くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

オレカバトル:新7章 牛魔王と七十二変化の術

オレカバトル新7章『雷盟の逆鱗』より

 

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いやいやいや、アフロディテは僕のことを見てるから

のっけからオレカ野郎のネタですがもちろん冗談です、こんにちは。

昨今のオレカ界は命の章が解禁されたが特に「命」的なアプローチはまだ無く、それでいて星の騎士ライトのSG版(SG版の話はトランスフォーマーのブログ参照)のような星の騎士レフトがホレホレ、これ出るかもよ?」とチラつかされ、「不屈ロックが登場していない場合でも実は採掘でアイテムで作成できちゃうんです!」と発表されるも限定枠で現在出っぱなし単純入手可能に加え、その不屈のレアドロ+★3闘士ロックの合体で、よりシンプルに★4不屈ロックが作れたりと、なんだか斜め上で不思議なヴァイブスに包まれている。

そういえば「ランスロット君ていう方や、赤い…?確か赤いはずだったポワンちゃん?とか、イルベ?イベ?ルガン?とかいう方々がいらっしゃいましたね…と、命の章に一筋の希望を感じつつも、WEBで話題となっている筐体撤去拡大の憂き目に実際に遭遇したり、やはりなんだか不思議なヴァイブスに包まれている。

*夢の章とはなんだったんだろう。

 

牛魔王

個人的にこちらはこのブログで、いや、この程度のブログで、いやいや、このような悪ふざけのブログで、あるいは100%悪い冗談のような当ブログで牛魔王のようなモンスターを扱うのはそれは禁忌に近いような気がしていたので少しばかり避けていたモンスターなのだけど。

しかしながら前述のようなヴァイブスに包まれた状況のどさくさに紛れてスッと、忍び込ませてしまおうというわけで牛魔王のブログなんです。

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これまでの対戦イベント、最強決定戦や大合戦で遭遇したら絶望しか無い事が僕の中では話題の牛魔王。同様の出典を持つソンゴクウであればまだどうにかHPを削りきれるんじゃないだろうかという淡い期待を抱けるのだが、それを打ち砕くような高HP高火力をもつ、こいつの場合はコマンドが「こうげき!」に滑ったところで歯の一本や二本は平気で吹き飛ばすような一撃をねじ込んでくる訳で、まず間違いなく最強の部類に入るモンスターだろう。

牛魔王は当初

  • ★移動と七十二変化の術でコマンドリールを埋め尽くせる

という、「コナミさん、これ壊れてますよ」レベルのキャパシティ(と言うよりかは七十二変化のコスト)を誇っていたのだが、後に調整が入り現在は旧7章解禁当初のような牛魔王を作ることは不可能となっている。同じような調整が旧序章マハデーヴァのピナーカにも見られた。

僕の牛魔王はそういった旧7章の名残が若干残っている構成となっており、3・4リールの「こうげき!・こうげき」は当時であれば★★★→★★★★と七十二変化へとコマンド変化が可能だった。

だが、当時「強すぎるだろこれ」とソンゴクウと共に個人的に封印をしそれを1年程前に掘り起こした結果、こんなコマンドになった。

 

義兄弟っていうか義理の父

ちなみに牛魔王はかつて悪魔の帝王と呼ばれる凶悪な悪党で実はある仙人の二番弟子。彼の城がある涼景山の火を消すためにやってきた師匠の仙人に諭され徐々に丸くなっていった。一人娘を男手1人で育てている。孫悟空初見時に自身の財宝を狙ってきたと勘違いし襲いかかるが、事情を知るや和解。後に彼の一人娘と孫悟空は結婚することになり、悟空と牛魔王は義理の親子へとなる。

そろそろお気づきかも知れないのですが、全部ドラゴンボールの話です。

つっかもうぜっ!(スパァン!)ドラゴンッボ・オ・ル!(ベッボン!)

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旧7章のピーク感

これは度々書いている事なんだけど、オレカは旧7章に至るまでである種のピークを迎えていたように思えてならない。現在でも大会関係で猛威を振るうロキ―旧6章や雷神竜―7章等、バトルの定石が旧7章までで既に完成しており、新章の解禁と共にこれら”脅威”のメタとなりうる突破口を持ったモンスターが登場するもこの旧7章超えを出来るモンスターは存在せず、さらにそのメタすらもコントロール可能、全ての技を高耐久で・高スピードで放つ事ができる牛魔王・ソンゴクウはなんというかある種の究極性をもっている。

カーズのような究極生命体感が凄い、これ、ジョセフどうやって勝つんだよ的な。ジョジョの歴代ボス戦では2部のラストが一番ぶっ飛んでる気がするが、しかしジョセフだし…。うん、ジョセフだし仕方がない。 ハッピーうれピーよろぴくねぇ~!

