オレカバトル：新2章 ラー様とかいう完璧超人

オレカバトル新2章『砂縛の解放』より

太陽神ラー

オレカバトル2次解禁まで1週間を切りそろそろソワソワとしだしている中いかがお過ごしだろうか？くるめろだよ。かっこいいじゃん育てよう！と新2章解禁から息巻いていた太陽神ラー様。実際に育成もしてはいたのだが、「うーん、これはどう書いてみたらいいものか…」と後回しにしてしまうほど、崇高さがにじみ出ていた。まず名前からして「ラー」のみ、アヌビスやイムホテプには冥界神・神官神の冠があるのに対しラー様は「ラー」。なんだかそういった装飾を取っ払った「ハイソサエティさ」さえ感じる。

ラー

こちらが僕の現在育てているラー様だ。コマンド潜在固体。

作成は神官神イムホテプ＋不死鳥フェニックスor冥界神アヌビスと作成難易度が高い合成が多いが、「スフクオアシス＋魔人イフリート」でも作成が可能なため単純捕獲に近いモンスターでのこちらの作成がお勧め。

技はこうげき～必殺まで覚え、熱属性の全体攻撃フレア・スーパーフレア、物理禁止などを稀に撒く全体攻撃太陽風、さらに火属性の攻撃力を高める太陽賛歌等技のバリエーションに富んでいる。

太陽賛歌からのスーパーフレアは風属性殺しとも言える驚異的な威力となるので、気は早いかもしれないが新3章にて活躍が期待できるモンスターでもある。

ラー様色々

オレカバトルにハマりだすとキャラクターのルーツを調べ始めてやたらと神話に詳しくなる。これまでにも色々と調べてきたがラー様も然り。なんだか崇高なラー様のルーツを調べてみると中々に面白い。

ラー様の聞きかじりのガイドライン

そもそもラー様は太陽の化身であり日の出から日没の1日の中で「死と再生」を繰り返す不死の存在。日の出にはタマオシコガネの姿で現れ、日中は隼の姿で空を駆け巡り、夜は雄羊の姿で死の世界(夜)を旅するのだという。また太陽そのものとして扱うことも多いらしく太陽＝光の存在は宇宙の始まりとも考えられていたようで彼こそが宇宙を創造したと捉えられる事もあると言う。

また様々な神様と政治的な習合(合体的な？)を繰り返しているようで、隼の姿をモチーフにした天空神ホルスとの習合も果たしており、このホルスとの習合を果たしたラー様、その名もラー・ホルクアティのお姿はWEBにてラー様を検索するとよく出てくる比較的ポピュラーなお姿のようだ。そんなわけでラー様の頭からニョキニョキと生える翼はこのあたりがベースとなっている模様。また、EX技に出てくるホルスとはこの事で、超EXに出てくるアメンの名も同様にラー様と習合を果たした神を指す。

＊ラー・ホルクアティ。一般的にラーはこの姿で登場することが多いみたい。

鎮座する頭飾り

さらにオレカのラー様の額に鎮座する太陽円盤と巻きつく2匹の蛇は、このホルスとの習合を果たしさらに強大となった力を象徴しているらしく、太陽円盤はファラオが統治する上エジプトの象徴であるハヤブサ(＝ホルス)が冠している物で、そこへ巻きつく蛇は下エジプトを象徴しており、2つのモチーフの同居は上下エジプトの統治の証でもあるのだという。

持ってるボーダーでオシャレな棒状のアレ

所持しているもので言えば、彼が攻撃にて使用するあの棒は船のオールであり、これはラー様が天空を駆る船「太陽の舟」に乗っていた事に起因するのかと思う。

＊太陽の舟に乗るラー様。割とかわいい。

太陽賛歌

古代エジプトにて死者と共に埋葬されたという｢死者の書｣(今昔ジャパンで言うところのお経的なもの)にはラー様の存在と彼への祈りが何度も登場し、その冒頭は「太陽賛歌」で始まっているのだそうだ。

なんか偉大！あんまりイジったら駄目な感じ！

すごい。すごい偉い人っぽい。これは弄ったら駄目な感じがにじみ出ている。ギリシア神話からのアポロンは皆さんご存知の放蕩ぶりだったり、北欧神話はそもそも根本からしてかなりぶっ飛んでいるのに対してラー様のにじみ出る崇高さのルーツが辿れたと思う。そんなラー様は神官神イムホテプや冥界神アヌビスとのカットインも存在しているんだけど、こちらもノージョーク。この人達いつだって真面目で怖い。

＊先程カットイーンってミスタイプしたんだけど途中を「ー」で伸ばすと神々しくなる事が判明。カットイーン神。ここはクルメローンのオレーカに関するブローグ。あ、やっぱりなんか崇高。

なんだか今日はとても教育的な内容になったよね。いい子はもっといっぱい調べて是非エジプト神話への見識を広めてほしい。絶対に小中高までのテストには出てこない。しかし日々は続く。ついに発売が決定した出水ぽすか先生のオレカモンスターズ冒険列伝の新刊をチェックしなくてはいけない。絶対に！

オレカバトル オレカモンスターズ冒険烈伝(3) (てんとう虫コミックス)