くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー:SDCC2018 THRONE OF THE PRIMES/スローン オブ ザ プライムズ

トランスフォーマー「サンディエゴ・コミコン2018限定アイテム」より

 

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WE GOTTA POWER

前回のネメシスプライムの到着からTF新作到着ラッシュが続いている。既に到着していたウォルマート限定海外版レックガーのブリスターを開ける前に今回のスローンオブザプライムズが到着、その異様な箱のデカさにヤバイもんが来ちまったと放心。その翌日にはMPダイノボットが到着、「こいつもでかいじゃねぇか・・・」と、とりあえず箱から出してブリスター越しに遠い目で眺めている。趣味で自発的に買っているもののボリュームに気が遠くなるとは、なんとも贅沢な黄昏だ。

 

今回はそんなズシリと積まれた積みTFに無限の光を照らす、マトリクスに選ばれしプライム王、サンディエゴコミコン限定アイテムとなっているThrone of the Primesのブログなんです。プライム王よ!この暗澹たる闇に光を!

 

SDCC2018 Throne of the primes/スローン オブ ザ プライムズ

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まずとにかく箱がくっそデカい。前回のネメシスの時点で箱クソでかい!ヤバァイ!と騒いでいたのだけど、今回はそんなクソでかいネメシスの箱が2箱分のサイズ。リーダークラスを梱包する箱としてはバチクソでかい。

 

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箱から抜き出すとこんな感じに。今回の箱が何故こうもでかいのかと言うと、おそらく皆さんご存知かと思うがこの玉座の為。今回のThrone=玉座を表現するディスプレイが付属しており、こちらにプライム王を座らせることが出来る。

余談だが梱包を解くためロックピンやブリスター外していく中で、どこまでゴミとして処理すれば良いのかちょっと悩んだ。

 

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更にジオラマ風背景を外すとこんな感じに。この玉座の背面にはプライムマスターを12体はめ込むことが出来るブリスターが付属しており、こちらのギミックもなかなか凝っていると話題に。

こちらの名称とそのシステムが取説やパッケージにて説明されており

Halo of PRIMUS ープライマスの光輪

プライマスの光輪は12体のプライムマスターを制することができ、サークルが完成したとき、プライマスの力は1つに統合される。しかし、その力は如何なるものに対しても強力すぎ、例えマトリクスに選ばれし使者であったとしても、一度に行使するには強大すぎる。

The SCEPTOR OF SPARKはプライムたちの力を制して組み合わせる為に創造され、使い手は彼らの力を戦場へと持ち込むことが可能であり、最も暗い闇の時へと光当てることが出来る。

 このサークルは"プライマスの光輪"として12人のプライム達を収めていくことが出来る、ということなのだそうで。後半に「セプター・オブ・スパーク」なるワードが飛び出てきたのだけど、そちらは後述。

 

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プライマスの光輪!とは言えども、結局はボール紙とブリスターじゃあないですか、バカにしてもらっては困るんですよ、と正直このギミックを僕は少しなめていたのだけど、実際にいじってみて、このヘイローオブプライマスにクリックが内蔵されている事に驚く。

ご覧の通り、ブリスターにギアの様な機構が仕込まれており、ちゃんと1プライムごとに1クリックでドゥル!ドゥル!と軽快に動く。

 

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また、この玉座にはファン投票にて惜しくも落選してしまったオプティマスプライマルのライバルたちのイラストが載っている。

左上から下へ、サンダーウィング、アンノウンイーヴィル(デスザラス)、アーシー、ショックウェーブウルトラマグナス、メガトロン、スターセイバー、ハウンド。

 

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さらにパッケージ背面は背景としても使用可能。こんな感じで、パッケージ自体も色々とデラックスになっている。

 

Throne of the primesーオプティマル・オプティマ

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本体は既に海外で販売されているオプティマル・オプティマス(パワードコンボイ)のリカラーとなっているがカラーリングはオプティマス・プライマルを踏襲。BW直撃世代の僕には白と黒のこのカラーリングが響きまくっていて、とにかくめちゃくちゃかっこいい。

基本的な塗装のバランスはオプティマルと代わりはないが上腕や銃のシルバー、脇や腰のグレー等、微妙に塗装の量が増えており若干豪華な仕様に。

 

可動や変形の詳細はオプティマル・オプティマスのブログにて↓

cruelmelody.hatenablog.com

 

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スローンオブザプライムにて新規造形されたパーツの1つである王冠は着脱可能。マトリクスは白の成型色に赤のスパークとポップな配色に。

 

