オレカバトル:新序章 メソタニアンの解体と再構築
オレカバトル新序章『新たなる旅立ち』より
幻定モンスター・騎士団長エンキ オレコマンドにて再配信
先日14日のオレカ野郎にてブラックドラゴンの超誕に紛れサラッと紹介された幻定モンスター「騎士団長エンキ」の再配信。限定エンキの登場は2015年2月末のイベント時以来のはずなので1年ぶりに時空を超えて登場。出現条件の難易度が高く、珍しいジジイである「老将エンキ」のさらに珍しい若かりし姿「騎士団長エンキ」をまだお持ちでないあなたは、早いうちにオレカバトル筐体へと急ごう。
Youtubeでオレカ:幻定モンスター「騎士団長エンキ」VSくるめろ メソタニアンカットイン
異常な毛量な事で話題のメソタニアンの1人であるエンキに挑むということで、今回は髪の毛の量を意識したチームで挑んでみたよ。フィールド上のモンスターがみんなヤバいレベルでふさふさ。
カットインも補完。カットインにてマルドクを鍛えあげる姿がとても微笑ましい。若かりしエンキは補助技の「号令」以外、会心・必殺とストレートなコマンド構成であり、マルドクの「会心・必殺」のみの猪突猛進なコマンドスタイルは騎士団長エンキ譲りなのかと感じさせる。その後老将となりテクニックが磨かれ固有技「疾風の乱撃」が生まれたが、マルドクは一時的に狂王へと変貌しここでもエンキの影響か「狂風の乱撃」という似た技を使用する。マルドク、エンキ大好きだな。
さらにネルガル・エンリルとは既に不穏なカットインを残している。メソタニア万歳!と国と王(王子)に忠誠を誓う真摯なおじさん・エンキとのコントラストがより一層ネルガルとエンリルのじっとり具合を際立たせる。こいつらときたら!
解答編としての新序章とメソタニア
オレカバトルには大量のキャラクターと一種の派閥、その内部の関係性が存在している。このキャラクターとキャラクターの点と点が関係する事によって線―ストーリーになる部分がオレカのとにかく好きな部分だ。
その最たる例がマルドクだ。まだ新序章解禁前の頃、「メソタニアの王子さ!」と爽やかに名乗り颯爽と登場した彼だが、作成するためにはマルドクとは真逆に位置するカエルの王様のような悪魔「魔王アヴァドン」とアイテム「女王の口づけ」が必要となった。
このおとぎ話にありそうなシチュエーション。同じ旧序章には女王と名の付くモンスターが存在したため、「あぁ、この人達は王子様とお姫様で何かに呪われていたのかなぁ?」等と、ぼんやりと、ここが重要なのだがとても”ぼんやり”とその関係が想像できた。
*オレカを始めたばかりの頃から使用しているマルドク。とてもお世話になった。
それから2年の歳月が経ち、オレカバトル新序章解禁。王子マルドクが名乗っていた「メソタニア」をベースにした物語は、この点(個々のモンスター)が突如として急速に線(ストーリー)となり拡大。王子マルドクは自身の国の新たな将軍ネルガルの裏切りによって誤解のうちに赤の女王(ここでバビロアという国があることも判明)を強襲、女王の怒りによってカエルへと姿を変えられてしまった。
王子から魔王ガエルへと身をやつし、自身の浅はかさを悔いる。そうして王子不在のメソタニアを掌握し弱体化したバビロアへと侵攻する逆賊ネルガル。カエルの体を引きずりバビロアの女王を守ろうとするアヴァドンの行動に遂には女王が許し呪いを解き、ネルガルをメソタニアの王子へと戻ったマルドクと共に撃退した。
*下記画像はただの「僕の予想」なのでご注意下さい
まさか、こんなバックグラウンドがあるとは!アツい!例え、これが後付の設定だったとしても。そもそも「カエル」というモチーフが必然的。SFCゲームクロノ・トリガーでも然り。醜穢な存在へと貶められることによって自身の弱さ・愚かさに気付く。通常の敗北であれば傷めつけられる程度で済むが、カエルへと姿が変えられるというファクターがより自身のちっぽけさみたいなものに、ダイレクトに直結する。それはもうダイレクトに。そこから再度立ち上がる、プライドもルックスも全て捨てて醜い姿で立ち上がれる奴を応援しないなんてことは出来ないのだ。あぁ、クロノ・トリガーがやりたい。
とにかく、オレカバトルのストーリーの複雑化(良い意味で)と、もっと言うとストーリーの明瞭化― 旧1~7章の裏で何が起こっていたのかの回答編―の新序章のメソタニア大河ドラマ。旧序章~旧3章あたりはどこで何が起こっているやら・謎だらけだったので、新序章~3章の解禁の流れはとても楽しかった思い出がある。
また、昨今マイブームがメソタニアだった所にオレコマンド「騎士団長エンキ」の差し込みで、またしても一人で勝手に盛り上がっている。
*メソタニア・ドラマの詳細は出水ぽすか先生の漫画でチェックだ。
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メソタニアン・ディグ
そんな訳で昨今進めていた新序章メソタニアンのサルベージ。過去にほった穴を自ら埋めて、もう一回掘りたがる、なんと貪欲なスタイル。現在は
狂王マルドク
育成中、LV10到達。
狂風の乱撃のモーションのご乱心具合が見ていて楽しいので乱撃メインに育成。
覇将ネルガル
カード排出のみ。
ネルガルはプロペラ一択予定。
参謀エンリル
育成中、LV10未満。
ウインド系を封印し、ミラージュと特配・補給命令のみの完全補助技型。ステルス・給食のお兄さんを目指す。が、この段階でまだ一度も補給命令などの補助技が来てくれない…。そんなに嫌か、姿が見えないまま給食を配るお兄さんは。
となっている。こちらが一段落つき次第、ダムキナ→エンキへとスライドしていきたいのだけど、いつ移行できるかはパンドラの機嫌次第だ。
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