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オレカバトル:時の章 無限の輪廻!永劫竜ウロボロス転生 が来る…ッ!

オレカバトル『時の章』より

 

胎動する時の章

9月7日より解禁となったオレカバトル時の章、ダルタンのイラストチェンジから始まったこの章はしかしながらその後のブラックドラゴン再誕とこれまでのイベントの焼き直しから始まり、実態を伴わないままに10月へと突入した。しかしながらタイトル画面に鎮座する永劫の竜は解禁後も胎動していたようで昨日9月30日遂にこの永劫の竜の詳細が判明した。

 

永劫竜ウロボロスと予言者シビュラ(?)

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末尾0928のアップデート筐体にて9月30日頃(筐体によって差がある模様)から解禁となった新イベントの告知に登場した永劫の竜。こちらが永劫竜ウロボロスと判明し、さらにその横にはこのウロボロスを召喚しているように見えるモンスターの姿が。

 

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このモンスター、2015年の2月にコロコロ誌面で行われたドリームオレカコンテストにてエントリーしていた「予言者シビュラ」の姿そのままであり、恐らくシビュラで間違いなさそうだ。

 

10月7日から開催されるイベント「無限の輪廻!永劫竜ウロボロス転生!」にはこちらの2体が登場するようであり恐らくその詳細は週明けのオレカ野郎にて発表されるかと思われる。現在はイベントの詳細は一切不明なので10月3日に更新されるであろうオレカ野郎を見まくってウロボロスとシビュラとの対峙に備えまくろう。

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ウロボロス・シビュラ(?)共にイラストチェンジ有り

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冒頭に掲載したタイトル画面の他にイベント告知用のタイトル画面が存在し、こちらにてウロボロス・シビュラ共にイラストチェンジがあることも判明。恐らくこちらのイラストが通常、冒頭に貼った画像のイラストがイラストチェンジ版になるかと思う。

 

輪廻転生と永劫回帰

*ここからは基本的に想像と妄想のいつものやつです。

cruelmelody.hatenablog.com

先日宗教と哲学のミクスチャー系トンデモブログを書き、読んで頂けたあなたは「やだ、この人ちょっと危ない」としっかりドン引きシていただいていたと思う。自身でもハイテンションでキーボードをぶっ叩いたこの記事はちょっとマジで宇宙からのレディオウェイブを受信しすぎな部分があって自分を心配していたのだが、しかしながら、どうしよう。ウロボロスとか割りと当たってた。

 

恐らくイベントの開始あるいは終了と共に、これらの謎の答えの断片の3カケくらいは見えてくるかと思うのだが、せっかく超かっこいいプロモ映像が筐体で流れているので、これらの情報を整理してみようと思う。

 

プロモーション映像・紹介文

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巡る輪廻が渦を巻き

時の流れが環(わ)をえがく

閉じられた∞(むげん)を超えし時

新たな運命が切り開かれる

 これが今回のプロモ映像に出てくる今回のイベントの紹介ワード。こちらは時の章解禁時のものに近く、「輪廻」や「無限」といった象徴的なキーワードが登場している。

 

ここで個人的に重要だと感じたのは「環」のワード。輪廻していく世界観・宗教観であれば、「わ」つまり円状のものを「環」と表現するのは少し引っかかる。

オレカ界が輪廻転生の概念の中で時間を進めているのであれば時間の経過は1周という概念を持たないスパイラル(螺旋)であって、「わ」は「輪」で問題ないように感じるのだがあえて「環」をとる意味とは?