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もう1つの新規造形武器。こちらが前述の「プライマスの光輪」にて説明があった「SCEPTER OF SPARKS=スパークの王笏」。プライムマスターを4体まではめ込むことが可能となり、説明文によると強大すぎるプライムたちの力をプライマスの光輪より持ち出しその力を組み合わて行使することが出来るそうだ。

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プライムマスターを外してもストッパーを閉じることが出来、外した状態でも武器として成立する。

 

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持ち手にはオプティマルの手にフィットする凸がついており保持もかなり安定している。散々言っているのだがPOTPアイテムの付属武器が尽くショボかった為、このセプターオブスパークのボリューム感は尋常じゃなく、実際に手で持ってみてもなかなかズシリと感じることの出来る重さ。

 

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可動に関してはオプティマルから変更はないので詳細はそちらで確認していただくとして。TFの武器としてはあまり見受けないロッド、しかも金ピカ、+王冠、更にゴリラ…とシビれる要素しか無い。単純にめちゃくちゃかっこいい。

 

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王冠は着脱可能。通常の頭はオプティマス・プライマル仕様。

 

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せっかくなので手元にあったPOTPアイテムに王冠をかぶせてみる。グリムロックはアメコミにてこんなすがたが登場しているのでとても馴染んでいる。

Transformers Masterpiece Mp-08x King Grimlock Figure

Transformers Masterpiece Mp-08x King Grimlock Figure

 

 本来王冠であればスタースクリームなんだけど、POTPのスタースクリームは正直ちょっとアレすぎて、購入直後に売却したのでもう手元にはない。後悔も特にしていない。

 

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ベースとなる型はオプティマル・オプティマスだが、リカラーによってオプティマス・プライマル(ビーストコンボイ)としても機能している。

 

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ビーストウォーズのマスターピース化から昨今ビーストコンボイのリメイクが潤沢で非常に満足。オプティマル・オプティマス(パワードコンボイ)も購入しているが、やはりビーストコンボイと言ったらこのカラーリングだよね。

スターピースの完成度の高さも好きなのだが、やはり若干の取り扱いづらさはあるので、ジェネレーションズラインくらいのイジり応えとなるメカニカル・ビーストコンボイの登場は、ファンであれば完全に買いとしか言いようがない。

 

Throne of the primesーオプティマル・オプティマス ビーストモード

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こちらも既にオプティマルのポストで可動やらに関しては触れているので詳細はそちらから。ここまでいじってて思ったのだけど、見た目というか、カラーリングなどのエッセンスはBWコンボイでここまでメカっぽいノリだと若干非正規っぽさを感じるよね。

 

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公式のアイテムとしてBWコンボイがメカ調で発売されるとは。カラーリングでイメージがガラッと変わる、そしてそれを楽しめるトランスフォーマーの真髄が濃縮されているようなアイテム。

 

Throne of the primesーオプティマル・オプティマス ジェットモード

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こちらに関しては前回もサクサクサクーと片付けたので今回もさっぱりと。通常版購入時も「やっつけてんな!」レベルの高い、高度なやっつけ変形でオマケ…的なコメントをしていたのだけど、黒になるとあら不思議。わりとジェットしているような気がしてくる。

 

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ちなみに、この型ではオプティマル・オプティマスのタンクモードが省かれてしまっているのだけど、既に非正規にてアップグレードキットの発売が決定しており、タンクモードの再現も可能に。既に予約しているのだけど、Throne版の分も買おうか検討中です。

 

プライムマスターと「The Thirteenth」

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更に今回のスローンオブザプライムズには、前述の武器「SCEPTER OF SPARK」に取り付けるために付属のプライムマスターが4体付属している。

 

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左から

  • ザ・サーティーンス
  • ネクサスプライム
  • アマルガモスプライム
  • プライマ

以前のブログで13人目のプライムって誰なん?ねぇ誰なん?といろいろと垂れ流したのだが、 ※詳細は↓

cruelmelody.hatenablog.com

今回のPOTPラインにて13人目のプライムは「ザ・サーティーン」と呼ばれることがスローンオブザプライムズの取説にて判明。

 

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カードも「ザ・サーティーン」のアイコンの物が付属。ここでは

マトリクス・リーダーシップがオプティマスプライマルを新たなマトリクスの保持者として選んだ。マトリクスによって更なる知恵と強さが与えられ、プライマルはオプティマルへと進化しサイバトロンを新たな時代へと導く

と説明されている。

 

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完全に余談だが今回の説明書がフルカラーで超きれい!背面のプライム一覧と一言説明も個人的には超ありがたかった。

で、結果的に。ザ・サーティーンと呼ばれるプライムって誰なん?というのはこのアイテムから憶測が難しく、謎です。

 

13人のプライムが揃ったぜ!