個人的にはロキ同様、七十二変化の術は使用後コマンドがミスに変化してもなんら問題ない気がするレベルで強く、さらに言うとこの2体のモンスターのあまりにも高すぎる自由度が逆に足枷となり、バトルを限定的なものへと縛ってしまっているとも感じる。

そういった意味で個人的に封印したんだけど、もうそろそろいいんじゃないかなっていう、そういうアレなんです。(なんかこの記事自体もヴァイブス足りてない)

 

ドラゴンボール (巻1) (ジャンプ・コミックス)

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トランスフォーマー:TFC-D02 クラウド・スタースクリーム

トランスフォーマーより

 

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3段変形する珍しいスタスク

トランスフォーマーの記事が増えている昨今。トランスフォーマーっていうかスタースクリームのことしか書いてないんだけど、家のTFの大半がこのニューリーダー病患者で埋め尽くされた、ニューリーダー更生病院みたいな状態なのでどうしてもグレーと青と赤のあいつのことばかりになってしまう。

そんなわけで今日も今日とてスタースクリーム、今回はe-hobbyというウェブショップ限定のトランスフォーマークラウドスタースクリーム」だ。

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このスタースクリームは元々発売されていたジェネレーションズ版ブリッツウィングのリデコの、ダブルディーラーを更にリデコした限定商品になっており、スタスクが珍しく3段変形のトリプルチェンジャーへと変貌している。

ロボットモードではタンクモードの砲身が背中にそそり立っており、さらに足にはキャタピラが付属、ほぼスタスクの原型を留めてはいないが全てのTFをスタスク化させるグレーと赤・青の配色「スタスクマジック」によって完全にスタースクリームにしか見えないようなルックスへと昇華されている。この3色の影響力は強大だ。

 

 

クラウドスタースクリーム

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頭部の出っ張りもこのクラウド版の特徴。砲身やキャタピラ等は前述の通りカラーリングの妙で「これはこれで有り」な気分になってくるのだけど、この頭部だけが最大の違和感でもある。肩に付属しているウイングを勝手に反転させ全体的に墨入れを加えた一加工を行っている。

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通常であれば腕の外側についているナルビームだが、元の仕様からかこちらでは肩の背面へと回っている。可能であればスタスクのナルビームを定位置へと戻す改造を行おうと思い早数年。

 

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ビークルモードはジェット機と戦車の2種類。腕の変形工程や戦車への変形時のキャタピラの展開が触っていてとても楽しく見事な出来栄え。若干複雑なためギチギチと鳴るパーツに初回変形時はヒヤヒヤさせられたが一度構造を理解してしまえばジェット→タンク間やそこからのロボットへの変形もそこまで苦ではない。

 

メガトロンへの羨望

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初代TFやその後の派生、更にはビーストウォーズでの展開においても一貫してジェット機に変形していたスタースクリームジェット機以外、特に戦車へと変形するのはよく戦車に変形されているディセプティコン/デストロンのリーダー「メガトロン」を感じ何とも言えない気持ちになる。

*ヘルスクリームっていう例外もあり

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「トランスフォーム!」

G1やギャラクシーフォースアルマダ(マイクロン伝説)と様々なパラレル世界でそれぞれのスタースクリームが狡猾に時には正義のために、自身が所属する軍のリーダーへと様々な形で反旗を翻し、そして敗北する。

 

愛憎

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IDW版アメコミのトランスフォーマー「スポットライトメガトロン」。この世界においてメガトロンはオートボットと人間によって破壊され、スタースクリームはメガトロンの置き土産である「マトリクス」を利用しディセプティコンの”ニューリーダー”となる。ここではメガトロンはスタースクリームを次期リーダーとして認めているのがG1等の世界と大きく違う点だ。

 

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しかしながらサウンドウェーブの手によって数年の時を経て復活したメガトロンが目にしたのは、メガトロン不在の間に自身の手でディセプティコンを疲弊させ、こそ泥集団へと貶めてしまった事に後悔し心を病んでしまっているスタースクリームの姿だった。

罰して欲しいと自ら懇願する等これまでの狡猾さや野心は一切無く、そこにはただ卑屈に自ら死に急ぐばかりのスタースクリームがいた。

 

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メガトロンはそんなスタースクリームを驚異的なパワーで圧倒し、暴力的なカリスマ性で彼を奮い立たせていく。スタースクリームが常に疎ましく思っているメガトロンこそが彼の存在を奮い立たせる。この歪なライバル性、これこそがこの二人の関係性の魅力でもある。

*このステルス戦闘機のようなメガトロンは「メガトロナス」としてオライオンパックスとセットで販売されている。めっちゃ欲しい。

 

 

彼自身の野心やその目標、彼のヴィジョンの先には常に超えられない壁としてメガトロンが存在する。スタースクリームの野心や裏切りはメガトロンへの歪んだ敬慕への裏返しのようでもある。

クラウドで得た戦車という新たなビークルモードはそんなスタースクリームの愛憎ともとれるメガトロンへの羨望なのかもしれない。