BIOSHOCK INFINITEは面白い。超面白いが、youtubeだったりの広告は流石に誇大過ぎる。
BIOSHOCK INFINITEを購入した。
BIOSHOCKは舞台が海底都市ラプチャーの頃の1・2共にプレイをしてきたがとにかく1が最高である。まるでディズニーランドのアトラクションライドのような魅せ方はプレイヤーをワクワクさせ、そしてそのアトラクションライドの世界観の完成度も抜群であった。
バイオショック過去作はダークファンタジーであり、レトロフューチャーでスチームパンクでもある。この作品達が日本でたいして話題にならないのはその3つの要素がどれ一つとっても多くの日本人に受け入れられる内容ではないからだ。だから、スチームボーイも失敗した。(ダークファンタジーではないが)スチームパンクは日本のカルチャーにおける鬼門だ。
そもそもちょっと前まで「私ティムバートンの映画が昔っから好きでー」とか言っていたタイプの人たちは同じゲームで言えばアリスマッドネスだったり直接的にアリスがイカれた世界で刃物を持ってます♪なんていう野犬にでも理解できそうな生ぬるい設定を披露した日には、次の日からは「私アリスマッドネスってゲームが昔から好きでー」と言って回る作業に追われる毎日になってしまうのだろうが。僕はよほど旧作バイオショックの方がマッドでしたと伝えたい。既存のパッケージを真逆のベクトルにシフトさせたり、少し方向をねじ曲げるだけでそれをアーティスティックだと賞賛するような行為は決してカッコいい事じゃない。
というか僕達はそういう「可愛いもの×グロテスク」なんていう使い古されたひどく直接的な方程式をアングラやアヴァンギャルドの象徴にしようとする愚かしい行動とはいい加減決別しなければならないと思うの、私男なんだけど。そんなもの奇抜でもなんでもない。それはもうすでに予定調和だ。アンバランスに見えるよう均衡を保った異質風オブジェだ。そんなものうんこをぶっかけてやる。
だいぶ脇道にそれてしまったが、BIOSHOCK INFINETEだ。そう、先程まで相当マッドだぜ!等と過去作を賞賛していたのだが、今作はじっとりと湿り薄暗かった海底都市ラプチャーとは一変、爽やかに晴れ渡る空中都市コロンビアと激変した。
また以前の戦闘員達、イカれたヤク中「スプラーサー」達は姿を消し、今回様々な場所で対峙するのはコロンビアを警備する警察のような連中なのだ。
さらに、主人公にはきちんとした人格があり、前作までの一切喋らずに思想を明らかにしないスタンスとも一変。今回の主人公はワイルドでマッチョであり思想を持ち合わせている。そして声が野原ひろしである。もちろん、クレしんだ。
ここまでの路線変更には僕を含め今までのファンの皆様もパニックである。つまりパニックパニックパニックみんなが慌ててる。そう、もちろんクレ(ヨン)しん(ちゃん)である。
他にも過去二作と比べ様々な変更、というよりかはマッシュアップを施しているがこれが悪くはないのだが良くもなく、なんとも絶妙なコメントのしづらさだ。新機軸としてはよくできてはいると思うのだが、バイオショックのタイトルを冠した物としては微妙である。つまり、これはバイオショックで無くてもいい気がする。
では、僕の心の中のバイオショックの色眼鏡を外しINFINITEをプレイしてみると?
悪くはないのだが寝る間も惜しんでしたいとは思えない。そんなわけでBIOSHOCK INFINITEは正直YOUTUBEの予告動画での賞賛のされ方は行き過ぎだ。実際は絶妙だ。なんとも惜しいとも言える。ただ、BIOSHOCK色眼鏡を外して考えてみると僕はこれがバイオショックの続編だからやっているだけなのかも知れない。そんな作品である。
PV クレヨンしんちゃん OP オラはにんきもの - YouTube
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