くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

トランスフォーマー:Ghostbusters Collaborative ECTOTRON エクトトロン/ゴーストバスターズコラボ

トランスフォーマー『Ghostbusters Collaborative』より

 

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THIS '19

前回が平成最後のポストとなり、気付いたら令和元年!今更令和っていうトピックに触れているあたりが既に時代遅れ感満載の当ブログだが、今後もこのイカれたスピード感でぶっ飛ばしていくからヨロシクなッ!

実際のところ、現行のシリーズとなるシージは国内では定期的にリリースが続いているが、大元となる海外では7月のジェットファイヤーまでリリースがストップしており、いくらか落ち着いた日々を…

送っているわけではなかった!前回のポスト以降BOTCON限定で超プレミア化しているBOTCON96のビーストウォーズボックスをどえらい金額で購入したりと、昨今はマスターピース・ビーストメガトロンの発売からビーストにまみれた日々を送っていた。

トランスフォーマー シージシリーズ SG-26 ジェットファイヤー

トランスフォーマー シージシリーズ SG-26 ジェットファイヤー

 

 そんな中、もはやいつ予約したのかも記憶にない海外限定アイテム(現状)である、ゴーストバスターズコラボレーション「エクトトロン」が過去の僕からのデスレターよろしく送りつけられてきたので引っ張り上がってやってまいりました、ディスイズくるーるめろでぃでございます。皆様、こんにちは。

  

Who you gonna call??

直近で言えばAtmosやGshock、その他にもスターウォーズやスト2、ナイキ、ニューエラ…等、数々のコラボレーションを果たしているトランスフォーマー 。どのコンテンツもわりと直撃世代でどっぷりと浸かっていた身だか、しかしながら、基本的にこういったコラボを購入した事は無かった。

これは比較的無難でノーマルなアイテムを好む琴線に、前述の飛び道具とも呼べるアイテムがあまり刺さる事が無かったからだ。では何故今回のゴーストバスターズを衝動的にお会計してしまったのかというと、コラボ云々ではなく何よりキャデラック・ミラーメテオという車種がビンビンに響きまくったからである。

基本的に時代時代を象徴する、あるいは最先端とも呼べる、かっちょいいスポーツカーやマッシブな建機へとディスガイズする事が多いトランスフォーマー。前述のコラボもどれも最先端、あるいは最先端だった物であり、時代を象徴するアイコンとして君臨したものである。

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しかしながら、今回のゴーストバスターズコラボのビークルは映画放映当時ですらもバキバキにクラシックカーで、しかも霊柩車(救急車だが詳しくは下記)モデルっていうシブさ。これをいたく気に入り気付いたらお会計して〜!状態に。

※このECTO-1はミラーメテオの救急車両を改造して作られたとされるが、当初真っ黒の車体にパープルの塗装などおどろおどろしいカラーリングが予定されていた等、制作側のイメージには霊柩車が根底として存在していたことは間違いないだろう。

正直かなり珍しくないだろうか?TFが放送開始(1985年)以前の車種にディスガイズすることって。補足させて頂くなら、そもそも車にあまり興味はないのだが。ただ、スニーカーやSF宇宙船などの突飛すぎるものでもなく、トラックやスポーツカーでもないクラ車に変形するという地味な意外性に心を打たれてしまったわけだ。

 

 ECTOTRON/エクトトロン from Ghostbusters

 

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そんな訳でゴーストバスターズのエクト1(ECTO-1)コラボモデル「エクトトロン」。

ボックスは昨今ハズブロが異様に推しているG1テイストとなっており、箱の背面のテックスペックのメーターは、「ストレングス」、「インテリジェンス」、「スピード」、「ファイヤーパワー」の他に、

が追加された特殊仕様となっている。

ちなみに背面には「GM」のライセンス表記が入っており、このキャデラック・ミラーメテオはしっかりとゼネラルモーターズの認可を得ているようだ。

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中身はこんな感じ。内箱へのプリントは特に無く、エクトトロン本体に加え、例の緑のアイツ、スライマーこと「アグリー・リトル・スパット」のフィギュアが付属。

完全にゴーストバスターズサイドの余談だが、この緑の彼はスタンツ役のダン・エイクロイド繋がりで彼の出演作品の「ブルース・ブラザーズ」のもうかたっぽ、ジョン・ベルーシがモデルになっているんすよ。

そう、つまりここまで一切の言及がなかったのだけど、キャデラックから変形するTFに興奮をしたのもそうだけど、ゴーストバスターズも普通に大好きです。

 

エクトトロン ービークルモード

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ご覧の通り、ブリンブリンのアメ車。とてつもなくラグジュでカッコいい。ゴーストバスターズGMのオフィシャルライセンスを得ているので当然ながらかなりの再現度となっており、シブい。とにかくシブい。

ボンネットに繋がっているチューブや側面のブルーのホース状のパーツ、背面のはしごのパーツは軟質で再現されている。

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やや残念なのはボンネットやフロントグリル等のパーツの噛み合わせが尽く甘い点。開封時からこんな感じで、注意しながら何度か変形をさせてはみたが、最終的にピッタリと閉じることはできなかった。

ライト部分はクリアパーツで表現されており、フロントグリルのゴージャス感がすごい。

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エクトトロンのビークルで最も最高な点だと感じているホイールの塗装。

