オレカバトル：新4章 邪帝ラフロイグ VANDALISM

オレカバトル新4章『灼熱の煉獄』より

Vandalism

「帝」と「王」の微妙なニュアンス、つまり王＝キングと帝＝エンペラーの違いというか。歴史を見ているとキング＝王が「一国」を支配することに対して、エンペラー＝皇帝はそういった王が統治する国々を統べる立ち位置であることが多く、これはキングであるムウスとエンペラーであるラフロイグとの関係にも現れている。ならば、ムウスは魔界の一国の王であってラフロイグはそんな魔界の国々を統治する皇帝という見方が正しいのだろうか？

初登場時のあまりの強さによる絶望感、彼の言動から滲み出る自信の強さへの確信感、破壊や死を純粋に楽しんでいるように見える退廃感等、「帝」という名の付くモンスターは数あれど、最も帝王感を放っている存在はラフロイグだと個人的に感じている。

＊カート(NIRVANA)がギターに貼り付けていたFEEDERZのステッカー。

他の皇帝達が様々な企みを巡らす中で、ただ純粋に侵略し破壊を尽くすような様は、彼の技名（レッド・ヴァンダライズ）にもあるヴァンダリズム（＝気まぐれによる破壊・故意の破壊）そのもの。そんな蛮行が人間の心のなかに潜む破壊への衝動や無軌道への羨望を煽るような。そんな帝王感はある意味ではカリスマ性に直結しておりオレカの四皇帝の中での人気度はそれらを裏付けていたりする。

バランスを求められた世界・抑圧されたモラルの中で人は本来もっとアナーキストで、無頼で、デカダン的であって、本能的に破壊を求めているんですよ、たぶんぜんぜん違うけど。

＊宗教においても創造や規範よりも破壊や無軌道のほうが強大に描かれたり、より多くの信仰を集める事も多い。モラルや規範・秩序と言うものは「原初の破壊や無秩序」を根本にして生まれた後付のルールなのだと思っている。

邪帝ラフロイグとラフロイグがいっぱい

こちらが最強大合戦にて育成を始めた邪帝ラフロイグ。LV10までは★移動を優先して入れて行きこんな感じへ。

他の皇帝であるクジェスカ・トカイ・マオタイとラフロイグの決定的な違いは明確な「死」が描かれている部分だと感じている。他の皇帝がざっくりと「やられた～」と語られる中で、ラフロイグは「ファントム」というその名の通りの亡霊の姿にまでなっている。このファントム以外にも魔皇・大魔皇とラフロイグは異様に派生が多い。

基本的に魔王・皇系をあまり育成しておらずおそらく明確に育成した！という魔王枠はサッカーラ・マオタイくらいだろうか？しかしそんな中、全てのラフロイグがなんとなく育成されている。こうしてみても僕はどうもラフロイグがそれとなく好きらしい。

魔皇ラフロイグのカードで「ウォーターブレイク」型は作成済みなので、邪帝の4リールをどうしようかと悩んでいる。

目の醒めるような逆三角

ラフロイグの体型が凄い。とにかくメチャクチャなマッチョであり肩のイカりかたが半端じゃない、信じられないほどの逆三角形である。

「そんなとこ(腹)のガード厳かにしたら駄目だろ」と一部で有名な腹筋見せたがりのネルガルもなかなかの恵体だが、アメリカのカートゥーンアニメレベルにデフォルメされたような逆三角っぷりのラフロイグは頭一つ抜き出ている。

このバランス感なんかで見たような気がするんだな～って思ってたんだけど、あれだ、ベイマックス（2.0）だ。いや、実際のところラフロイグのほうが登場は早いのだけど、ただ海外カートゥーンのデフォルメマッチョ的なバランス感が、そんなバランス感が凄い。

ラフマックスは「ラフマックス、もう燃やせるものはないから大丈夫だよ」というとシュ～ンと縮んでケースに戻ります。ウソなんですけど。

あとラフマックスのアーマーの下はおそらく”おもわず抱き締めたくなる”ようなビニール製のボディなのでラフマックス2.0のやたらトゲトゲしたアーマーとは相性が悪いです。ﾌﾟﾋﾟーーーーー(空気の漏れる音)

イラストが少し残念

解禁当初、たしかブログを始めたばっかりの頃にも書いたかとおもうのだけど邪帝ラフロイグの通常イラストがなんとなく残念だ。全身を写すことで顔がほぼ潰れてしまい、玉座にどっしりと構えるポーズも足の向き方とかなんだか違和感がすごいのだ。

