くるめろとは違う

くるめろと貴様は関係ない。

オレカバトル:3章 漆黒の竜騎士レオン 再育成その4

オレカバトル新3章『風陰の陰謀』

 

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メインラインを踏まない稀有な主人公

旧3章主人公である竜騎士のレオン君。彼の登場する旧3章のストーリーにおいて彼とボスであるナナワライの関係性は元来希薄だ。さらにその後旧7章→新3章→新7章とこの森のストーリーが進展していく中で、話の中心が完全にナナワライ・弟子・実子達方面にシフトしレオン君の「蚊帳の外」具合は更に加速していく。

暗黒の力に飲まれ漆黒の竜騎士へと変化したり、その後自らの迷いを断ち伝説の竜騎士へと光戻りしたり、さらに何処かの時間軸をカットアップした放浪の竜騎士時代の姿も登場したりとかなり派生登場は多いのだがストーリーは謎に包まれている。

 

Youは何しに「風陰の森」に?

先日配信されたオレカ野郎のストーリー解説により「ナナワライを討つため」に「何処か」から「風陰の森」へとやってきた事が遂に判明した。思い起こせば

序章=タンタ、1章=ダンテ、2章=ダルタ、4章=アレス、5章=アズール、6章=ダイヤ、7章=ヒエン

と3章以外の旧序章~7章の主人公のストーリーが出水ぽすか先生の「オレカモンスターズ冒険烈伝」にてコミカライズされているというのに、何故かレオン君のみが存在しない。ちょっとまってくれ…なんだ、この不遇っぷりは。

★2の通常のレオン君が

「オレは誇り高き竜騎士団の兵士!」

と、口にしているのだがこの竜騎士団がどこに存在するのかは謎であり、それぞれの主人公の所属が判明する中で竜騎士のレオン君は未だにオレカ界のどこの国をレペゼンしてやって来ているかも不明だ。

オリエンタルな雰囲気漂う森とは少し毛色の違う雰囲気で、オレカ野郎にて「姿の違う竜に戸惑うレオン君」的な話も出ていたので、個人的にはどこか別の章から派遣されてきたのでは?とも感じている。

レオン君の出自はもはやオレカ界七不思議の一つと言っても過言ではない。

 

おさらい

そんなレオン君が暗黒の力に身を染めた漆黒の竜騎士レオン、とてもカッコイイから育成するぜ!…………と育成しブログに記録し始めてから2年の歳月が経った。

その頃の記事↓

オレカバトル:3章 漆黒の竜騎士レオン 再育成・考察 その3 - くるめろとは違う

 

最後に記事をアップしてから1年半、レオン君の育成を辞めていたわけではなくむしろ積極的にスキャンしていた。しかしながら、これまでのカードは完全に煮詰まり「ならば一度カードをLV1へと巻き戻し再育成をかけたほうが早いのでは!?」と決心、現在開催中の銀月のルシフェルと金陽のミカエル杯へ参加できる「戦士族」だった為速攻でLV1へ巻き戻し再育成をしてみた。

 

現在の漆黒の竜騎士レオン

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右側が現在の漆黒の竜騎士レオン、これまで育成していたカードが左となっている。

 

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これまで僕はリールの構成を上記のようにしようと思っていたのだが、そもそも2年も前のものでキャパの認識も甘く色々な不可能が詰め込まれている。4リールもコスト的に限界で現在のカードの構成でキャパシティは使いきっているようであり、このコマンド構成は単純に不可能だ。

 

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こちらが改訂版。レオンくんのリールキャパはかなり少なく3リールはミスを入れなければ4つ目の移動が入らない可能性が高い。なのでダブル変化を待ちつつ、こうげき!→こうげきの劣化も待つというかなりハードな内容に。あるいはこうげき系はそのままに下段3つを★★★→★★★★にするだけでも十分なのかもしれない。

黒竜の絆をもう一つ入れるのであれば「必殺の一撃」を「黒竜の絆」へ変化させ、ミス1・絆2・会心1・必殺2の構成。僕のレオンくんはコマンド潜在のため、これが限界のようだ。

 

主人公今昔

オレカバトルの初期主人公達はコマンドキャパシティやステータス、技効果など全体的に結構な調整を受けているイメージが強く、この漆黒の竜騎士レオンもその1人だと感じている。

そしてそこから比べると昨今はかなり多くのトリッキーな固有技や決定打となる必殺技を持った主人公が増えたとも感じている。僕はこの強化された最近の主人公たちも好きだが、しかしながら技も少なく、ステータスもそう高くはない初期主人公達のリスキーさも好きだ。

 

初期オレカバトルでは圧倒的な正義の力<悪の力の図式が色濃く、だからこそ魔王系が絶大な人気を誇っていた認識が強い。

しかし、この正義よりも強大な力を振るう悪と、小さな正義が巨大な悪にどれだけ抗えるかという王道な展開は熱く、また勝利に伴う「犠牲」がオレカの世界をよりリアルに体感できる要因だとも感じている。

オレカは常に「犠牲」と向き合うストーリーなのではないか。快勝はありえずに、常に勝利のための犠牲がつきまとうリアルな世界、ダンテはアズールを倒すために悪の力で自身を犠牲にしダルタンもまた未来の為に自身を犠牲にした。

*初期主人公たちはほぼ100%闇堕ちしているが、昨今はその闇落ちが「ライシーヤ・カマエル・オロシ」等の主人公の関係者達へとシフトしているようにも見える。

 

選択肢はなかった

既に光の道へと戻ったレオン君の漆黒時代も同様で、彼の勝利セリフ

「俺は、すべてを犠牲にしてここまで来たのだ…」

この台詞にオレカのロマンが凝縮されていると感じている。強さを手に入れるためであれば何かを犠牲にすることすらも厭わない勝利への渇望と、その為に進んでいく孤独の道。それは彼等の冒険が始まる際に「望んでいた未来」とは遠くかけ離れてしまっていたようにも見える。

そこまでして手に入れた力は昨今のモンスター達と比べてしまうと決してだいそれたものではないのだが、彼等は何かを犠牲にしなければその力を手に入れることは許されなかった。その儚さや悲哀に、強く心を揺さぶられてしまうのだ。