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*輪廻転生における時間の経過は永劫に続く螺旋(スパイラル)であって、永劫が永劫回帰であるなら時間の経過は円環(サークル)なのではないか?という疑問。

この「環」は円環、つまり先日書いたようブログの循環性を想起させる。このブログ(上記)にてこれを永劫回帰として、魂は再生=リボーン・リバースではなく終焉への到達後同じスタート地点から再生=リプレイするのではないか?と書いたのだけど、今回の「環」もそのようなリプレイ性を持っているのではないかと邪推させる。

 

予言者シビュラ(?)の台詞

また、予言者シビュラのように見えるモンスターにはこのプロモ映像の中で3つの台詞が用意されている。

「予言する…この星の”時”は永劫の環の中で廻り続けるであろう…」

「抗うな、その抗いもまた予言通りでしかない…」

「過去、現在、未来、永劫が(運命)さだめとなって終末が訪れる…!」

*”わ”はプロモ映像内文章の「環」としました

 このように予言者シビュラはオレカ界の過去現在未来を見通しているような発言をしており、手にしている本はそれら予言が書き記されたオレカ界のアカシックレコードかのようだ。

 

モンスターが運命とされる終末に抗う等を含め全ては決定された予定調和の行動であり、幾度となく繰り返されてきたかのように見える発言。以前、時の章の解禁文にて僕はこれを「永劫回帰」的な解釈で捉えて

オレカ界の始まりから終わりの歴史は全て決定された運命が記録されたディスクのような物であり、どれだけ抗おうとも決定された「ディスク」の運命・内容は変わることがない。

このディスクはオレカ界の星の誕生と共に始まり、終末と崩壊の到来を持ってして終了し、ディスクは冒頭のオレカ界の星の誕生からまた繰り返される。魂は輪廻転生の感覚の再生=リバースではなく、永劫回帰的再生=リプレイされるのではないか?

と考えていたのだが、今回のプロモでは「輪廻」や「転生」のワードが飛び交い、しかしながら「円環=始原性・循環」を感じさせる「環」の表現と、様々な情報が錯綜し混乱させられている。

しかしながら、イベントを告知するパンドラの台詞

「ん?あれ?さっきも同じ事したような~」

*若干うろ覚えです

 は正に循環性とも言える”リプレイ”を感じさせる。

闇落ちや光戻り・パラレルの存在や、もちろん輪廻転生すらも「永劫回帰のディスク」に収められた情報であったなら。つまり生まれ変わり等も含めた記憶や、枝葉が別れたパラレルのIFの全てが記憶された上での循環性であるのならば、世界は終焉と共にまた原始へと巻き戻り、同じ運命をリプレイすることにもなるようにも感じる。

そして永劫回帰の特性として、その円環の中にいる者はそのリプレイを知覚できないという点がある。世界がコントロールされ同じ運命を幾度となく繰り返しているという事実・循環に内部の者は気付くことが出来ないのだ。

 

認識と物質世界の崩壊

僕が一つの世界観・読み物として敬愛するグノーシス教ではウロボロスは世界蛇として世界・宇宙を取り巻くような存在でも有り、また物質世界の限界を表してもいる。

グノーシスの思想はそうした物質世界からの魂の解放。このブログで度々グノーシス主義を持ち上げるのですが信仰はしていません。しかしながら、読み物として非常に面白いので個人的にはかなりオススメです。

ならばこの世界を包む、あるいは永劫を体現するウロボロスを撃破するという事は何を意味するのか?

ウロボロス永劫回帰という循環性にて支配しているのであれば、それは決定された運命が記されたディスクの消滅であって、知覚できる/してきた世界・宇宙の崩壊。そして全く新たな宇宙の創造のようにも感じられる。

 

シビュラはそういった循環を全く異なる観測点から見ているのか?あるいは、純粋に「予言」の能力として終焉を予見しているのか?また永劫竜ウロボロスとの関係は?何故シビュラはウロボロスを呼び寄せる事が出来る(ように見える?)のか?そもそもライトはこの決定された終焉に対してどのようなスタンスを採るのか?

また物の本によるとシビュラはアポロンからの神託を受ける巫女であり、北欧神話のロキの息子ヨルムンガンドウロボロスを彷彿とさせる円環の蛇であったりする。

とにかく今後発表されるであろうオレカ野郎と来週開始されるイベントから目が離せない。

 

 

ニーチェ―〈永劫回帰〉という迷宮 (講談社選書メチエ (165))

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輪廻転生―驚くべき現代の神話

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