邪帝化前の魔皇ラフロイグの通常イラストが信じられないほどカッコよかっただけにこの落差に当時ひどく落ち込んだ記憶がある。このラフロイグが登場する旧4章から新序章あたりまではメインボスの全身をイラスト枠内に納める(あるいはキャラクターではなくイラスト全体としてのデザイン性を高めるため？)為なのか、顔の視認性が低い状態が続いたように感じる。

邪帝ラフロイグは超かっこいいキャラデザインであり、前述の通り暴力的な帝王感の滲み出るキャラクターなのだが、顔面近辺を思い出そうとすると記憶に謎のモヤが掛かってしまいうまい事記憶を手繰り寄せられない。ゲームセンターの筐体画面ではなく家に帰っても見れるカードのイラストの視認性が低く、脳内でそれこそラフマックスのようなフワッと感が出てしまうのは残念な話である。

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ベイマックス　（吹替版）

オレカバトル：幻定竜 天界竜バハムートドラゴン 男の戰い

オレカバトル幻定竜「天界竜バハムートドラゴン」より

空からの力

既に筐体にて告知されている為ご存じの方もいるかと思うが、今週末の4日(土)から、WHF2015冬(1月)に飛来した天界竜バハムートが再降臨する。2015年の夏頃にはダークバハムートと共に全国”竜断”イベントで再録はされているのだが、ダークバハムートイベントの際には出現する筐体が一部店舗限定であったりで制限付きが多く、すべてのオレカバトル筐体に飛来するのは初めて。つまり、このチャンス見逃すわけにはいかない。

圧倒的難易度

この天界竜バハムートは僕がWHFに参戦し会場でリアルに挑戦した唯一のドラゴンなのだが、特筆すべきはその圧倒的な難易度。バハムートは常に属性のカウンター付きバリアを張っており、バハムートのバリアの色に合わせた属性攻撃を叩き込まない限り、バハムートへのダメージは軽減(半減)され、50前後のカウンターダメージを食らってしまう。

バハムート初出現時のWHF2015冬では、この圧倒的難易度の為に多くの脳筋キッズ達が敗れ去り会場内ではさめざめと泣くキッズをガチで何度も見かけるような阿鼻驚嘆ぶりとなった。わかる、わかるぜ、キッズよ。僕も基本的には属性完全無視の脳筋必殺の一撃ぶん殴りスタイルな脳筋おじさんで脳筋(脳筋3回)だから、その気持ち凄くわかるぜ。

ATフィールド天界！…天界竜だけに

使徒(天界からの使者だし)となるバハムートはATフィールドを展開しており、コアを叩き致命的なダメージを与えるためにはこちらもATフィールドとなる属性特攻でバハムートのATフィールドをこじ開け(中和)なくてはならない。つまりエヴァンゲリオンなんです。ATフィールド天界！天界竜だけに…。あ、ごめん、なんでもない。

＊少年よ神話になれ！

このバリアを破壊するためにはバリアの属性に対して特攻属性、つまり

• 火属性バリアなら風・氷
• 水属性バリアなら火・毒
• 土属性バリアなら水・雷
• 風属性バリアなら土・熱

と、ピンポイントで当てていかなければならない。

さらにバハムートはこの属性バリアをターン毎に張り替えていくので自軍が特定の属性に特化している場合、例えば火属性攻撃に特化した場合、攻撃のチャンスは4ターンに1度となる長期戦を余儀なくされる。

公式情報を見る限りバハムートまでの道中―山登り―にて、これら属性攻撃を持つキャラクターの入手も可能となっているようだ。

キーカード必須・新序章～新3章から主人公を選ぼう

またバハムートを仲間に加えるためには新序章～新3章の主人公たち、

• バーン―火
• フロウ―水
• ロック―土
• ハヤテ―風

をリーダーにスキャンする必要がある。WHFでは主人公たちは★3クラスまでの進化で止まっていただが、その後の解禁によってすべて★4へと進化を経ている。つまり難易度は当初から相対的に下がってはいる。

急ピッチでATフィールドを貫通させるポジトロンライフルを完成させろ

変わりゆく属性のATフィールドを中和するために上記主人公属性意外の属性を残り2体で補う事も撃破へのキーとなる。

なので、パッと思いつく入手ハードルの低い属性技持ちを纏めてみた。

火属性攻撃

魔神イフリート(ランプ)・大魔神イフリート

出現率に若干の難があるが一発入手可。ランプ時の魔神イフリートは攻撃手段を持たないのでカウンターを受ける心配がなくEXにて高火力の火属性技を繰り出すことが出来る。またイフリートの進化後・大魔神イフリートはファイア系統の技が大半を占めているので水属性バリアを壊す起点になってくれるはず。

