くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー:レジェンズLG46 チャーとKup ーアニメとIDWコミック

トランスフォーマーレジェンズ」より

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レジェンズシリーズからTF2010勢がロールアウト

トランスフォーマーの国内トイ展開「レジェンズ」シリーズから遂に先週末9/30発売となったザ・ムービー/2010勢のホットロディマス・チャー・シャークトロン。この3体の組み合わせはザ・ムービーのクインテッサ裁判シーンを彷彿とさせシャークトロンの大量買いが捗る。

がしかし、タイタンズリターン版(ヘッドマスター仕様)のロディマスは海外版を輸入ショップで見かけた際のデザインのざっくり加減に購入を躊躇し現状も見送っている。

海外版であれば15$=1600~1700円で買えてしまうのだけど、国内ではプロパーで4300円。ただ、そこは他のアイテムも含めて国内版にて若干のリデコや塗装の追加、ターゲットマスターの追加等、クオリティのアップもある(格段にアップしている)ので何とも言えない所。しかしながらマスターピースホットロディマスが中古で4000~5000円で買えてしまい、リカラー+ターゲットマスターが追加された新たなマスターピースホットロディマスも現状7000円で買えてしまうとなると、レジェンズホットロディマスの購入を少し躊躇してしまう。

 

更に言うと既に海外のコンベンションにて発表されている2018年の新展開「パワーオブザプライムズ=POTP」シリーズにおける、ホットロディマスからロディマスコンボイへと変形・合体機構を有するロディマスの展開も見逃せない。

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公式SNSにて公開されたイメージ。

このパワーオブザプライムズ(以下POTP)シリーズでは、ホットロディマス時のビークルモードが単体でホットロディマスに変形し、ロディマスコンボイのビークルモードであるトレーラーと合体しロディマスコンボイへと合体変形するという夢が広がりまくる内容となっている。

このPOTPシリーズが年明けから海外で始まることも考えると国内展開「レジェンズ」におけるTR版ロディマスはタイミング的にもなんだかふわっと存在になってしまっているのはなんだか同情してしまう。

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フォトンエリミネーターがあんまりスカスカじゃない!MPロディマスコンボイが変形させようとすると足が折れたり、他の部分が折れたり、色々折れたり…決定版と呼べるものがサードパーティーの「CARRY」に奪われたりと散々な状態であったが、遂に公式のリベンジが始まる!これは国内版発売まで確実に待てずにUSアマゾンコース。

 

LG46ターゲットマスター チャー

相変わらず話がそれまくったが、ターゲットマスター チャー。

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こちらも海外版ではタイタンズリターンシリーズとしてヘッドマスター仕様にて販売されていた物のリカラー・リデコなのだけど、カラーリング以外にも顔や肩、腕部分の大幅なデザインの変更が行われている。

 

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*海外版の販促写真

国内版のほうがアニメ準拠なカラーリングだったので海外版に手を出さなかったのだけど、こうしてみると海外版のデザインも悪くはない。特に顔に関しては海外で大々的に展開しているIDWコミックスのKUPを意識しているような厳つめの顔で個人的にはこちらのほうが好きだ。

海外のアメコミ展開ではレッカーズに所属するおっかねぇジジイ的側面がプッシュされており、角ばった肩アーマーもこちらのコミックに準拠している。ここまでコミックの意匠を取り入れているならシーガー(メカ葉巻)を口にさせたりすればいいのに~と思うのだけど、やっぱり低年齢向け玩具のロボットが”煙草を吸う”というのはむこうのコンプラ的にアウトなんだろうか。

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一方今回購入した国内版のチャーは表情が柔らかくなっていて、肩のパッドも丸くザ・ムービーや2010に出てきた武勇伝大好きジジイ的なアプローチ。

国内展開のほうが塗装自体が多く仕上がりが丁寧なので基本的には国内版を買うのだけど、今回のチャー/カップに関してはIDWのレッカーズの鬼軍曹カップも非常にデザインが良いので海外版も買おうと思っている。(塗装がレジェンズ仕様で頭・肩がタイタンズリターン版のカップが、ぼくがかんがえたさいきょうのちゃーです)

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前述の通り国内版のカラーリングは流石な仕上がり。

 

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物自体はメガトロナスとセット売になったオライオンパックス=若き日のオプティマスがベース(最近ではAMAZON限定のオプティマス・オライオンのセットで再発していた)となったリデコ。

 

しかしながら一点のみ気になる部分が。リデコ元のタイタンズリターン・カップやオライオンパックスから腕のデザインが一新されているのだけど、手首を回転させる腕の「コ」の字部分の挟み込みが甘く、ちょっと弄っているだけで簡単にポロポロと外れてしまう。

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パーツ自体も少し白化していて、弄っているとポキっと折れてしまいそうな不安なルックスに。これに関しては元のような腕の構造のほうが良かったのではと感じている。

 