今回のスローンオブザプライムズに付属となった4体のプライム。こちらに国内で既に発売されている

の4体、更にこれから発売される

  • クインタスプライム
  • ソラスプライム
  • メガトロナス
  • アルファトライオン

にて4体、今回のスローンオブザプライムズに付属となる4体にて計12体。よっしゃ原初の13人のプライムコンプリートだぜ―!

 

いや、揃ってなかったぜ!クソが!

そう、完全に1体足りていない。この足りない1体はプレダキングに付属している「オニキスプライム」。

トランスフォーマー パワーオブザプライム PP-31 プレダキング

トランスフォーマー パワーオブザプライム PP-31 プレダキング

 

今の所、マジでプレダキング付属のみの専売となっているオニキスプライム。海外のコミコンでは既にPOTPから新シリーズWFC:シージへと話題が移行し始めており、POTPの話は徐々にフェードアウトしていってるのだけど、マ、マジで専売?マジでプレダキング買わないと揃わないの…?

 

 

トランスフォーマー: Power of the primes Amazon exclusive NEMESIS PRIME/ネメシスプライム

トランスフォーマー「Power of the primes Amazon Exclusive」より

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EVERYTHING WENT BLACK

狂乱のSDCC速報ラッシュも一段落し、「実写バンブルビーのスタスクっぽい人はブリッツウィングだよ」と言われて、あれを実写トイでブリッツウィングとして販売されたらもう何がなんだかわかんねぇな、と考えてらっしゃる皆様こんにちは、それ超わかる、私です。

cruelmelody.hatenablog.com

こんにちは!私魔女のキキ、こっちはスタスクみたいなブリッツウィングではなく、ブリッツウィングみたいなスタスク。

毎回このヴァースでアホってほどにどうでもいい話をしてしまうので、今回は単刀直入に、Everything went Black!ネメシスプライムの話なんです。

 

POTP:Amazon exclusive ネメシスプライム

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先日国内でも大盛況に終わったアマゾンプライムデー。そんなプライムデーに発売を合わせて新たなプライムがアマゾン限定(日本はおま国)にてリリースされた。POTPオプティマスのリデコとなったネメシスプライム、以前オプティマスのポストを行った際に「このオプティマスは大変素晴らしいので黒とか紫とか色変えまくって売りまくってくれ!」的な事を書いたのだけど、そんな個人的に好感触だったPOTPオプティマスの記念すべきリデコ/リカラー第一弾。

個人的にもかなり期待値の高かったアイテムだったのだけど、届いて実際に触れてみたところ意外な感触というか、色々と斜め上だった。

cruelmelody.hatenablog.com

※可動や変形等の基本スペックに関してはリデコ元のオプティマスと同様なので今回は端折る。

 

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ボックス説明文

オプティマスが宇宙に輝く光であるならば、彼の邪悪なクローンであるネメシスプライムは最後の審判を告げるブラックホールだ。

ネメシスはオートボットのリーダーと同じ強さと知性を兼ね備えるが、不徳で良心を持たず、彼の前に現れるもの全てを破壊していく。

 基本的な作りはPOTPオプティマス同様だが、カラーリングの変更によって成型色と塗装のバランスが大幅に変わっており、それによってかなり雰囲気が変わっている。

通常オプティマスでは上半身はグレーの成型色の上に全体的に赤く塗装をあしらっていたが、今回のネメシスプライムでは黒を成型色として腹部や腰にグレーの塗装をあしらっている。全体的にマットだった通常オプティマスと比べて全体的にツヤっとしている印象。

 

武器がいっぱい

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ネメシスプライムの売りの一つでもある大量の武器。今回のネメシスには武器のショボさでは他の追随を許さないPOTPらしからぬ5つもの武器が付属。こちらは2種付属する剣のうちの1つのダークセイバー。

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刀身の赤い剣というとネメシスプライムというよりは、同じオプティマスのイーヴィルツイン「スカージ」を連想させる。

 

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2つ目の武器「ギザ」。こちらは刃が中央から分割し鳥の姿へとトランスフォームする剣となっており、こちらはトランスフォーマープライムに登場するネメシスの玩具に付属していたアームズマイクロンに由来する。

 

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キャノン砲ぽいヤツ。これに関しては取説に正式な名称が記載されていなかった。スーパージンライについてたアレっぽさもあるのだが、ネメシスでいうとこちら