風属性攻撃

エンリル・ダムキナ

バトル後即ゲット可能、さらに★4であり初期コマンドが双方「ウインドだらけ」とポテンシャルが高い。エンリルはミラージュ等のダメージ回避、ダムキナはいやしの風による回復とそれぞれプラスアルファのカバリングも可能となっており、初期コマンドでも安定感があるようにみえる。＊エンリルは特配等の回復行動もとれるが初期コマンドには少なめ。

水属性攻撃

アープ・巫女ラムーネ

こちらもバトル後即ゲット可能。アープ・ラムーネもまた共に回復行動をもち、さらにラムーネは★3召喚も可能。こちらも全体にアクア（アープはウエットスライサー含む）が初期コマンドから充実している。

土属性

ここが鬼門。属性攻撃をもった即ゲット可能＝即戦力は前述の通り新2章のエレメンタルな魔神達(イフリート・アープ等)に多いのだが、土属性のグノームはカードはコマンド7/24がためるであり、肝心の「ロック」が少ない。入手難易度が低く土属性技をもったモンスターが少ないので、あるいは主人公枠+2体という枠で考えた場合主人公枠をロック(土属性)にして、土属性を省くのもありかもしれない。

裏属性

裏属性となる熱・氷・毒・雷属性技だが、調べた結果ゲット難易度の低さや即戦力性に若干欠ける内容となっている。

そんな中でも比較的入手難易度が低いものは

熱属性―アレスの熱剣シリーズ、

氷属性ー魔導師ジョンガリのアイスニードル・アイスピラー

毒属性ーマミーや暗黒大魔導ジョンガリのアシド

雷属性ーナルカミのデンゲキ・イカヅチ・サンダー系

などだろうか。特に通常と黒のジョンガリ両名は稼働初期から裏属性に特化しており先取り感半端ない。

しかしながら、裏属性技所持者全体を通して入手難易度が低い場合HPやクラスも低いことが多く、表属性のラインナップの手軽さに若干劣ってしまう。

おまえそうでもないじゃん

ここまで書いておいて何なのだけど、僕が以前天界竜バハムートに挑んだチームはこちらだ。

ウズメ！!バロン!で真っ赤っ赤！しかもバロンちゃんは聖属性の厄かじりのみ！アメノウズメは踊る気満々！バリアをこじ開けるのはリーダーの仮面ハヤテ君のみ！

属性はどうした。

つまり詳細はこうだ。

1. バロンちゃんはバトル開始後アメノウズメとハヤテを速攻でかじり加護を付ける。
2. アメノウズメは踊り狂いEXゲージをガンガンにためる
3. 余裕があれば加護が張れないバロンをハヤテが癒やす
4. バロンちゃんの体力が半分を切る前にバロンEXで物理(こうげき！orかがやくツメ)無効化+全体100回復
5. バリアが火属性に切り替わったらハヤテの風車を叩き込みATフィールドを破壊、むき出しのコアにバロンちゃんがアタックを掛ける。その間もアメノウズメは踊り狂ってEXゲージを貯める

(適当なダメージを与えられるまで3に戻る）

バロロォォォォォ！の咆哮とともにバロンちゃんがコアにかじりつくッ！

リツコ「まさか…　暴走!?」

コアを噛み砕くバロン、バハムがブッシャアアア！する

バロォォォォォ！バロロロロロォォォォ！と装甲具を弾き飛ばしながら咆哮するバロン

目標、完全に沈黙…

シンジ「……ハッ！……知らない…天井だ…」

第弐話 「見知らぬ、天井」

といった戦法を取ったぜ、イェー！

その頃のブログはこちら↓

cruelmelody.hatenablog.com

オレカを昨今始めたよ！という方にとって天界竜バハムートとの戦いは厳しいものになるかもしれない…と、前述のようなオレカ的ヤシマ作戦を書いてみたのだけど。コマンドが滑ったり攻撃が誰か1体に集中したりとイレギュラーはいくらでも起こりうるし、属性への理解があればあとはある意味運の勝負でもある。だったら、好きなモンスターで好きなように戦うのが一番だと、だいたいいつもそう思っている。 

決戦、第3新東京市

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