IDWのKUPとレッカーズ

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IDWでのチャー/カップオートボットのダーティな仕事もこなす武闘派部隊「レッカーズ」に所属しており、コミックから誕生し実写で活躍しているドリフトもレッカーズ所属。IDWコミック版は他にも2010出身のTF達の所属がなにげに多く、スプラングはレッカーズの切込み隊長。さらにまさかのアニメでは若干臆病に見えたブラーや、「うわぁああああ!」と絶叫する役を欲しいままにしていたパーセプターもレッカーズの一員となっている。

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特にパーセプターの覚醒は印象的で、アニメのように学者肌だったパーセプターが敵の攻撃によって瀕死の重傷を負い、

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その窮地を救いレッカーズへと加わったドリフト(元ディセプティコン)に共鳴するように自身の体を改造しスコープをスナイパーへと活かすことでパワータイプへと覚醒する。

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*が、周りは「お前がそういうことしなくても…」と若干引いている。

トランスフォーマー LG56 パーセプター

トランスフォーマー LG56 パーセプター

 

 次のシリーズで発売となるパーセプターにはこのIDW版におけるレッカーズ所属の設定を踏襲するように「スナイパーライフル」のような武器が付属していて(国内版には無し)、タイタンズリターンシリーズがIDW版の設定を引き継いでいるのがよく分かったりする。

 

大変!サードパーティーが来る!

チャーのような渋めのキャラはなかなか玩具化の日の目を見ることが出来ず、ユナイテッドに続き当時物から3度目の登場を果たしただけでも奇跡に近いとすら感じているのだけど。こういったニッチなニーズとめちゃくちゃ相性が良いのが「サードパーティー製品」だ。

特にこのチャー/カップはここ最近リリースが相次いでいて僕も

FansToysのFT-22「KOOT」

を先日購入した。

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サードパーティー=そっくりさんを作るメーカーの一つ「FansToys」から発売されるKOOTさん。国内のショップからの購入で12800円也。マスターピース仕様のカップ(チャー)だが前述のシーガーを咥え込めるようになっているIDW仕様で、もうそっくり。そっくり過ぎて凄い。

 

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公式のマスターピースホットロディマスとのサイズ感もまずまずとなっている。

 

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ユナイテッド版や今回のレジェンズ版のチャーもそうなのだけど、完成度の高いMPロディマスと絡めるとサイズ感に差異が出てしまうのが辛い所で、完成度の高いロディマスを準拠に考えるとどうしてもこういったサードに手を出さざるをえない状況がなんとももどかしい。がんばれハスブロタカラトミー

 

トランスフォーマー LG46 ターゲットマスター チャー

トランスフォーマー LG46 ターゲットマスター チャー

 

 

トランスフォーマー:Botcon2010/タイタンズリターン シャークティコン/シャークトロン

トランスフォーマー『Botcon2010』より

 

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続・エキサイティングトランスフォーマー!2010!

来週末となる30日、トランスフォーマーレジェンズにてトランスフォーマー ザ・ムービー/2010シリーズのメインキャラ「ホットロディマス」と「チャー」と「シャークトロン・ノー」が発売となる。前回のポストでも触れたのだけどアニメシリーズではザ・ムービー→2010が個人的に一番好きなので今回のラインナップに歓喜している。

元々は海外の玩具展開「タイタンズリターン」を国内にてレジェンズ括りで販売している形になるのだけど、レジェンズシリーズでは海外玩具展開の取りこぼしも多々有り、特にシャークトロン!シャークトロンだけは国内で展開しなかったらどうしようとヒヤヒヤしていた。また、役どころが完全におっさんということで玩具展開の乏しいチャーも遂に原作のフォルムに近い形での登場ということで待ちきれないでいる。

 

シャークトロンとかいうkawaii異端

基本的にキャラクターの個性がそれぞれで立っていて、アニメに有りがちな戦闘員・雑魚敵集団的なキャラクターがあまり居ないトランスフォーマーでは珍しいクインテッサ星人によって量産されたトランスフォーマー「シャークトロン」。ずんぐりむっくりとしたルックスと知能の低さはグロテスクな見た目に反し想像以上に可愛く、個人的に気に入っていたので既に海外版を2個購入していた。

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特に海外版は淡いグレーベースにピンク×ブルー×ラベンダーと初期の玩具を想像させるドリーミーな色味で尋常じゃないほどカワイイ。最初は海外版は1個にしておいて塗装がより豪華な国内版を2~3個買おうと思っていたのだけど、海外版が可愛すぎて海外版・国内版の比率を見直すことに。国内版のほうがメタリックカラーであったり塗装は豪華なのだけど、なんというか海外版のチープな色味はそれはそれで味がある。

 

ボットコン2011 シャークティコン

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わっしょいわっしょい

シャークトロン(国内)/シャークティコン(海外)は前述の通りの端役であり、あまり立体化の機会に恵まれることが少ない。(そのためか非正規TFとしてのラインナップ回数は異様に多い)2度目の登場はG1登場から20年ほど後のTFスーパーリンク(海外ではENERGON)にて玩具展開のみで発売されたシャークティコン。

