くるめろとは違う

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オレカバトル:新4章 煉獄帝アレスに渦巻く炎

オレカバトル新4章『灼熱の煉獄』より

 

求む、モーリーファンタジー台北

またまた私事で恐縮なのだが今週いくんですよ、台湾。年始頃にお誘いを頂いて「あぁ~、イイっすね~台湾。行きたいっすね~……………行けたら…ッ!」と元来の逃げグセをこちらでも遺憾なく発揮していたのだが、「くる太郎君、チケット取っといたから、パスポートのコピー送ってね~」と先月頃に連絡があり、「アレぇ!?僕行くなんて明言したっけぇ!?」状態からの、このタイミングで台湾行きが決定した。

そうと決まれば、オレカバトル公式の「遊べるお店情報」からモーリーファンタジー台北店を検索だ!と、検索をかけてみたものの勿論そんな店舗は存在せず(というかプルダウンの地域表示は当然ながら日本国内のみとなっており)、おいマジかよ!このタイミングで週末オレカ出来ないとか辛すぎだろと落胆している。

普通であれば「いや、異国を楽しめよ」と思われるだろうが、こちらのブログへと足を運んで頂いているあなたにならわかって頂けると思う。…我慢できないのだ。(2回め)

 

煉獄帝アレス炎上

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遂に覚醒してしまった大覚アレス。その肌は焔のように赫く揺れており、鎧は金を基調に赤を散りばめより灼熱に燃え盛る炎を連想させるルックスに。さらに煉獄皇時代から兜の装飾が変化し明らかにダークマターが、異常な数埋め込まれている。

僕のアレスは260/80/44の初期マックス個体だったが、最終SP-1に落ち着いた。コマンドの潜在能力は無し。

技だが

ロイヤルストレートフラッシュ・ウォーターブレイクは煉獄皇アレス時代から引き継ぎとなり新技に

 

  • 煉獄帝の本気

煉獄皇の本気と同様、発動後3ターンの間だけ「こうげき・こうげき!」をヴォルカイザーへと書き換える。発動中に再発動した場合はミス扱いとなり、効果の上乗せはない。

  • 帝煌剣ヴォルカイザー

単体指定200%打撃技。風属性に特攻があったので熱属性に見え、また特徴的な追加効果として指定した敵以外にも弱ダメージを飛び火させる。例えば敵チームが3体だった場合、1体に200%を与えその他の2体には30%程度の打撃を飛び火。ちなみにこの飛び火はどうも反射等の壁を貫通しているようにも見える。また、眠っている相手を起こすこともないようだ。

 

またしてもラフロイグに酷似

以前、煉獄皇アレスのブログにてイラストチェンジ後のアレスが魔皇ラフロイグに酷似していると書いたのだが、今回煉獄帝となったアレスはどうだろうか。

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こちらがイラストチェンジ前。玉座に腰を下ろすカットだがどうだろう。僕的には「うん、似てるっちゃ似てる。似てるでしょ?って見せられたら、あぁ~にてるね~って言うよね」位の感覚だ。しかし、似てる

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こちらがイラストチェンジ後。うん、完全に似てる。槍を持つ右手と前方へと振った手の構図がほぼ一致しており足の位置取りまでも酷似。アレス君はやはりファントムにのみこまれてしまったのか。

*余談だがアレス君のイラストは、ラフロイグのように膝下が切れているくらいによっても良かったと思う。

 

カットインとストーリーの行方

WEBの賢人達の手により現在確認されているありがたいカットインは2つ。

VS★4クロム・マーリン

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アレスを探していたクロムは遂に煉獄帝と化したアレスと対峙。コロコロコミックの紙面により彼等二人がラフロイグと王国(おそらくバビロア)の大戦を共に戦い抜いた仲間ということが判明したので、クロムはそんな盟友アレスが覚醒してしまった現在も彼の目を覚まそうとしているようだ。

しかし、アレスが覚醒に至った己の真実の真相が「自身に魔族の血が流れていることを知る」という引き金だった事が、こちらもコロコロコミックの紙面にて判明し、その真実を独り受け入れたアレスはこれまでの日常へと戻るつもりもないように感じる。

VSムウス

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さらにムウスとのカットイン。邪神チビムウスのカットインと言い、やはりムウスは今は敵対してるとはいえ、ラフロイグを共に討ち、自身を復活へと導いた少し歪な関係の仲間であるアレスを気にかけているようだ。

余談だが、ムウスは旧序章→旧4章→新序章→新4章と時を経るにつれて、人間側?(王国などの人型側)へと理解を深めているように見え、ドラゴンボールで言うところのピッコロさん的なスタンスすら感じる。なんだか、最近いい人だ。

 

煉獄帝アレスに渦巻く炎

この2つの新たなカットインと、これまでのカットインから僕が感じたのはアレスの”ポーズ”だ。アレスは改心を願って辿り着いた旧友や、宿敵であり共に戦った盟友であるムウスの忠告を本心で否定しているのではなく、ポーズとしての否定をとっているように感じる。

節々で「出て行け」と脅す姿には悲哀があり、煉獄帝となった今でも心の何処かで燻ぶる葛藤を自身の宿命で押さえつけ、「あるべき姿の煉獄帝」を演じているように僕には感じるのだ。煉獄皇時代の勝利セリフ「ふぅ…ここは寒いぜぇ…」と、必死にそのキャラクターを誇示し、自身の居場所は「灼熱の煉獄」だと自らに言い聞かせているような、そんな虚無感を感じさせないだろうか。

引き返すことが出来ないラインを踏み越えてしまった悲哀。個人的には大友克洋が描いた「AKIRA」劇場版のテツオに近い物を感じる。強大な力と運命を唐突に突きつけられ、受け入れることが出来ずコントロールもうまく行かずに、しかし倒れてしまったドミノはパタパタと止めることが出来ずに全てが崩れ落ちていくような悲哀。

その物語の中でテツオは親友であり主人公の金田というキャラクターと対峙しており、その戦いの終盤、その運命に自棄になり破壊を繰り返すもその後暴走する力を抑えきれず、テツオが放った言葉は

「かねだァ…たっ たすけて…くれ……」

だった。彼もまた力や宿命に飲まれ破壊に走る中で、最後に振り絞った言葉は元の日常へと戻りたいという渇望だった。

 

この退場セリフとも取れる部分で見ると、煉獄皇時代のアレスは

「クッ…体が冷えてゆく…俺は…まだ…」

と熱が冷めていく状況に対し、煉獄帝アレスの場合は

「熱い…熱い!体が…灼けるように…!」

へと変化。倒れても尚、熱は冷める様子がなく完全に彼を飲み込んでいってしまっているようにも見える。それは暴走する熱から助けを求めている叫びのように僕には見えてしまうのだ。

 

まだまだ謎が深まる新4章、これで終わりとか勘弁して下さい…。アレスに関してはもう少し考えをまとめてみようと思います。

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