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オレカバトル:新7章 竜騎士だった男、放浪の竜騎士レオン と依存する森

オレカバトル新3章『風隠の陰謀』、新7章『雷盟の逆鱗』より

 

漆黒の竜騎士レオン、暫定的に完成

先日開催された「銀月のルシフェルと金陽のミカエル杯」において巻き戻しをかけて再育成した漆黒の竜騎士レオンが暫定的に完成した。

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レオンくんはこうげき・こうげき!モーションがカッコいいから…これはわざとだから…と必至に自分を納得させダブル変化必須の3リールミスは断念。個人的には★3となる暗黒竜騎士のこうげきモーション、くるくる回転突進がレオンくんのアクションの中で一番気に入っている。★4では必殺よりも会心のモーションが好きだ。

 

放浪の竜騎士レオンの育成

レオンくんはこの他に光の道を進む伝説の竜騎士フォームとさらに新7章で追加された放浪の竜騎士フォームが存在し、個人的な好みとしては次は放浪の竜騎士の育成がしたかった。しっこくんが完成したぞーやったー!と喜んだのも束の間「おい!こんな所にいたのか!残りのレオンくんを育成する作業に戻るんだ!」と育成のルーチンへと引きずられていきパンドラのボタンを押下する作業へと戻る。

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放浪の竜騎士はコロコロ付録の絵柄もいいのだけど、ノーマル絵柄が個人的にはとても良い。

これまで通常竜騎士・漆黒の竜騎士進化の柄にてどれも攻撃的な印象のポーズが多かったイメージのレオンくん。

だが、この放浪では竜の声が聞こえなくなり彼の追い求める強さの根本(やアイデンティティ)そのものを喪失し揺れ動く、これまで光あるいは闇の道を強さへの執着で歩んでいた彼が初めて全てを失い弱さを全面に押し出すような、そんなイメージがとても良い。

槍を抱きかかえ胎児のように体を丸めている姿は、レオンくんの曝されている危機と、誰もが持つ弱さを等身大に感じられる気がする。

 

今更なのだが一応固有技の話も、

  • きずついた笛

3ターンの呪いがついたレッドドラゴンシャドウを召喚する。(HP280前後)

  • チェイスドラゴン

2ターン待機状態に入り、ドラゴン族のモンスターが攻撃を行うとその後ランダム指定でAT200%の追撃を行う。

となっている。

 

★3レオンくんの並びで見ると最大攻撃力が58と通常竜騎士に近い攻撃力となっているが、スピードが落ちその分HPは底上げされている。しかしながら、暗黒竜騎士が習得する必殺の一撃は無いので通常攻撃では最大でも120前後とやや低い。

僕は脳筋なので育成ではこの場合会心を詰め込みまくるぐらいしか脳がないのだが、今回ばかりは固有技で埋めたい。両脇を2体ドラゴンで固めた場合1ターンに2回会心が繰り出せるチェイスドラゴンが一番強力な攻撃へと変わる。

また、きずついた笛も悪くないかもしれないが比較的体力が高めのドラゴンと組ませた場合レオンくんが最初に離脱する可能性が高いので今回は出来れば見送りたい。

 

レオンくんの時間軸

旧3章・旧7章にて伝説と漆黒の二つの道を歩むこととなったレオン君だが、彼には放浪の時代があった。この放浪の竜騎士時代を「いつ」だと解釈するかは人それぞれかと思うのだけども、個人的にここなんじゃないかな?と思ったあたりをまとめてみた。

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新旧3・7章ではストーリーを風隠勢に持って行かれてしまった感じはあるのだがまとめてみるとレオン君はしっかりと森に足跡を残していた。

伝説の竜騎士とへと向かう光の道と漆黒の竜騎士へと堕ちていく漆黒への道。黒と緑が交わるような鎧や、竜騎士の誇りと悲竜のオルゴールによる分岐の進化があり、ここが竜騎兵→黒龍騎兵とは違う2つ目の光と闇の分岐点だったように感じている。

また個人的には漆黒→伝説への光戻りのルートも存在して欲しいのだが、ここを放浪の竜騎士で繋ぐと「レッドドラゴンシャドウ」の整合性が保てなくなるような気もする。しかしながら、この辺は各々の「こうなんじゃない?」へとある程度委ねられている気がするので、皆さんがそう思った・あるいはこれを見て「違う」と思ったならそれが正解なのだと思う。

 

空を取り戻した日

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これもまたミラクルな妄想なので、完全に流す程度か、あるいは耐えられないようなら閲覧を控えるのオススメする話なのです。申し訳ない。

 

個人的に新旧3・7章の面々は「何かに依存している」イメージが強い。今回のレオンくんであれば彼は竜騎士としての強さに依存しており、次に登場したヒエンは師匠への依存、ハヤテは父・兄への依存、オロシは森・権力・家族への依存、リント君はライシーヤへの依存だと思っている。

*レオン君にとって「強さ」が彼の求める一番の(メインとなる)ものなので、故郷の話などの出自が薄いのでは?とすら感じている。

*2オロシは新3章のもう一人の主人公だったように感じるので入れてみた。

 

そして同時にこの森の面々はそうして依存してきた物やアイデンティティを、一度全て奪われている。

レオンくんは聞こえていたドラゴンの声・竜騎士としての根本(ドラゴン)を奪われ、師匠を助けるために奔走したヒエンは帰還とともに師匠の死(おそらく)を告げられる、ハヤテは兄オロシを「権力に溺れ失墜(あるいはそれ以上の何か)する形から失い・父は森の犠牲となり、オロシは前述のとおり森と権力と家族の信頼を失う、リント君はライシーヤの時空への到達と覇星神への覚醒にてライシーヤの救出に失敗している。

その他の章の主人公(ここは相当な個人差)以上に自身を形成する・した「何か」を奪い去っていくのがこの風隠の森であり、本来歩むべだった道を、場所を、彼らは一度失っているような感覚を他の章よりも色濃く感じている。

この放浪の竜騎士レオンはそんなイメージをより明確な形にしたようなキャラクターだ。

「行こう…再び空へ!」 

 しかしながら、奪い去っていく森は、一方で彼らに本来の意思を与える森でも有るような姿も見せる。

前述の本来の道を物語の序盤で奪われていくキャラクターたちは新7章の最終解禁までに、本来彼らが求めていた物に対しての「依存」という形と決別し、風隠の森にて各々が新たな道を本来の意思を、悩み葛藤し、取り戻していく。

個人的には最終解禁や放浪の竜騎士であるレオン君から、そんな新7章が見せる希望を感じている。

 

 

 

カウボーイビバップ サントラ1

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