これをG1カラーにリカラーし海外イベントのBotcon(ボットコン)にて限定販売されたのがこちらのシャークティコンだ。

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小シャークトロン「か~み~さ~ま~」(トイストーリーのみどりのアイツ)

戦艦のようなフォルムに要所要所にヒレ的なモチーフが入ったメカ鮫へとトランスフォーム。これまでのシャークティコンのイメージを覆す鋭角的なフォルムでめちゃくちゃかっこいい。こうして並べるとなんだか必然的にこのボットコンシャークティコンがボスっぽく見えてくる。

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ビークルモードにて船首が展開しミサイル出現。これ以外にもそれぞれの砲台が可動したりとギミックも凝っている。G1シャークティコンのカラーリングを踏襲しつつもミサイル等クリアカラー部分に鮮やかなレッドが入っていて、カラーリングがとにかくいい。

 

トランスフォーム後、くっそイケメン

 

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かなりヒロイックな見た目に変形。なんだこれ!めちゃくちゃかっこいいじゃないか!と、発見した際に即ゲットした。元ネタ(型)はスーパーリンクだが玩具のみの展開で本編には未登場なのが勿体無いくらいにかっこいい。

因みにこちらのボットコンシャークティコンは3体セットでの販売となっていて、ランドシャーク・エアシャーク・シーシャーク。僕のものはランドシャークだが、3体にデザインの差異はなくすべて同じ。

 

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顔も超絶イケメン。サメのヒレを感じさせる頭部のデザイン、目は集光ギミックとなっていて前述の通り赤のクリアパーツ。

 

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小シャークトロンA「か~み~さ~ま~」

小シャークトロンB「か~み~さ~ま~」

強面イケメン×幼児の組み合わせが生むギャップ萌えのような世界観すら感じる…。正直な所、このボットコンシャークティコンに合わせて色味が共通している海外版シャークティコンを選んだ。それぐらいカラーのシンクロが凄い。

*同キャラ設定なので当たり前

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変形後も親分と子分たち感ハンパない。

 

あえて言うなら問題はヒレ

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長々と駄文が続いてしまった。このボットコン版シャークティコンは非常にスタイルが良いのだけどあえていくつか上げるならば。まず、腕のヒレの主張が凄まじくポージングの際に色んな所に干渉する。ヒレ自体は軟質なのである程度の無理も出来るが、飾っていた時も必然的に素立ちか腕を開くようなポーズへと偏っていた。f:id:cruelmelody:20170921174851j:plain

背面へと回った船首のミサイルは肩からかと思いきや腰へと展開。ミサイルランチャー的な物は肩に来て然るべきと考えがちなのだけど、腰に配置するスタイルはスーパーリンクを含めたマイクロン3部作の一部「マイクロン伝説」のアルマダメガトロンを思い出させるよね。ここでも腕のヒレが結構干渉するのはご愛嬌。ヒレがピン打ちとかで可動できれば選ばれし神々のTFレベルだったと思う。

*神々のTFとは・・・変形工程や変形前・後のスタイル、可動、ギミック、全てにおいて奇跡がかった神器。人類がまだウホウホしていた時代に火の力を手に入れたような革新性、あたかもサムシング・グレートの介入なければ発生し得なかった前進性。そんな「神のイタズラ」的な介入としか呼べないTF。だが、そう呼んでいるのはおそらく僕のみで基本的に凄腕デザイナーさんのおかげ。ビガップ。

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それから変形工程にも関わる部分。戦艦時の船首がパッカーンと開き背中の背負い物へと変化するので、わりと背中が重くバランスが取りづらい。ただ背中の要塞感が凄まじくこれはこれで好きだ。

 

シャークトロンは今月末発売と新しいか~み~さ~ま~

トランスフォーマー LG44 シャークトロン&スウィープス

トランスフォーマー LG44 シャークトロン&スウィープス

 

 今回の海外版から塗装がよりダークに、より重厚になった国内版のシャークトロン・ノーは9/30発売予定。こちらのカラーリングはもうちょっと渋くてダークで…と書いた所で思い出した。

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あぁ!この配色…これ進研ゼ…ビーストハンターズで見たことあるぞ!

国内版のシャークトロンは、こちらも海外のみで展開された超ゲテモノメガ様ことアニメTFプライムの続編ビーストハンターズのシャークティコン・メガトロン寄りじゃないか!

*しかもこのシャークティコン・メガトロンもエナジョンシャークティコン同様の玩具展開オンリーキャラ。

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シャークティコンメガトロンは若干濃い目の配色なのでbotcon版やタイタンズリターンの物と並べると若干浮いてしまうのだけど、国内版レジェンズシャークトロンが来ればバランス整いそう。やっぱりレジェンズ版も2個くらい買っとこう。