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国内ではマイクロン伝説ではスカージの名前で限定販売され、海外「アルマダ」では同名のネメシスプライムの名前で販売されたこちらの悪のコンボイ/オプティマスの意匠がフィードバックされているのかと思っている。

 

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通常オプティマスに付属となるコンボイガンも付属。右画像は通常オプティマス のものを渡した二丁持ちなのであしからず。

こちらで剣×2・キャノン・コンボイガン(2個合体)の合計5つの武器が搭載されており、武器をディスプレイしてあるため箱が異様にデカかったりする。

ダークマトリクス・オブ・リーダーシップ

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胸部にはダークマトリクス・オブ・リーダーシップを格納。ロディマスユニクロナスのマトリクスもこんな感じじゃなかったっけ?と引っ張り出してみたのだけど、ロディマスの場合は持ち手がグレーだったのでよりダークなカラーリングとなっている。

あ、あれ…なんか…あれ…? その1「黄金比が…」

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なんだろう、開封時から「う、うーん…」感が強く、なんというか「あ、あれ?オプティマ開封時の興奮との温度差が…」と、非常に楽しみにしていただけに、”こんなはずではなかったんだけど”の波が押し寄せ…頭を捻らせていたのだけど、基本的な原因の一つとして"頭の小ささ"が全体のバランスに大きく影響しているように感じる。

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今回のネメシスプライムはこれまでの真っ黒orダークネイビーのように、ただ色をリカラーするだけではなく気合を入れて顔面を新造している。わりとトキシトロン似。

この頭部が通常のオプティマスよりも全体的にシャープでひと回り小さめに出来ている為、顔面単体としての出来はそこまで悪くないのだけど、POTPオプティマスにて感じたプロポーション黄金比率に大きく干渉しているように感じるのだ。

また、こちらも個人的には非常に重要なのだけど、通常オプティマス時に深く引くことの出来た顎が全く引けなくなってしまっている点。出来ていたことが出来ないというのはとても残念だと感じる。

 

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試しにオプティマスと顔面を挿げ替え、カラーリングをざっくりと黒へ置き換えてみた結果…こ、これだ!

リデコ元のPOTPオプティマスのスタイルの良さやバランスの良さは、絶妙なバランスの上に成り立っており、これに対して今回のリデコにて新造されたネメシスの顔面の若干の小ささが非常に引っかかっている。

これまでのネメシスのイメージ=ただのリカラーというイメージを打破するような挑戦的な姿勢であったり、デザイン自体にどうこう…というよりは、シンプルに顔が若干小さい。それによって絶対的に完成された絶妙なバランスが崩れており、なんというか若干の違和感を感じてしまう。これは非常に残念。

 

というか、同様に限定アイテムとなっているレックガーもそうなのだけど、この辺りのアイテムは微妙に顔が小さいと思うのは僕だけなんでしょうか…はい、そうですか…。

 

ネメシスパックス

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ネメシスのボディをパージ!

 

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ネメシスプライムのコアロボとなる新規キャラクターのネメシスパックス。オプティマス同様、こちらはリデコ元となるオライオンパックスのネメシス。これまでオプティマスのクローン/コピーとして数々のネメシス・スカージが誕生したが、プライムとなる前のオライオンパックスのイーヴィルツインはおそらく初の試みなのでは?

ネメシスプライムの頭部バランスに関して一抹の不安を感じていた僕に対して、こちらのアイテムの購入を踏み切らせてくれた素晴らしいデザイン。

 

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新造された頭部のセンターにはモヒカンのようなスパイクがそそり立っており、非常に邪悪なデザインに。元々のコアロボであるオライオンパックスがかなりの完成度を誇っていたことも有り、可動やスタイルもめちゃくちゃハイレベルで個人的にとても気に入っている。

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全くの余談だが、若干の離れ目とわりとガッチリとした横幅のある顔とカラーリングも相まって実写版のアイアンハイド的な印象を感じさせる気がするのは僕だけでしょうか…?そうですか…なんかすいません…。

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※ダークセイバーをスカージ持ち。

ネメシスプライムの武器を共通して装備可能。肩のシールがダイナミックに版ズレをおこしているのはご愛嬌。

あ、あれ…なんか…あれ…? その2「ウワサの真相」

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国内POTP展開発売直後、オプティマス・ロディマス両リーダークラスの関節がプラップラだと話題になったのだが、両方共海外版にて購入をすませてしまっていた僕にとって、こちらの情報の真相は謎のままとなっていた。

