トランスフォーマー:Botcon2010/タイタンズリターン シャークティコン/シャークトロン
トランスフォーマー『Botcon2010』より
続・エキサイティングトランスフォーマー!2010!
来週末となる30日、トランスフォーマーレジェンズにてトランスフォーマー ザ・ムービー/2010シリーズのメインキャラ「ホットロディマス」と「チャー」と「シャークトロン・ノー」が発売となる。前回のポストでも触れたのだけどアニメシリーズではザ・ムービー→2010が個人的に一番好きなので今回のラインナップに歓喜している。
元々は海外の玩具展開「タイタンズリターン」を国内にてレジェンズ括りで販売している形になるのだけど、レジェンズシリーズでは海外玩具展開の取りこぼしも多々有り、特にシャークトロン!シャークトロンだけは国内で展開しなかったらどうしようとヒヤヒヤしていた。また、役どころが完全におっさんということで玩具展開の乏しいチャーも遂に原作のフォルムに近い形での登場ということで待ちきれないでいる。
シャークトロンとかいうkawaii異端
基本的にキャラクターの個性がそれぞれで立っていて、アニメに有りがちな戦闘員・雑魚敵集団的なキャラクターがあまり居ないトランスフォーマーでは珍しいクインテッサ星人によって量産されたトランスフォーマー「シャークトロン」。ずんぐりむっくりとしたルックスと知能の低さはグロテスクな見た目に反し想像以上に可愛く、個人的に気に入っていたので既に海外版を2個購入していた。
特に海外版は淡いグレーベースにピンク×ブルー×ラベンダーと初期の玩具を想像させるドリーミーな色味で尋常じゃないほどカワイイ。最初は海外版は1個にしておいて塗装がより豪華な国内版を2~3個買おうと思っていたのだけど、海外版が可愛すぎて海外版・国内版の比率を見直すことに。国内版のほうがメタリックカラーであったり塗装は豪華なのだけど、なんというか海外版のチープな色味はそれはそれで味がある。
ボットコン2011 シャークティコン
わっしょいわっしょい
シャークトロン(国内)/シャークティコン(海外)は前述の通りの端役であり、あまり立体化の機会に恵まれることが少ない。(そのためか非正規TFとしてのラインナップ回数は異様に多い)2度目の登場はG1登場から20年ほど後のTFスーパーリンク(海外ではENERGON)にて玩具展開のみで発売されたシャークティコン。
これをG1カラーにリカラーし海外イベントのBotcon(ボットコン)にて限定販売されたのがこちらのシャークティコンだ。
小シャークトロン「か~み~さ~ま~」(トイストーリーのみどりのアイツ)
戦艦のようなフォルムに要所要所にヒレ的なモチーフが入ったメカ鮫へとトランスフォーム。これまでのシャークティコンのイメージを覆す鋭角的なフォルムでめちゃくちゃかっこいい。こうして並べるとなんだか必然的にこのボットコンシャークティコンがボスっぽく見えてくる。
ビークルモードにて船首が展開しミサイル出現。これ以外にもそれぞれの砲台が可動したりとギミックも凝っている。G1シャークティコンのカラーリングを踏襲しつつもミサイル等クリアカラー部分に鮮やかなレッドが入っていて、カラーリングがとにかくいい。
トランスフォーム後、くっそイケメン
かなりヒロイックな見た目に変形。なんだこれ!めちゃくちゃかっこいいじゃないか!と、発見した際に即ゲットした。元ネタ(型)はスーパーリンクだが玩具のみの展開で本編には未登場なのが勿体無いくらいにかっこいい。
因みにこちらのボットコンシャークティコンは3体セットでの販売となっていて、ランドシャーク・エアシャーク・シーシャーク。僕のものはランドシャークだが、3体にデザインの差異はなくすべて同じ。
顔も超絶イケメン。サメのヒレを感じさせる頭部のデザイン、目は集光ギミックとなっていて前述の通り赤のクリアパーツ。
小シャークトロンA「か~み~さ~ま~」
小シャークトロンB「か~み~さ~ま~」
強面イケメン×幼児の組み合わせが生むギャップ萌えのような世界観すら感じる…。正直な所、このボットコンシャークティコンに合わせて色味が共通している海外版シャークティコンを選んだ。それぐらいカラーのシンクロが凄い。
*同キャラ設定なので当たり前
変形後も親分と子分たち感ハンパない。
あえて言うなら問題はヒレ
