真っ先に育っていった。これに関しては個人差があるかとは思うのだけど、「ぬすむ」の提案を即採用していたらその日のうちにこの形まできてしまった。

 

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キャパ的に2リールでぬすむ埋めは可能なそうなのだけど、ユライ1体が場に残った場合攻撃手段を持たないのも辛いので、3リールに流しつつ「ぶんどる」を配置してみた。ちなみに闇のコロシアムアイテム「純金塊」をもたせると上位版の「ぶんどる!」を覚えるのだが、そもそも「ぶんどる」のコストが大きく4リールに4つ配置する場合にはミスが必要な状態らしいので今回はぶんどる一択。

当面はこうげき→ミス/ぬすむ→ぶんどるのダブル変化を待つ状態へ。ちなみにこのぶんどるは眠っている相手に対して発動しても相手を起こさないので、以前育てたバクやアゲハと組ませても良さそう。

 

おぉ、ゆうしゃくるめろよ。ぞくせいもわすれてしまうとはなさけない

取り急ぎユライがあとちょっとのところまで育ってくれたのだが、ある程度育成したところで気づいた。しまった、アズールとゴエモンは水風属性、ユライは土属性で一緒にパーティー組めないじゃん。ゴエモンもアズールもわりと育ってくれたので結果としてどっちの軍に忍び込むかは未だに考えあぐねている。

今回の合戦は勝敗云々よりも戦場を駆け巡る大泥棒プレイで幾らぶんどるかに重きを置きたいので開始前に記録の鍵の保持ゴールドを写真におっておこうか。というよりかは、新規鍵を作って純粋に期間中にかっぱらったゴールドを別口座のように分けておくほうが良いのだろうか。

 

アンチヒーローのおつとめ

大泥棒ユライのルーツを調べてみたところ、スロバキアの義賊「ユライ・ヤーノシーク」がヒットした。なんでも元々は皇帝軍の治安維持部隊に所属していたそうなのだけど、そこに収監されていた盗賊の「ウチルホーク」と出会うことで盗賊というアンチヒーローの世界に足を踏み入れていったようだ。

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*めちゃくちゃイケメンじゃねぇか!

ウチルホークの引退後盗賊団を引き継いだ後は、金持ちから奪い弱者や貧しい人々に分け与える、所謂義賊的な伝説が有名なようだ。

前述の義賊ゴエモン石川五右衛門もそうだがこうした実在した盗賊≒義賊的なストーリーはその時代の大衆に受けて伝承から伝説化していくことが多い。弱きを助け強きを挫くような、そんな王道を行く義賊的ストーリーには僕自身も胸が熱くなるところがあるのでおおいにわかる。

 

そんな事を書いててふと思いついたのだけど、こうした義賊的なキャラであるならばただかっぱらうだけじゃまずいんじゃない?という。つまり、「弱き者のため、貧しき者のため」といった大義や美学が必要なのである。やはり今回の合戦ではやはり鍵を新規で作り、そこでぶんどったゴールドに関しては「義賊的」に還元するべきであるよなぁ…と。

これに関してはちょっと色々と考えてみよう。

たぶんつづく。