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オレカバトル:雑記 新時代へと走りだそう

 オレカバトル「雑記」

 

どうもこんにちは、くるめろです。今回のブログはちょっとシリアス、宇宙の電波を傍受しその交信の内容をキーボードに乱打した結果生み出されるいつもの奇文を楽しみにしてきた方には非常に申し訳ないのだがノージョークのお話を少ししたい。なんでかって、最近のオレカプレイがあまりにも焼け野原でそうなると、壁の一点を見つめ思いつめるくらいしかやる事がなくなるからさっ!

 

僕こそがミスター・ミスだった

先日Twitterにて独り言を文字通りつぶやいていて思い出したのだが、現在進行形でストーリーが展開している新6章から遡ること1年前、旧6章において僕は称号「ミスター・ミス」の名を欲しい侭にしていた。この頃の僕ときたらコマンドは常に明後日の方向(*ミス)へと引き込まれて行き、レアアイテムは一切落ちることがなく、コマンド変化は冗談じゃ済まされないレベルに死んでいた。

さらにそんな惨状を乗り越えてカード取り出し口に手を伸ばし、カードを確認するとそこには

「ミスター・ミス ○○○○ の魔帝アブシール」

の文字。

こんな状態が冗談抜きで3ヶ月続き、この魔の旧6章の最後の頃には本気で「コナミが僕にオレカを引退させようとしているに違いない」とゆんゆんとレディオウェイブを発していた。

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*旧6章の頃に使用していたカードの束はミスターミスだらけ。

 

シャイな魔皇達

旧4章から始まった旧7章までの「裏属性章」は今考えるとなかなかヘヴィな内容となっていて、まずラスボス枠である魔皇の条件がヘヴィ。例えば4章・魔皇ラフロイグはチビムウスと★3アレスをスキャンし双方がLV10でないとゲット出来ず、また特定のモンスターがいないと登場しない仕様にて新5章ボス・クジェスカが登場。

そんなシャイな魔皇達の隆盛の中、満を持して登場した魔皇トカイ・邪帝トカイ。個人的にオレカ界にて最大の遭遇難易度を誇ると感じるこのトカイだが、邪帝にもなると

主人公の★3ダイヤと★4ホワイトドラゴン

を入れなければ出て来ないというハードルの高さ。

ボスに会うためにはドラゴンの卵から★4へと育てないといけないって、今考えたらそれはもうハードル高いというか、走り高飛びだ。

 

さらにこの走り高飛び棒高跳びの次元へと高めてくれる要素がここには隠れていて、邪帝トカイを引きずり出すために必要な★4ホワイトドラゴンの作成には

  • ボス・ダイヤのレアアイテム「光のダイヤ」
  • ボス・ホワイトドラゴンのレアアイテム「ドラゴンパール」
  • 2つを合体させた超レアアイテム「ホワイトクリスタル」が必須。

そしてこの頃前述の「レアアイテム落ちない病」を発祥していた僕は何度挑んでもホワイトドラゴン作成のためのレアアイテムがまったく落ちず、邪帝トカイに挑めたのは実に旧7章解禁直前の頃。もはや手に入ったところで燃え尽きており、僕はこのようやく作成できた邪帝トカイをスキャンした記憶すらない。

*さらに、補足するのであれば以前のオレカバトルにおけるレアアイテムのドロップ率は、体感などを超越して真に落ちづらかった。最近は勝利すればたいていの場合はレアアイテムが落ちるが、以前は勝とうが負けようがなかなか落ちなかった。

2013年5月から12月までのこのブログの空白の期間は完全にこのサッドなウェーブに起因している。このように相当サグい状況だったこの頃は「し」と「ね」の2文字で構成されるワードがしか頭に無かった。

 

そう考えると現在のオレカバトルは随分とやさしくなった様に感じる。いや、優しくなったという言葉は自身のマゾ感を煽るような寒い自虐になりかねないので、フラットに表現するのであれば「少しまともになったが、十分異常」くらいの温度感。

随分と長くなったが、ここまでのクライシスは無くともあなたにも「オレカにおける低迷期」というか「迷走期」を感じることはあるかと思う。会いたい敵モンスターに会えずにドツボにはまる、アイテムが落ちずにドツボにはまる、コマンドが良化せずにドツボにはまる。オレカバトルにおけるこの「ドツボ」の配置は紛争地域の地雷原さながらであり、僕やあなたであるバトラーはこの地雷原を日々素っ裸で駆け抜けて行く。そんなスリルを感じる。

 