長々と駄文が続いてしまった。このボットコン版シャークティコンは非常にスタイルが良いのだけどあえていくつか上げるならば。まず、腕のヒレの主張が凄まじくポージングの際に色んな所に干渉する。ヒレ自体は軟質なのである程度の無理も出来るが、飾っていた時も必然的に素立ちか腕を開くようなポーズへと偏っていた。
背面へと回った船首のミサイルは肩からかと思いきや腰へと展開。ミサイルランチャー的な物は肩に来て然るべきと考えがちなのだけど、腰に配置するスタイルはスーパーリンクを含めたマイクロン3部作の一部「マイクロン伝説」のアルマダメガトロンを思い出させるよね。ここでも腕のヒレが結構干渉するのはご愛嬌。ヒレがピン打ちとかで可動できれば選ばれし神々のTFレベルだったと思う。
*神々のTFとは・・・変形工程や変形前・後のスタイル、可動、ギミック、全てにおいて奇跡がかった神器。人類がまだウホウホしていた時代に火の力を手に入れたような革新性、あたかもサムシング・グレートの介入なければ発生し得なかった前進性。そんな「神のイタズラ」的な介入としか呼べないTF。だが、そう呼んでいるのはおそらく僕のみで基本的に凄腕デザイナーさんのおかげ。ビガップ。
それから変形工程にも関わる部分。戦艦時の船首がパッカーンと開き背中の背負い物へと変化するので、わりと背中が重くバランスが取りづらい。ただ背中の要塞感が凄まじくこれはこれで好きだ。
シャークトロンは今月末発売と新しいか~み~さ~ま~
今回の海外版から塗装がよりダークに、より重厚になった国内版のシャークトロン・ノーは9/30発売予定。こちらのカラーリングはもうちょっと渋くてダークで…と書いた所で思い出した。
あぁ!この配色…これ進研ゼ…ビーストハンターズで見たことあるぞ!
国内版のシャークトロンは、こちらも海外のみで展開された超ゲテモノメガ様ことアニメTFプライムの続編ビーストハンターズのシャークティコン・メガトロン寄りじゃないか!
*しかもこのシャークティコン・メガトロンもエナジョンシャークティコン同様の玩具展開オンリーキャラ。
シャークティコンメガトロンは若干濃い目の配色なのでbotcon版やタイタンズリターンの物と並べると若干浮いてしまうのだけど、国内版レジェンズシャークトロンが来ればバランス整いそう。やっぱりレジェンズ版も2個くらい買っとこう。
トランスフォーマー:Reveal The Shield レックガー+ジャンクヒープ
トランスフォーマー『リヴィール・ザ・シールド、レックガー ジェネレーションズ、ジャンクヒープ』より
エキサイティングトランスフォーマー、2010!
映像化されたトランスフォーマー、例えば昨今人気な実写版や初代アニメ、ヘッドマスターズ等の和製TF、大ブームになったビーストウォーズや近年発表されたTFプライム、アドベンチャーなどなど、30週年を迎えるだけあって数多くの作品が発表されている。
その中でも個人的に一番好きなシリーズが
なんです。トランスフォーマーザ・ムービー(アニメ映画のほう)から始まるロディマスを司令官としたこのシリーズ、初代に続く2シリーズ目と発表はかなり古いのだけど、登場するTF達のキャラ付けがかなりしっかりされていて、さらに「遊び」が様々な場所に散りばめられている。結果、色々と濃ゆい。
*エピソード「不思議の国のダニエル」で蝶ネクタイにエプロン姿で飲み物をサーブするグリムロック。
先日SGガルバトロンのポストでも触れた「部下に精神病院に連れて行かれるガルバトロン」の話もこの2010の中のストーリー。また有名なストーリーとして、死んだスタースクリームの亡霊が登場するのも2010での話。これらは2010が放つ独特な方向性をより明確な形で表現しているストーリーだ。
僕の好きなTF達もロディマスやダイノボット、チャー(カップ)、ウルトラマグナス、サイクロナス、シャークティコン…と、ザ・ムービーから続く2010のメンバーが多く、今回のレックガーもまたとても気に入っているトランスフォーマーなんです。
余談ですが、今月末にこの2010シリーズの面々がレジェンズシリーズでも発売でめちゃくちゃ楽しみですね。特に商品課の少ないチャー(カップ)やシャークトロンはヤバい。ていうかシャークトロンは海外版2個を既に買ってて国内版も予約してます。早く月末にな~れ☆
リヴィール・ザ・シールド レックガー+ジェネレーションズ ジャンクヒープ
トランスフォーマーザ・ムービーにて初登場となったジャンキオン一族。惑星ジャンキオンにてスカベンジャーのような事をしており、初回登場時はオートボット達よそ者に警戒し北斗の拳の雑魚キャラよろしくバイクにのって大挙し襲撃する若干ヒールなキャラクターで登場。