昨今のTFトイは関節の保持力が元から低い物が目立ち、リアルタイム購買層と月日の歩みを共にしてきたことで、共に腕を上げたり足を上げたりすることが苦手になっているTF達だが、そもそも保持力というのは個人の感覚値による部分も大きいため一概に語れず。

しかしながら、国内の購入者の多くから指摘されていた保持力の低さに、「え?この時間差で既に金型って劣化するもんなの?」と国内版購入を思いとどまる要因ともなっていたのだが。

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今回のネメシスパックスがまさにこちらに該当し、肩から腿の付け根からとにかくゆるっゆるで買ったままの状態では腕は剣や銃を水平に構える事すら出来ない、足は本体を傾けると重力に従い常に6時の方向を指し示すという保持力の低さとなっていた。

変わって新造された顔面は、顔を左右にふるとボールジョイントのボールがねじ切れるんじゃねぇかってくらいにガッチガチで、なんだこれ、さじ加減がおかしい。

更にネメシスパックスへの変形時に差し込むピンが何度押し込んでも全く固定されずに首のジョイントが「ぱい~~ん」と浮いてしまい、あ、あれ…ネメシスプライムと違ってこっちはデザインにはなんの問題もないというのに、あれ、なんかこれ…あ、あれ?

トランスフォーマー パワーオブザプライム PP-42 ネメシスプライム
 

 このネメシスプライムは国内での販売がおおよそ5ヶ月後の12月に決定している。前述の通り通常オプティマスの国内版の時点で保持力の低さは取り沙汰されていただけに、ネメシスプライムの国内版にてどの様な結末が待っているのかが気になるところだ。

 

ビークルモード

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ビークルも基本的にはオプティマスと同様。国内版にて改善されたとウワサになった「めくれ上がりまくるシールへの対応」も若干の改善を見せ、トレーラー側面はかなり綺麗に貼ってある状態に。

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見た目の大きな変更点として前述した大量の武器をトレーラーに全部盛りも可能へ。

しかしながら例の腕のキャノンをスーパージンライのように側面にくっつける場合はトレーラーのパネルを展開する必要があり、出窓を開いた姿は中二病のみなさんが集まる暗黒オープンカフェと言った趣。そんな若干力技な取り付け方法となっている。

 

感想:暗黒の集大成だが、なんか色々と惜しい

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G1コンボイルックス由来の久々の黒いアイテムだった為に非常に期待しており、実際に触ってみることでこれまでのネメシス(あるいはスカージ)達のエッセンスをそこかしこに散りばめたような、悪いオプティマスの総まとめと言った集大成感があった。

しかしながら残念なことにデザインや仕様面、また昨今取り沙汰される品質面等、幾つかの「あ、あれ…」が重なってしまい、オリジナルとなるオプティマスを超えることが出来なかったような、なんというか非常に惜しいとしか言いようのない仕上がりとなっている。

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※左・通常、右・顔を若干拡大

超個人的ですげぇ細かいんだけど、これくらい大きければよかったのに。

このネメシスのバランス感でぱっと思い出したのがコンバイナーウォーズ版のオプティマス。あちらもマッシブな上半身に対して顔がやや小さくバランスの悪さが目立つアイテムとなっていた。※が、あちらはコンバイナー機構が基本のテーマとして存在している。

細部のディテール、昨今ではモールドバキバキさんことWFCシージの面々が話題だが、確かに完成度を高める上で情報量を詰め込んでいく事も大切なのかもしれないが、大前提として基本的なバランスって超大事。クラシックオプティマスが様々な問題点を残しながらも名作として今なお語り継がれるのは、単純に「バランス」が死ぬほど良いからだと思っている。

真っ黒のオプティマスの到来で通常オプティマスへの執着が幾分薄れだしているので、いっその事通常POTPオプティマスの顔面を黒く塗りたくって、すげ替えてやろうかとも。そう、つまり、これは永遠に来ない「いつか」のお話。

 

ラッシュが凄くてフラッシュバック

ハイパー余談だが、こちらと時を同じくして既にウォルマート(だっけ?)限定のレックガーが届いており、おそらく今週末にはビーストのマスターピースダイノボット」が到着、また週明けにはSDCC限定のスローン・オブ・ザ・プライムが到着と、新作のラッシュが半端ない。

か、書けるのか?

次回「書くぜ!…いつかな!(3ヶ月後)」の巻。乞うご期待。

 

トランスフォーマー パワーオブザプライム PP-41 レックガー

トランスフォーマー パワーオブザプライム PP-41 レックガー