奇跡の価値は

そんなアイテムドロップの事をつらつらと書いてみて改めて、そもそも大前提としてオレカバトルには勝利へのご褒美的なものが大幅に欠落しているように感じる。

例えば僕がよく引き合いに出す「ヒーローバンク・アーケード」。このヒーローバンク・アーケードでは強くなっていく事への大前提が「敵チーム・ボスとのバトルにおける勝利」であった。自身のキャラクターを強化していく場合、

  • 敵とのバトルに負けた場合よりも勝利した際のほうがより多くレベルが上がり
  • キャラクターを進化させるためには”指定のキャラを使用しボスに勝利”する必要がある

だからこそ、僕は口の中に毒霧を仕込み、タイツの中に栓抜きを潜ませるような、そんな若干のアウトローへと傾いても勝ちに行き、泥臭いファイトスタイルにて死に物狂いで勝利を奪い取ってきた訳で、敗北した際には何が足りなかったのかと本気で反省した。いい年の男性がキッズゲーを通して本気で反省。

このヒーローバンクのシステム、個人的に凄く「健康的」だと感じる。レアなカードが欲しければバトルに勝利する、勝利するためには敵を研究し対策を立てる。強いカードを手に入れるためには解決方法が有り、思考は結果へと繋がる。

 

しかしながらオレカバトルでは、レアアイテムは緩和されはしたものの勝利=ゲットではなかった部分があり、バトラーが期待を膨らませるコマンド変化もバトルの勝敗に起因しない。さらに、昨今はコマンド操作すらも意図していないミスへと滑り込む事が多々ある。

*このミスへの滑り込みもまたオレカの謎であり、ボスへ挑んだ際に開始後数ターンそんな状況が続くと申し訳ないがバトルへの熱中度は激減し、ものすごく投げやりになってしまう。モンスターは言う事を一切聞かず、筐体に100円を投資したはずなのに、一人置いていかれるような孤独感すら感じる。

すべては確立の世界であり、コマンドは何故か意図しない場所へと滑り込んでいくようなことが増え、研究による勝利でアイテムゲット→カード化やコマンド良変化を得られるわけではない。

 

つまり前述のドツボにはまってしまった場合、ヒーローバンクでは対策の練りようがあり、考える事によって強いカードを手に入れる事が出来るのだが、オレカバトルにはこれといった対策が無い。ボスに勝とうが負けようが、自身のカードを一歩先へと推し進める強くなる提案やアイテムは結果としてランダムなのだ。

 

このコマンド変化の浮き沈み、というかほぼ沈み続ける僕のコマンドUボートもすっかりとルーチンワークと化しその一喜一憂の「一憂の連続」にも最近は熟れたもので、「★★→★★★ →ためる」の変化に「いいえ」を選択する際に鼻歌が出てくるのもを時間の問題だ。

 

新時代へと走りだそう

このヒーローバンク・アーケードとオレカバトルは双方ともに「カードをその場で印刷し排出が出来る次世代のカードゲーム機」だ。今も存在するカードに配列がありその中の恐ろしく強い激レアカードを運で引くわけではなく、ゲームをプレイし自身の手でその強い激レアカードを勝ち取っていくのが印刷式の醍醐味であり新時代のカードゲームであって、未来ってこうだよね~!と感じている。

しかし、自分の中で考えをまとめて行けば行くほどに、オレカバトルはこの「自身の手で~」の部分から遠ざかって行き、様々な「大きな力の働いたコントロール」を甘んじて受け入れだしている自分に時折不安を感じないわけでもない。

「バトル」と「育成」はリンクせずに大きく剥離し、バトルで遊んだあとに育成のくじ引きがオマケでついていくるようなそんな状況に。

 

個人的な意見としては、100円玉を筐体へと滑り込ませた時点で、勝つか負けるか・コマンドが強くなるか弱くなるかはまだわからない、ゲーム開始の時点で僕達のモンスターは無限の可能性を持っている。その100円が激レアカードへの切符になるかどうかはプレイヤーの手腕によるものであって欲しい、バトルに自身の技術を介入する事で進むべき未来を作っていく形に収まって欲しいとも感じたりもする。

 

必死に育てたモンスターのコマンドが何故かミスへと引き込まれて行き、そのバトルに勝利したところで、アイテムが落ちるかは確率であって、技の変化も勝っても負けてもランダム・そして往々にして求めていないコマンドの変化が連続する。

そしてまたレアアイテムのドロップを狙い、良い技への変化を求め、次の100円玉を投入する、投入する、投入する。

これは存在するカードの束の中の激レアカードを狙う事とは、まったく違う事なのか。日頃手放しで礼賛してはいるものの、僕はカードの束の中に光る一枚の激レアを連コインして引き当てる時代へと逆行していっているのではないかと、勝手に不安になるのであった。