しかし、その後ロディマスがチャーから聞いていた宇宙共通の挨拶
「バーウィップグラーナウィーピニボン」
(bah weep graaagnah wheep ni ni bong)
で和解、直前にディセップの襲撃を受けマトリクスを開けずに四肢がバラバラにはじけ飛んでいたマグナス(ウルトラマグナスナンバー2!)を速攻で修理し、その後全員が突如踊り始めるという非常に強烈な初登場となった。
国内のユナイテッド版では全体のカラーリングがもう少し赤いのだけど、僕は諸々の理由で海外版を選択。このレックガー、僕が個人的に気に入っているとかそういった私的な感情を抜きにしてもTFトイ史に名を残すレベルのかなりの名作なんですよ。
そもそもはバイクから変形するレックガー。左側の赤いバイクはリデコのジェネレーションズ版のジャンクヒープ。前述したレックガーで海外版を選んだ理由はこちらで、ジェネレーションズのジャンクヒープが赤く2体を並べた時になるべくわかりやすく差別化する為。
変形工程がとにかく秀逸で、どこからどう見てもバイク、しかもかなりスマートなオフロード車が、バイクの面影が無くなるほど見事に変形していく。ビークル時の処理も素晴らしく胴体部分がエンジンに位置し、そこから伸びるパイプの位置を腕が見事に再現し、さらに後輪のディスクブレーキのような形状とマフラーが展開しレックガーが持つ斧へと変形。完璧。
更に。なんでそんなに色に拘るんだよっていう理由がこちら。このジャンキオン達は仲間のビークルにシッカリと乗ることが出来るのだ。もちろん、他のTFもデラックスクラスぐらいであれば搭乗可能なのだけど、ジャンキオン同士であれば専用の凹凸が準備されていてよりスムーズに。
これによってトランスフォーマーザ・ムービーの劇中再現も可能となっていて、変形機構の素晴らしさだけでなく、プレイバリューも半端ないのだ。
実際のジャンキオン達の初登場シーン。
1体でもシッカリと楽しめるのだけど、2体~複数体集めると遊びやディスプレイの巾が半端じゃない。実際の所ザ・ムービーや2010ではレックガー達ジャンキオンはこのようなオフロード車では無いのだけど、そういった点がどうでも良くなるほどによく出来ている。
髭が生えているジャンキオンの胡散臭い顔も再現度が高く、統一感があるので並べれば「ジャンキオン一族」としてのトライブ感も強い。そもそも原語版ではメキシコ訛り・日本語版では「○○アルヨ!」の中国人風の喋り方と、かなりキワドイ(今だったら色々と問題になりそうなラジカル具合)キャラクターなので、その胡散臭さときたらないのだが、その胡散臭さがとてもかっこよく表現されている。
おそらくかっこいいスポーツカーやデカいトラック・軍用車からかっこいいロボット達へと変形するTFと比べると、恐ろしく地味で死ぬほど胡散臭いのだが、それでもそんなTF達と負けず劣らず、というかかなりハイレベルな変形と完成度を誇っていたりして、レックガーファンの僕の家宝ですよ、コレは。
「この期に及んで何故開かん!」の後に文字通りバラバラにされたウルトラマグナスを修理するジャンキオン達。
ウルトラマグナスはレジェンズ版なのでどちらかと言うとIDWのアメコミデザイン準拠なのだけど、ウルトラマグナスの四肢がもぎ取れるような構造になっているのはどうみてもあのシーンの再現が出来るようになんですね、わかります、本当にありがとうございました。
*違う、あとマグナスはどうしてこうも損な役回りが多いのだろう。
バラバラになったり、中間管理職的に嫌われたりと散々なマグナス。
このジャンキオン達をデザインした人、マジで天才だと思う。マジ感謝。
おわり
トランスフォーマー リヴィール・ザ・シールド デラックスクラス レックガー US版/TRANSFORMERS REVEAL THE SHIELD DELUXE CLASS : WRECK-GAR
- 出版社/メーカー: HASBRO
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
トランスフォーマー ジェネレーションズ ジャンクヒープ 並行輸入品 Transformers generations Junkheap
- 出版社/メーカー: HASBRO
- メディア:
- この商品を含むブログを見る