昨今のTFで無視されがちなホイール塗装だが、今回は色分けまでされ、かなり綺麗に塗装されている。基本が白の成型色で構成されている事でぬぼっと間延びし、若干チープな印象も受けるのだが、このホイール塗装がグッと引き締めていてリッチな雰囲気を高めている。

何度も言うが基本的に車を「早そうな車!」、「遅そうな車!」くらいでしか捉えていない僕にとって、TFが変形する車への思い入れはそこまで強くないのだが、そんな中これだけ熱を上げるのだから、このエクトトロンのビークルは確実にめちゃくちゃカッコいいという事で間違いはないかと思う。

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天面のメカは変形時は取り外しが必要となっており、こちらがエクトトロンのプロトンパックとなる。が、そのまま取り付けるのではなく、しっかりと変形を介しており割と手が込んでいた。

 

エクトトロン ーロボットモード

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 大胆に分割されたグリルが肩に配置され、ビークル時にはなかったブラウンーゴーストバスターズのつなぎを連想させる配色ーが現れる。割と大味な変形となっており、背面に至ってはビークルの天面をガッツリ背負ったり、膝下も車体からニョキッと踵が出たような処理へ。

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 胸にはゴーストバスターズのつなぎでお馴染みの「お名前ワッペン」が貼り付けており、同じく彼らが身につけていた「エクトゴーグル」を額に付けた完全なゴーストバスターズ仕様となっている。

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変形が大味云々と前述したが、今回のエクトトロンのベースとなっているのはコンバイナーウォーズのオンスロート/ホットスポット型。

 この型は非常にヒロイックでスタイルのいいロボットへと変形する為か、やたらとリデコされており、その後TFSS限定アイテムとして登場したブラジオンや、最近ではPOTP(パワーオブザプライム)のインフェルノとしてもリデコされたことは記憶に新しく、かなりの回数こすられまくっている型だ。

TFSSブラジオンのブログはこちら↓

cruelmelody.hatenablog.com

 

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しかしながら、こうして車両を比べてみると、よくこれをキャデラックにしたなぁ!ってレベルに新規造形されており、そういった点も鑑みると背面のガワガワ変形もチャームポイントに見えてくるはずだ。

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車体はほとんど別物だが、ひっくり返すと構造はほぼほぼ同じ。

 

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先程も触れた車体の天面パーツを変形させたバックパックを背中に背負うことができ、ブルーのチューブを繋げることでゴーストバスターズに出てきたプロトンパックを再現している。

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元の型がとても出来が良い為、ある程度の可動であれば卒なくこなすことが出来る。惜しむらくは過去の型には入っていた足の付根のバキバキなクリックや膝の保持力がカットされまくっている点。

特に膝の保持力には目を見張る物があり、背中にバックパックを背負うエクトトロンはその自重でヌルヌルと後ろに反り返ってズッコケてしまう。

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プロトンパックを幽霊保管装置に見立てて。

プロトンパック、エクトゴーグルとバスターズ三種の神器の2つがしっかりと再現されているので、せっかくなら第三の神器である捕獲装置も欲しかった。リメイクである2016版ではこの保管装置を足で踏み込んで起動させるシーンがあったような気がしたので見立ててみた。

 

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開封後弄り倒し行き着いた結論としては、

「4つ買えば良かった」

の一点のみ。

普通に考えてこのゴーストバスターズ仕様で1体を手に入れると、まぁ普通に4人並べてみたくなるのが大きいお友達の性であり、ゴーグルをしていたり、本体の色が違ったり、スライムでベチョベチョになった"ダメージ仕様"だったり…と普通に4体ほしい。

 

IDW:Ghosts of Cybertron

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このエクトトロンは既にIDWでのアメコミ化が決定しており、ストーリーのアウトラインとしては

数百年続いた内戦にてサイバトロンから脱出したオートボット一行、彼らは謎に包まれた惑星「地球」からの存在するはずがない幽霊のようなサイバトロニアン救難信号をキャッチする。信号を追ってニューヨークへとたどり着いたオプティマスとそのチームは、新たなTF「エクトトロン」とゴーストバスターズに出会い共闘する事となる…

といった内容らしく、うん、まだ内容は全然よくわからない!

しかしながら、コミックタイトルがGhosts of Cybertronであって、発表されているキービジュアルが、、

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TF界きっての「死んだ人」ことスタースクリームが幽霊のように薄ぼんやりとニヤついていたりと、わりと面白そうな雰囲気は醸している。

全然関係ないがエクトトロンがニッコニコでめちゃくちゃいいヤツそう。

Transformers/Ghostbusters: Ghosts of Cybertron

Transformers/Ghostbusters: Ghosts of Cybertron

 

 

ビジュアルに4人のゴーストバスターズとエクトトロンが描かれているように、エクトトロンはこれまでのスターウォーズコラボなどのようなキャラクターの擬TF化ではなく、4人と協力関係にあるTFという訳で、前述の「4人集めてぇ」といった悪趣味な金の使い方全開な発言は、つまり、まるで明後日の方向を向いているのだが。

 

しかしながら集めてぇもんは集めてぇんだって!

日本でも発売すればいいのに!

おわり